元上司の誘いでGAFAMへ出戻り、6年働いて最後にPIPを食らった話 #2
GAFAM入社前に働いていた「北欧の青と黄色の箱」
どこから書こうか迷ったけど、20年前に遡り、GAFAM入社前に働いていた「北欧の青と黄色の箱」への転職活動のくだりから書こうと思う。
なぜなら、「その場所」が僕の仕事観やキャリアに与えた影響は計り知れないからだ。もしかしたらPIPの話がすぐにでも聞きたいと思う方もいるかもしれないが、僕としてはこの場を借りて自分の人生やキャリアの棚卸したいと思っている。だから見守ってもらえるとうれしい。
さて、話を始めるとしよう。「北欧の青と黄色の箱」に入社したのはちょっとした友人との縁があった。当時29歳の私は、古着のバイヤーをフリーランスでしていた友人に連れられ、カリフォルニアに10日間ほどの旅行をした。サーフィンと彼の買い付けについていく旅だった。
僕は22歳からサーフィンをはじめて、今でもたまに楽しんでいる。海外ではバリやハワイでもサーフィンしたこともあるけど、カリフォルニアは格別だった。何しろ波がいい。ビーチから沖合まで美しく続くピア。砂浜で思い思いにくつろぐ人々、海沿いの洗練されたレストランやショップなど。すべてがデザインされているようだった。
その旅行の途中に、友人が「北欧の青と黄色の箱」に連れて行ってくれた。私はその巨大店舗の存在をそれまで知らなかったが、見たこともないカラフルでユニークな形の雑貨に目を奪われ、エリアによりドラマチックに変化する世界観に没入していた。そして広すぎる店で実際に迷子になった。
その時、僕は友人のお土産としていくつか照明を買ったと思う。ただ無知な僕は電圧の違いなど考えもしなかったので、友人はランプが使えずに「ただのごみ」となってしまっていたかもしれない。
「店内を歩いているだけで、その世界観に没入する感覚。」そのポジティブな衝撃を胸に帰国した僕を待っていたのは、灰色に見える日常だった。カリフォルニアの波と、あの鮮やかな青と黄色の世界。その余韻は、僕を静かに、でも確実に変えていた。
日常の世界に戻った僕だったが、カリフォルニアの波や、VINTAGE SHOPの洗練された商品、ティファナの喧騒などの余韻にひたっており、全く仕事に身が入らなかった。そして漠然と「友人のように英語を使って仕事がしたい」「世界につながる仕事がしてみたい」と思うようになっていた。
当時はLinkedInもビズリーチもない時代である。僕は「リクナビNext」で転職先を探していた。そんな時、「●●●ジャパン・オープニングスタッフ大募集中!」というタイトルで「その場所」が日本1号店のローンチスタッフを大募集をしていたのだ。
求人詳細を確認したところ、僕がカリフォルニアで行った「北欧の青と黄色の箱」の1号店の求人に間違いなかった。当時の僕には応募ボタンを押す選択肢しかなかった。
つづきはこちら:
元上司の誘いでGAFAMへ出戻り、6年働いて最後にPIPを食らった話 #3
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元上司の誘いでGAFAMへ出戻り、6年働いて最後にPIPを食らった話 #1
