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ネトルごはんの養生|くしゃみが出る前に、台所からできること

——台所は、確かな入口。
くしゃみが始まる前の、ネトルごはんという養生。

喉の調子がいまひとつだったり、
抜歯した歯の奥が、まだ少しだけ気になったり。

最近は、花粉症の本番にはまだ早いはずなのに——
外に出るとふいに、鼻水が出たり、くしゃみが出たりするようになりました。

問題なのは、講座で話しているときや、人と会話しているときの、あのくしゃみ。

止めようと思えば思うほど、むずむずして、
結局「すみません」と小さく謝ることになる。

たいしたことではないけれど、
地味に、集中力を削がれる瞬間です。

この間、メンバーシップの記事として、
花粉症と食養生について書きました。

今日はもう少し手前の話を。

体質改善、というほど大げさなことではなく、
ただ、いつものごはんを少しだけ変える。

そんな台所の話です。


私がよく作るのが、「ネトルごはん」。

作り方はとても簡単です。

お米を研いで、いつも通り水を入れたら、
ミルなどで細かくしたネトルのハーブティーを少し加える。
だし昆布と、塩をほんのひとつまみ。

あとは、普通に炊くだけです。

ネトルは、味にくせが少なく、
どこか緑茶に似たやさしい青さがあります。

鉄分やミネラルが豊富で、
花粉症の時期や、更年期、生理中、貧血が気になるときにも、
そっと寄り添ってくれるハーブ。

私は、ハーブティーとして飲むよりも、
こうして料理に使って、まるごと食べてしまうほうが好きです。


炊きあがったごはんに、軽く塩をふって食べてもいいし、
おにぎりにしてもいい。

白だしや薄口醤油、しょうがを少し加えて、
炊き込みごはんにするのも気に入っています。

梅干しや、ちりめんじゃこと合わせてもいいですし、

脂溶性の成分も一緒に摂りたいときは、
お好みの野菜を千切りにして、
ごま油で炒めた野菜と一緒に炊き込むのもおすすめです。

私の定番は、
ネトルごはんのおにぎり(梅干しと塩昆布)、
具だくさんの豚汁、
菜の花や、せり、白菜のおひたし、
そして緑茶。

花粉症には「べにふうき」緑茶も良いとされますが、
あの独特の渋みが少し苦手なので、
私は、普通の緑茶にしています。

特別なことは何もしていないけれど、
食べ終わる頃には、体の内側が、静かに整っている感じがします。


今日の小さな養生|体の浄化に、ネトルごはん

【材料(2合分)】
・お米 2合
・ネトル(細かくしたもの)小さじ1~2
・だし昆布 5cmほど
・塩 ひとつまみ

あとは、いつも通り炊くだけです。
子供たちは苦手みたいですが、
炊飯器からのぼる蒸気とともに、
ネトル独特の香りがして、私は気に入っています。

ドイツの春季療法では、
ネトルは「体を掃除する植物」とも呼ばれ、
花粉症の時期には欠かせないハーブのひとつ。

ただし、利尿作用があるので、
夜ごはんよりも、朝やお昼がおすすめです。

特に、私くらいの年齢になると、
夜中のトイレ問題にかなり直結します。

体にいいものほど、暮らしのリズムと一緒に考える。
それもまた、養生なのだと思います。


くしゃみを完全に止める方法はなくても。

今日のごはんを、
少しだけ整えることならできる。

台所は、いつもいちばん静かで、確かな入口です。

寒さはまだ厳しいけれど、
徐々に春の気配が近づくこの時期。

体の中にも、そっと風を通してあげるような気持ちで、
取り入れてみるのもおすすめです。

ネトルの緑が、
お米にほんのりと色を添えてくれる様子は、

炊飯器の蓋を開けるたびに、
「春を先取りした」ような、
小さなしあわせを運んできてくれます。

皆さんの台所にも、
優しい風が届きますように。


※今夜は、メンバーシップの方で、
もう一歩だけ踏み込んで、
「四体液質から見た花粉症のセルフリーディング」について書く予定です。

自分の体質を通して眺めてみると、
ネトルがなぜ「今の自分」に合っているのか。
その理由も、少しずつ言葉になっていくかもしれません。

🔳 12月|冬の養生 記事まとめ▼
冬のあいだ、喉や鼻の乾燥、
台所での養生について書いてきた12月の記事を、
まとめてあります。


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