見出し画像

春キャベツは、湯気で食べる。――ローズマリー香る、せいろ蒸し

スーパーに行くと、春キャベツが並び始めていました。

新じゃがいもに、新玉ねぎ。菜の花……。
まだ外の空気は冷たいのに、売り場の一角だけ、少しだけ春の色をしています。

春は3月から、と言うけれど。
台所には、もう先に春が来ている。

そんな気がしました。

春キャベツは、冬のキャベツよりもやわらかくて、甘い。

だからそのままサラダにして食べるのも好きだけど、
まだ寒さも残るこの季節には、せいろ蒸しにするのはいかがでしょうか?

私は、せいろ蒸しは料理というよりも、
「整える時間」に近いのではと思っています。

鍋にお湯を張り、火にかけて、湯気が立ち上がるのを待つ。
その間に、春キャベツを切る。

ただそれだけなのに、
台所の空気が少しずつ変わっていく気がするからです。

今日はそこに、ローズマリーを入れてみました。

ローズマリーは香りが強いので、葉を直接食材にのせると、
当たった部分だけ香りが強く出ることがあります。

だから私は、枝ごと鍋の湯に入れて、
蒸気に香りを移す方法が好きです。

香りが「尖らずに」広がって、
春キャベツ全体が、やさしく包まれます。

香りと甘味の、ぬくもり。
それだけで、心も体も、ゆっくりほどけていく気がします。


🔳 今日の養生レシピ

ローズマリーの湯気で蒸す「春キャベツ」のせいろ蒸し

🔳 材料(1人分〜好きなだけ)

・春キャベツ(食べたい分)
・ローズマリー(枝ごと)1〜2本
・塩、こしょう
・オリーブオイル
・(お好みで)レモン

作り方

① 春キャベツを芯ごと8等分に切る
② 鍋に水を張り、ローズマリーを枝ごと入れて沸騰させる
③ せいろに春キャベツを並べ、中火3分+余熱5分蒸す
④ 塩こしょう+オリーブオイル。お好みでレモン


ローズマリーは、入れすぎると香りが強くなります。

最初は1〜2本からはじめてみてください。
「足りない」と思ったら次回、少し増やすくらいがちょうどいい。

香りは、控えめなくらいが一番上品だと思います。


おわりに

春キャベツを蒸している間、
湯気の中にローズマリーの香りが混ざります。

その香りを聞きながら、ただ待つ時間が好きです。

体を変えるために、何かをがんばるのではなく。
季節が変わる前に、台所で、少しだけ呼吸を整える。

そんな小さな準備が、春のゆらぎにはちょうどいい気がします。

春キャベツは、湯気で食べる。

それだけで、少しだけ体が軽くなる日があります。



🔳 1月|冬の養生 記事まとめ▼

寒い季節に書いた養生記事を、ひとつにまとめています。
よかったら、冬の棚を覗いてみてください。

花粉症や季節の不調については、メンバーシップで少し深く書いています。
必要な方は、そっと覗いてみてください。


いいなと思ったら応援しよう!