Quantum Observation Lab通信vol.19『エネルギーの差が流れを生み出す』
Quantum(量子)Observation(観測)Lab(研究所)量子という目に見えない世界を観測により具現化する研究所として、発信していこうと思います。
略するとQOLとなり「Quality of LIFF(生命の質)」にも繋がります。
今回は、「エネルギーの差が流れを生み出す」です。
前回の記事では、エネルギーとは「状態を変化させる可能性を示す量」であることを書きました。
そして、ガソリン満タンの車も、走らなければただそこにエネルギーがあるだけ。
大切なのは、そのエネルギーをどこへ向けるのかだという話でした。
今回はその続きです。
実は物理学を学んでいて、とても面白いことを知りました。
宇宙は、エネルギーそのもので動いているわけではない。
宇宙を動かしているのは、「エネルギーの差」だということです。
例えば、高い場所にある水は、なぜ流れるのでしょうか。
水が頑張っているからでしょうか。
高い場所と低い場所に差があるからです。
熱いコーヒーは、なぜ冷めるのでしょうか。
これも、熱が頑張って移動しているわけではありません。
温度差があるからです。
電気も同じです。電位差があるから流れます。
電子も同じです。高いエネルギー状態から、低いエネルギー状態へ移動します。
つまり宇宙では、差があることで流れが生まれています。
人生に置き換えると・・・
私たちはよく、もっと頑張ろうとします。
もっと努力しよう。
もっと気合いを入れよう。
もっと根性を出そう。
もちろん努力は大切です。
しかし自然界を見渡してみると、流れを生み出しているのは、必ずしも「頑張り」ではありません。
川は頑張って流れていません。差があるから流れています。
風も頑張って吹いていません。気圧差があるから吹いています。
生命も同じです。私たちの細胞の中では、電位差や濃度差が利用されています。ミトコンドリアは、その差を利用して生命活動に必要なエネルギーを作っています。生命そのものが、差を活用するシステムなのです。
そう考えると、人生で行き詰まる時というのは、もしかすると、頑張りが足りないのではなく、流れが生まれる差を見失っているのかもしれません。
例えば・・・新しいアイデア
異なる分野の人と出会う。異なる文化に触れる。異なる価値観と対話する。
そこには差があるから、新しい発想が生まれます。
逆に、同じ環境、同じ情報、同じ考え方だけの中にいると、安心はできます。しかし流れは起きにくくなります。
どこに差があるのか。どこに流れが生まれようとしているのか。どこに相互作用が起きそうなのか。
それを観測する。
すると、力づくで動かそうとしていた時には見えなかった道が見えてくることがあります。
もちろん人生には努力も必要です。
ただ、流れに逆らいながら進む努力と、流れを活かして進む努力では、使うエネルギーが大きく変わります。
サーフィンを考えてみると分かりやすいかもしれません。
波を力で押して進もうとすると、すぐに疲れてしまいます。
しかし波の流れを読める人は、同じ波に乗りながら遠くまで進みます。
大切なのは、もっと頑張ることだけではなく、流れを観測すること。
そして、その流れを生み出している差を見つけること。
宇宙はエネルギーの差によって動いています。
物理法則を知り、働かせていくことが大事になってきます。
今までのテーマのバックナンバー
vol.1『観測する自己を上げること』
vol.2『見ている先の情報が入ってくる』
vol.3『空間を意識する』
vol.4『結果に反応しない』
vol.5『無思考の潜在意識がもたらす影響』
vol.6『仕方ないからの脱却』
vol.7『振り返り、カタチにする』
vol.8『アフォーダンスと観測』
vol.9『情報の地と図を動かす』
vol.10『流れは行き先を知っている』
vol.11『地下の見えない世界が地上の見える世界を守っている』
vol.12『今までの延長線上にない”これから” 』
vol.13『 回転と光の照射』
vol.14『エネルギーの流れを見ようとする』
vol.15『強みを抽出する』
vol.16『偶察力』
vol.17『”ない”に潜むチャンス』
vol.18『エネルギーとは何か?』
