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フィリピン親子留学─【#5】子どものため、だけじゃない留学

こんにちは、サチです。

我が家は2026年2月1日〜2月21日までの約3週間、フィリピンに親子留学にいく予定です(もう約3週間後!!)。
フィリピン親子留学シリーズ【#5】では、「子どものため、だけじゃない留学」について書いてみようと思います。

※スクール選びなどの準備や、前回のNZ親子留学で学校に通えなかった話、留学で得たいものについては、フィリピン親子留学シリーズ【#1】からまとめて読めます。気になる方は、ぜひそちらからご覧ください。


「子どものため」という言葉の、居心地の良さ

フィリピンへの親子留学の話をすると、「子どものためにすごいですね」「お子さん思いのお母さんですね」という言葉をかけてもらうことが多いです。

もちろん、子どもたちのために行く留学です。
それは、間違いありません。
でも同時に、どこかで居心地の悪さも感じていました。
なぜなら、「子どものため」という言葉は、母である私自身の欲や後悔を、きれいに隠してしまえるからです。


留学を断固拒否した学生時代

私は学生時代、親から何度も留学を勧められていました。

「留学行ったら?」
「絶対、行った方がいいって!」
「〇〇さんのところ、カナダに1年行くんだって」
「〇〇くん、帰国子女だって、かっこいい〜!」

……正直、
まーーーーーーー〜〜〜〜〜、ウザかった(笑)

ことあるごとに留学に行かせようとする親の態度に、反抗心がむくむく湧いてきて、「絶対に行かない」と心に決めていました。(「北風と太陽」そのままですね笑)

そもそも英語なんて喋れなくても生きていける。
日本で生きて、日本の会社で働くんだから困らない。
必要になったら英会話学校で勉強すればいいし!

なんでわざわざ大金かけて外国に行かなきゃいけないの???
(いや、お金を出すのは親ですけどね…)

「留学なんて必要なし」
本気でそう思っていました。

英語は「受験科目」であり、「資格の一種」。
それ以上でも、それ以下でもなかった。
その選択を、子どもを産むまでは、後悔したことがありませんでした。


母になってから、後悔はじわじわ始まった

長男を産み、母になってから、考え方は大きく変わりました。
若いうちに「日本以外」を知ることが、人生にどれほど大きな影響を与えるのか。

選択肢の数、
世界の広大さ、
価値観の柔らかさ…

それを、私は実体験として持っていない!!

そのことを、年々、じわじわと後悔するようになりました。

あぁ……
親の言うこと、素直に聞いておけばよかった…
私はなんて、もったいないことをしていたんだ…


前回のNZ留学は、完全に「子どものため」だった

2025年に行ったニュージーランド留学は、完全に「子どもの英語力アップ」「不登校の改善」が目的でした。

当時の私は、「子どもが最優先、子どものために自分を後回しにできる母」は良い母だと信じていました。
だから、私自身が語学学校に通うことも考えず、母として、子どもを支える側に徹するつもりで行きました。

渡航前には、
「日本で不登校だったけど海外では通えた!」
「現地の子と英語で楽しそうに話していた!」
そんな体験談をたくさん読んでいました。

うちの子も、きっとそうなる✨
正直、かなり期待していました。

当時のストーリーズ。航空券を取った時の喜びと言ったら…。「もうすぐ夢が叶う✨」には、「もうすぐ長男の不登校がなくなる✨」という希望が、これでもかと詰まっていた

海外でも、不登校。崩れた理想と、救われた現実

結果は、海外でも、不登校。

学校に通学拒否をつきつけられ、絶望した私。
「海外なら通えるんじゃなかったの…?」
「私の教育、どこで間違った…?」
「ここでも居場所がないなんて…」
「終わった…」
ネガティブな思考がぐるぐると頭の中を占領していました。

でも、落ち込んでいたのは、私だけでした。
子どもたちは、学校がなくなったことに対して「そうなんだー」と、かる〜い反応。
そして、宿の庭にあるツリーハウスとタイヤブランコを淡々と楽しんでいました。

日本の庭にはない遊具。あと特大トランポリンもありました

その姿を見て、私は気づきました。

「良い母」をやろうとして、一番消耗して、一番余裕を失っていたのは、私自身だったんだと。

そしてもうひとつ、認めざるを得なかったことがあります。

あのNZ留学で私は、学生時代に叶えられなかった自分の後悔や夢を、子どもに託してしまっていた、ということです。


今回のフィリピン留学は、私の伏線回収でもある

今回のフィリピン親子留学は、子どものための留学です。
でも、それだけではありません。
これは、「学生時代に留学に行かなかった私」の伏線回収でもあります。

多感な青春の時期。
あの時、日本以外の国を知っていれば、どれだけ私の人生や価値観に影響していただろうか。
意地になって留学を断ってしまった選択を、今、別の形で回収している。

英語を使って学び、
失敗し、
恥をかきながら、
世界と関わる。

これは、母としての役割ではなく、私という一人の人間としての挑戦です。
子どもに自己投影するのではなく、自分の人生は、自分で回収する。
そう決めたのが、今回のフィリピン留学です。


子どもに伝えたいのは、英語力じゃない

子どもたちに、英語がペラペラになってほしいわけではありません。

……いや、正直、なってほしいし私もなりたいですが(笑)
でも、そこが最優先ではありません。

それよりも伝えたいのは、

・世界は日本だけじゃない
・大人になってからでも挑戦していい
・自分の人生を、自分で選び直していい

その姿を、言葉じゃなく背中で見せたい。


「良い母」をやめたら、主体性が戻ってきた

「子どものため」という言葉の後ろに隠れず、「私が行きたいから、付き合って」と言えるようになったとき、不思議と心が軽くなり、なんだか満たされるような気持ちがありました。

「良い母であろうとする自分」を手放すことは、無責任になることではありませんでした。
むしろ、自分の人生に主体性を取り戻すことだった。
そのプロセスごと、子どもたちと共有していこうと思っています。


最後まで読んでいただきありがとうございます。

次の#6では、いよいよ出発直前!15年ぶりに新調したスーツケースの準備を通して気づいた、「身軽に生きる」ためのモノ選びの基準について書いています。

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