なぜ「高収益」のAdobeより「低収益」のSalesforceが70%も高く評価されるのか?──AIエージェントが生む“プレミアム格差”の正体
2025年度のクラウドソフトウェアセクターにおいて、かつてない規模のデカップリング(分離)が発生している。Salesforce(CRM)とAdobe(ADBE)という、長年業界を牽引してきた2つの巨大企業の間で、バリュエーション(企業価値評価)の逆転現象が起きているのである。歴史的に、Adobeは、その圧倒的なクリエイティブ独占と40%を超える高い営業利益率を背景に、SaaS業界の「質」のベンチマークとしてプレミアム評価を享受してきた。対照的に、Salesforceは、「成長のための投資」を優先し、利益率は20-30%台にとどまることが多かった。
しかし、2025年現在、市場はこの構造を覆した。Salesforceは、Adobeに対し、PER(株価収益率)ベースで約70%ものプレミアムをつけて取引されている。
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