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失敗からの養生|乾いた喉の朝に、ハーブティーと固まったはちみつと。

朝、目が覚めたとき、
喉の奥がひりっと乾いていました。

声を出そうとすると、
ほんの少しだけ引っかかるような違和感。

ああ、やってしまったな、と後悔。

昼間、誰もいない寝室の窓を
換気したまま閉め忘れていたこと。

冷えきった部屋を
あわてて暖めようとして、エアコンをつけたこと。

そして、たぶん……
タイマーを入れたと思ったけど、
忘れたまま朝まで運転していたこと。

極寒と、乾いた温風。

冬の夜の失敗は、
たいてい翌朝、体のどこかに小さな印を残します。

私の場合、それはだいたい喉です。

こんな日は、
決まってハーブティーを淹れます。

セージと、タイムと、カモミール。

そこに、その日の体調を見ながら、
少しだけ別のハーブを足したり、引いたり。

湯気の立つカップを両手で包むと、
それだけで喉の奥が少しゆるむ気がします。

さて、はちみつを入れよう。

そう思って瓶のふたを開けた瞬間、
少しだけ、がっかりしました。

……固まっている。

スプーンを入れてもびくともしない、
本物の証拠のような、冬のはちみつ。

仕方なく、
スプーンでガリガリと削って、小皿へ。

そのままハーブティーに溶かしてもよかったけれど、
今日は乾燥が強いせいか、なんとなく、

「舐めながら飲みたいな」

そんな気分になりました。

削ったはちみつを、
ほんの少しずつ口に含み、
ゆっくり溶かしながらハーブティーをひと口。

まるで、天然の甘いお菓子みたいです。

湯煎すれば、
すぐに元のとろとろに戻ることは知っています。

でも、自然に固まったのなら、
今日はこの形のままでいいかな、と思いました。

食べられないわけでもないし、
喉の粘膜を守るには、
むしろこのほうがゆっくり効いてくれる気もします。

熱を加えれば、
香りも、酵素も、少しずつ変わってしまう。

それが悪いわけではないけれど、
今日は「そのまま」を、選びたいなと思いました。

体の声に合わせて、淹れ方を変える。
食べ方を変える。

そんな小さな選択の積み重ねが、
冬の喉を、静かに守ってくれる気がしています。


今日の小さな養生

  • 乾燥した朝は、ハーブティー+はちみつをゆっくり

  • 固まったはちみつは、無理に溶かさず「舐めるケア」に

  • 喉の違和感は、悪化する前の合図として受け取る


喉の不調は、派手ではないけれど、
暮らしの質をそっと下げてしまうもの。

だからこそ、薬の前に、
まずは一杯のお茶と、少しの甘さから。

今日も、体の小さな声を
聞き逃さない一日にしたいと思います。


🔳 12月|冬の養生 記事まとめ▼

冬のあいだ、喉や鼻の乾燥、
台所での養生について書いてきた12月の記事を、
まとめてあります。

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