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元上司の誘いでGAFAMへ出戻り、6年働いて最後にPIPを食らった話 #1

GAFAM…

それは選ばれた優秀な者のみが入れる場所。 そこにいるだけで優秀者の称号が与えられるところ。 キャリアのファストパスがもらえ、高収入と豊かな暮らしが約束される場所……。

GAFAMで働いた経験のない方は、そう思うかもしれない。 でも実際は、そうでもないんだ。

僕はGAFAMの一角をなす会社で、HRBPとして累計6年勤務した。

「HRBP」という、少し特殊な仕事

HRBPというのは外資系企業によくある人事部門の役割だ。 人によって、あるいは会社によって捉え方は違うけれど、僕の理解は「部門付きの人事」ということになる。

日系の大企業の人事部門だと、採用、労務、教育、人事企画など役割が分かれていることが多い。対してHRBPは、担当部門の責任者から最前線の現場社員に至るまで、人事労務のあらゆる面でサポートするのが仕事だ。

現場社員からのハラスメント相談、経営者やディレクターへの組織開発の助言、時にはリーダーへの「ダメ出し」、退職勧奨を含む 問題社員の対応など仕事内容は多岐に渡る。

そう。結構、難しい仕事なんだ。

学歴なし、運だけで潜り込んだ「エリートの森」

ここで少し、僕のバックグラウンドを話しておきたい。 実は、僕は大学を出ていない。 最終学歴は、なんとなく入った「放送芸術系の専門学校」だ。

でも、周りの人の多くは国立大学や早慶上智、あるいは海外の有名大学を卒業していた。おそらく、当時のHRBPで大学を卒業していないのは、僕くらいだったんじゃないかな。

でも僕はとてつもなく「運」だけはよかった。

GAFAMの一角に入る前、僕は「北欧の青と黄色の箱」で11年働いていた。 そこは、学歴を問わない会社だった。 僕はそこでカスタマーサービス、マーケティング、そして人事と、あらゆる職種を経験した。

恐らく、外資系企業において「人事だけではなく、現場の最前線も知っている」というキャリアを評価してもらえたんだと思う。

そうして僕は、とにかくGAFAMの一角にHRBPとして入社することができたんだ。あまりの大変さに約1年半で一度は辞めたけれど、その後、元上司の誘いで再入社。昇格も経験して、合計で約6年働いた


そして「PIPへ」

でも、やっぱり甘くなかった。

業務量に忙殺され、適応障害を発症し、復帰も経験した。 そして最終的には、「もう一度やってみないか?」と声をかけてくれたはずの上司から、PIP(退職勧奨プログラム)を食らって退職した。

そんな僕の経験を、これから少しずつ話していきたいと思う。

最後に、一つだけ伝えておきたいこと

僕は、PIPを突きつけた会社や上司を全く恨んでいない。 むしろ、感謝すらしているんだ。

PIPによって、十分な特別退職金と有給休暇(ガーデンリーブ)をもらえた。 GAFAMでの経歴が生きて、見事今の会社に転職できた。 何より、あの場所で元上司と会社に、徹底的に鍛えてもらえた。

これまでの25年を超えるキャリアの中で、学びが一番多かったのは、紛れもなく「PIPを食らったこの会社」だった。

だから、もしあなたが「GAFAM・PIPの裏側」や「PIPを回避する立ち回り」を知りたくてここに来たのなら、僕の記事は違うと思う。

僕はただ、僕が感じたことを書きたいだけなんだ。目的なんかない。

これから何をどこまで書こうか、具体的な計画なんて全くないけれど。 もし興味を持ってくれたら、ぜひ読んでみて。そしてご意見や感想をいただけたら、僕はとても嬉しい。

つづきはこちら:
元上司の誘いでGAFAMへ出戻り、6年働いて最後にPIPを食らった話 #2

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