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インテルが狙う「推論」市場。SambaNova買収が示す次なる主戦場

2025年12月、世界の半導体産業は、かつての覇者であるIntel Corporation(以下、Intel)による、AI半導体スタートアップSambaNova Systems(以下、SambaNova)の買収交渉という衝撃的なニュースに揺れた。報道によれば、取引額は約16億ドル(約2,400億円)とされ、これは、SambaNovaが2021年のピーク時に記録した評価額50億ドルから約68%という劇的なディスカウント水準にある。

本レポートは、この買収劇が単なる一企業のM&Aにとどまらず、AI半導体市場の構造変化、Nvidia一強体制への挑戦、そして、米国半導体産業の再編を象徴する出来事であることを論証するものである。2024年12月のPat Gelsinger前CEOの事実上の更迭と、2025年3月に第9代CEOとして招聘されたLip-Bu Tan氏による新体制の発足は、Intelが従来のIDM(垂直統合型デバイスメーカー)としての自前主義を捨て、外部技術の取り込みと「推論(Inference)」市場へのピボット(方向転換)を断行する決意を示している。

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