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時間のたったドライハーブ、捨てる前に見直したい使い方

メンバーさんから、こんな質問をいただきました。

封を開けて時間のたったドライハーブ。
もったいないのですが、もう飲めないのでしょうか?

ハーブが好きな方ほど、
きっと一度は迷うことのある問いではないかと思います。

見た目にはまだきれい。
香りも少し残っている。

けれど、開封してからそれなりに時間がたっている。

捨てるのは惜しいけれど、
飲んだり料理に使ったりするのは、なんとなく気がひける。

そんなふうに迷うこと、ありますよね。

今日はこの質問をきっかけに、
時間のたったドライハーブとの付き合い方について、
少し整理してみたいと思います。

ドライハーブは、生の植物のように
すぐ傷みが見えるわけではありません。

そのため、かえって判断がむずかしいものです。

ですから、開封して時間がたったからといって、
すぐに一律で「もう飲めない」とは言い切れません。

まずは状態をよく見て判断することが大切です。

まず見ておきたいのは、

✅ 香りがしっかり残っているか
✅ 色が極端に抜けていないか
✅ 湿気を含んでいないか
✅ カビっぽい匂いや違和感がないか

このあたりです。

ドライハーブは、時間がたつと、
まず香りや風味が少しずつ落ちていきます。

ですから、
「すぐに危険かどうか」だけではなく、

気持ちよく使える状態かどうか

という見方も大切だと思います。

何人かの生徒さんから聞いた話の中には、
保存瓶の中で、よく見ないと分からない小さな虫が湧いていた、
というものもありました。

チェックしてみて、
少しでも違和感を感じた場合は、
もったいなくても処分するのが安心です。

問題がなさそうだから飲んでみよう、と思ったとしても、
時間のたったドライハーブは、
香りや風味、味わいが落ちていることがあります。

そのため、以前と同じようなおいしさや満足感は、
得にくいこともあるかもしれません。

そういうときは、
スープや煮込みなどの料理に、
少量使ってみるのもひとつの方法です。

それでも、口にすること自体に
迷いが残ることもあると思います。

そういうときは、
無理に口に入れなくても大丈夫です。

ハーブは、飲むこと以外にも、
暮らしの中でいろいろな楽しみ方ができます。

たとえば、フェイシャルスチーム。

大きめの器にハーブを入れて熱湯を注ぐと、
やわらかな香りが立ちのぼります。

顔まわりに湯気を感じる時間は、
気分の切り替えにもなります。

手浴や足浴に使うのも、よい方法です。

お湯にハーブの香りが移るだけでも、
思っている以上にほっとすることがあります。

精油を少し足して、
即席のポプリのように楽しんだり、
布袋などに入れて、防虫や消臭のサシェにしたり。

また、乾燥が気になる季節には、
大きな器にハーブを入れて熱湯を注いだり、
鍋にドライハーブと水を入れて、
ふたをせずにやさしく火にかけたりして、

香りを楽しみながら、
部屋に少し湿り気を足す使い方もあります。

「飲むのは少しためらう。
でも、そのまま捨ててしまうのも惜しい」

そんなとき、
別の形で最後まで楽しむという選び方があってもいいのだと思います。

ただし、ここでひとつ
注意しておきたいことがあります。

ハーブを熱湯で抽出したあとの液体は、
時間がたつと酸化や成分の変化が起こりやすくなります。

場合によっては、
肌への刺激につながることもあります。

そのため、フェイシャルスチームや手浴、足浴などに使う場合も、
作り置きはせず、
その都度使い切るのがおすすめです。

とくに、時間のたったハーブで作った抽出液を、
あとから入浴剤として再利用する、
といった使い方は避けたほうが安心です。

実際には、こうした再利用をされる方も少なくないため、
日ごろから気をつけたい点としてお伝えしています。

ハーブは、植物の力をいただくものですが、
同時に、状態を見ながら
無理なく付き合うことも大切なのだと思います。

「もったいない」という気持ちは、
とても自然です。

だからこそ、
飲むか捨てるか、の二択だけで考えなくてもいい。

今の自分が心地よいと思える形で、
そのハーブとの時間を静かに終えていく。

そんな使い方も、
暮らしの中のやさしい知恵のひとつかもしれません。

私自身は、
できるだけハーブの香りや状態を保てるように、
保存方法にも少し工夫をしています。

そのことについては、また別の記事で、
あらためてまとめてみたいと思います。

―――――

今日の小さな養生

迷うドライハーブが出てきたら、
まずは袋を開けて、香りを確かめてみましょう。

「まだ飲めるか」だけでなく、
「今の私が心地よく使えるか」で見てみる。

そんな見方も、
日々の小さなセルフケアにつながっていくように思います。

🔳 2月|冬の養生 記事まとめ▼

季節のゆらぎの整え方や養生については、こちらのまとめ記事にも書いています。

また、四体液質やヒルデガルトの自然療法から見た、
季節の不調についてメンバーシップで少し深く書いています。

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