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a16z・Accel・Sequoiaが上位固定:2025年『最も活発な投資家』は“見慣れた名前”だらけ

2025年の「最も活発なVCランキング」を眺めると、新興勢力の台頭というより、“常連がさらに忙しくなった”一年だったことが分かります。Crunchbase Newsは、冒頭で、少し挑発的にこう言います――「新しい注目株を探しているなら、このランキングは読むな」。言い換えれば、ランキングの主役は“おなじみの大手”で固まっていた、という宣言です。


1. 2025年の結論:ポストシードは「上位5社が100件超」


まず押さえるべきは、ポストシード($3M以上)で“件数”が突出した顔ぶれです。Crunchbaseの集計では、2025年に最もアクティブだったポストシード投資家は、Y Combinator、Andreessen Horowitz(a16z)、Accel、General Catalyst、Sequoia。この5社はいずれも年間100件超のラウンドに参加し、しかも2024年より件数を増やしたとされます。

さらに全体像として、$3M超のポストシードで「50件以上」参加した投資家が少なくとも15社、40件台後半の投資家も複数いた――という数字は、市場が“冷え切っていた”わけではなく、資金が動くところには動いていたことを示します。

1-1. 「件数が多い=強い」ではない

ここで注意点。件数は“活動量”の指標ですが、主導権(lead)やラウンドサイズとは別物です。次章が重要になります。

2. Q4の分解:同じ常連でも「役割」が変わる


Crunchbaseは、Q4(2025年10〜12月)も分析しています。ポストシードの“参加件数”ランキングは、年間ランキングと同じ上位5社が並びました。

一方で、Lead / Co-lead(主導・共同主導)に絞ると並び替えが起き、例外が目立ちます。Crunchbaseは、Y Combinatorについて「アクセラレーター卒業生のフォローオンでは、通常リードを取らない」と説明しています。つまりYCは、“参加は多いが主導は別”という立ち位置が見えやすい。

2-1. 起業家への示唆:誰に「条件交渉」を持ち込むか

同じ“トップ投資家”でも、

  • 参加件数が多い投資家=紹介・追随・シグナルで効く場面が多い

  • Leadが多い投資家=価格(バリュエーション)や条項を決める場面で効く
    と、狙い方が変わります。

3. 「お金を動かした人」は別:Q4の“巨額ラウンド主導”に注目


ラウンドサイズに焦点を当てると、顔ぶれはさらに変わります。CrunchbaseはQ4において、合計$1B以上のラウンドをLead/Co-leadした投資家を抽出し、上位に、Fidelity、Insight Partners、J.P. Morgan Asset Managementが来たとしています。背景は、Databricksの12月の$4B資金調達で、3社が共同主導だったためです。

3-1. 具体例:Databricksの“$4B”が示すもの

Reutersによれば、このDatabricksのラウンドは評価額を約$134Bへ押し上げたと報じられました。巨大ラウンドになるほど、伝統的なVCだけでなく、大手機関投資家や資産運用会社が前面に出る構図が強まります。

4. シードは別世界:YCは「件数の王者」、2位以下は“分散”


シード(初期)では、Q4でもY Combinatorが“いつもの1位”を維持し、次にAntler、500 Globalが続いたとされます。
ここはポストシードより地理的な多様性が出やすい一方、ランキング全体は米国拠点の投資家が支配的、という総括も示されています。

5. 大局観:2026年に向けた「読み方」3つ


最後に、ランキングを“名簿”で終わらせないための読み方を3点にまとめます。

  1. 件数 × 役割 × サイズで見る
    「参加件数トップ」と「Leadトップ」と「巨額ラウンド主導」は、同じではありません。

  2. 米国優位だが、投資地理は一枚岩ではない
    たとえば、a16zは国内寄り、Accelは複数大陸に分散――といった違いがある、という指摘は、海外展開や拠点戦略を考える起業家に効きます。

  3. “ビッグネームは衰えない”どころか、さらに拡張している
    Crunchbaseの結論は明快です。大手はフェードアウトしていない。むしろ最もアクティブな投資家ほど、活動をスケールさせている。

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