デザイン|色が得意な人が見ている世界をのぞいてみる
こんにちは!
そっとねこです。
さて、今日こそ色のお話。
我こそは色が苦手って人、集まれ~!
え?前回騙されたから嫌だって?
うん、確かに前回はそのまま白黒の世界に連れていかれたもんね。
でも大丈夫、今回はガチです。信じて。
色が得意な人の「目」
みんな色の得意・不得意を「センスの差」で片づけてません?
でもね、ねこは思うんです。
色が苦手な人って、センスがないんじゃなくて、ちゃんと見てないだけなんですよ。
ねこも昔は配色でよく迷走してました。
でも色のことをちゃんと勉強していくうちに、「色をきちんと見るメガネ」を手に入れたんです。
これをかけると、見える世界がちょっと変わる。
センスがある人は、これが裸眼で見えてるわけです。
そもそも見えてる世界が違うんですよ。
ねこの友人に絵の上手い人がいるんですけど、人の顔描くときに青とか紫とかオレンジを塗るんです。
そう見えるんだって。
血色のニュアンスを拾って、それを強調して塗ってるんですよね。
今日はね、こういう色が得意な人がどう見えているのか、感覚の翻訳にチャレンジしてみます。
みんなもメガネをかけてみよう!
感覚を翻訳するツール「色の三属性」
みなさん、色を見るとき「明るい」「濃い」みたいな感覚でなんとなーく捉えてません?
色が「見える」人ってもう少し豊かに見えてるんです。
でも感覚なのでね。説明が難しい。
そこで、今回は「色の三属性」っていう、色を体系的に見るためのツールを使いますよ〜。
色の三属性っていうのは、
色相…赤か黄色か緑かみたいな色のカテゴリー
明度…明るいか暗いか。
彩度…鮮やかかくすんでるか。
この3つの掛け算で、すべての色ができています。
これを頼りに、感覚の翻訳をしていきます。
詳しく見てみましょう!
色相を見る目
色相は、いちばんイメージしやすいですね。
赤、オレンジ、黄色、緑…みたいな、色鉛筆の並びを思い浮かべてください。

だいたいこんな図で表されるんだけど、当然この間にも色は存在するわけで。
色が得意な人はその微妙な傾きを感じ取っています。
「このオレンジは赤っぽい」「こっちは黄色寄りだな」みたいに。
ピンクとかもね。
瞬時にこんな感じで認識してる。

イエベ・ブルベ診断って、まさにこの感覚ですよね。
肌の黄みと青みを感じ取って判断してるわけです。
いわば色の成分解析。
色の「方向」が見えているんです。
明度を見る目
明度はその名の通り、明るいか暗いかなんですが。
これは「濃い・薄い」で捉えちゃってる人が多いかな。

正確には、「明度を上げると白っぽく、下げると黒っぽくなる」です。
この明度、「明るい・暗い」だけを意識しがちなんですけど。
色が得意な人は、色同士の明度の差、つまり「コントラスト」も見ています。
明度が同じだと、色だけ見れば合いそうなんだけど、文字を書く時は読みにくい。
コントラストがないからね。

でも、明度に差があると文字がパッと浮かび上がる。

これは配色のときに役立つ感覚です。
さっきの絵が上手い友達も「確かに顔にいろんな色塗るけど、明度を間違わなければだいたい大丈夫」って言ってましたね。
自分の絵を白黒にした時に辻褄が合ってれば大丈夫ってこと。おもしろい感覚ですよね。
彩度を見る目
彩度って、慣れていないとちょっと感覚が掴みにくいかもしれません。

まず、混じりけのない「純色」が一番彩度が高い。
で、彩度が下がると、だんだん色が褪せてなくなっていくんですよね。
どんどんグレーに近づいていく。
彩度の高い色って蛍光ペンみたいな色ですね。
逆に彩度の低い色は、秋の服の色みたいな、こんなやつ。

よく「目立たせたい」て思うあまり、彩度を上げすぎる人を見かけます。
こういう光った色を選んじゃう。

でも彩度の高い色って、白背景だと眩しくて読みづらいんですよね。
ちょっとくすんでるほうが読みやすい。

わかりやすいように水色で説明したけど、実際は赤い文字でやっちゃってる人が多いね。
読みやすさだけでなく、「静かさ」「上品さ」を出したいときに彩度を下げたりします。
色の調整が上手い人は、イメージに合わせて「ちょうどいいくすみ」を操れる。
この彩度を感じ取れるかは、大きく差がつくところです。
色の地図
ところで。
明度を下げると黒に近づく
彩度を下げるとグレーに近づく
なんかほぼ同じじゃない?って思いませんでした?
そう、明度と彩度は関係がある。
連動して動くんですよね。

下に行くほど明度が下がり、上に行くほど明度が上がる。
この地図が見えるようになると、色の「関係性」が見えてきます。
例えばオレンジ。

オレンジから彩度が下がるとベージュになるし、さらに明度が下がると茶色になる。
オレンジとベージュと茶色って別々の色名ついてるけど、このへん親戚なんですよね。
この感覚がつかめると、色が「位置」で見えるようになる。
色を方向や距離で捉える感覚です。
いちいちこの地図を広げてるわけじゃないけどね。
ただ色同士の関係性を感覚で掴んでる。
だから、作りたい色がある時にどっちの方向に進めばいいかがわかったり、色同士の合う・合わないが判断できたりするんですよね。
おわりに
実は色を見る基準はたくさんあって、違う基準で見てる人もいます。
例えば印刷だと、CMYK(シアン・マゼンタ・イエロー・ブラック)のインクを何%ずつ混ぜるかで色が決まります。
印刷物を扱うグラフィックデザイナーやDTPオペレーターは、色を見た瞬間にCMYKそれぞれ何%くらい混ぜればいいかわかったりするんですよ。
色は勉強したり、よく使っていると「見える」ようになります。
この「色の見方」は、鍛えて身につけることができるものなんですよね。
色を見る目を鍛えると、配色も楽になりますよ。
周りにある色を、ぜひ観察してみてくださいね。
ではまた!
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