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フリーライターになると、年収50万でも「スゴイ」と言われる説

40代・未経験からフリーライターになって3年目を迎えました。
取材・インタビュー記事やイベントレポート、不動産系の記事など、幅広く執筆している自称・雑食ライターです。

この「40代・未経験からフリーライターになった」と言うと驚かれることが多いので、「そうか、そんなに驚くことなのか」とよく思っているのですが。
それに加えて「不思議だなぁ」と思うこともよくあるため、その「不思議」について考えてみました。


不思議エピソード①

ライター1年目のある日。
コンタクトレンズの度数を合わせに、メガネ屋さんに行きました。
「パソコン作業、よくされますか? おしごと何ですか?」
と聞かれたので、
「フリーでライターやってます」
と答えたら、一瞬の間の後、
「え!?スゴイですね!!」
と、驚かれました。

そのあとも前のめりで、どんなことをしているのかと聞かれ、
「取材して、インタビュー記事を書いたり……」
「かっこいいですね!!」
「あ、いや……」
「へぇ~スゴイスゴイ! 最近はどんなしごとしたんですか?」
……。

……スゴイのか?
あの、あなたの方が、はるかに稼いでいると思いますよ、、とは言えず、のらりくらりとかわしていました。
だってライター1年目のわたしの年収なんて、約50万円なんですよ。
(月収じゃないよ、年収だよ)
スゴイわけはないんですけど、やたらと「スゴイスゴイ」と言われるのはいったいなぜ?……と不思議に思いました。

不思議エピソード②

またまたライター1年目のある日。
某大企業さんに、ある取材で訪れたときのことです。
役職のある女性社員の方に話を聞いたのですが、取材のあと、
「あの、ライターってフリーランスでやってるんですか?」
と聞かれました。
「あ、はい」
「スゴイですね!!」
「え、いや...」
スゴイスゴイ。どうやってしごと、とってるんですか?」
「あ、えーっと…」
……と、デジャブのような会話が繰り広げられました。

いやいや、だから、あなたの方が、はるかにはるかに稼いでいるのです。
ライター1年目のわたしの年収なんて~……(以下同文)。

フリーライターになってからやたらとこんな場面に遭遇し、わたしは何度も何度も不思議に思いました。
どうして「フリーライターをやっている」と言っただけで、無条件に「スゴイ、スゴイ」と言われるのか?
どうしてわたしより何倍も稼いでいる人が、手放しで「スゴイ、スゴイ」と言ってくるのか?

不思議の国から脱出!

……そんなこんなで不思議だったのですが、つい最近、あるママ友と話していて少しわかったことがありました。
例のごとく、「フリーランスってスゴイよね~かっこいいよね~」て感じの話が始まったときのことです。

「わたしも一度、WEBデザインの勉強して、フリーランスやりたいなと思ったことがあったのよ」
うん。なんでやらなかったの?
「だって、この歳から新しいこと勉強してもなぁ~と思って」
いや、わたしより若いし。全然大丈夫だし。
「それにもし勉強して覚えたところで、しごとが貰えるかどうかもわかんないし。どうすればいいかもわかんないし」
いや、クラウドソーシングがあるし。わたしでもやってるから大丈夫だし、それに~……

こんな会話をしていて、ハッ!とわかったこと。

そうか。みんな40過ぎてまで、新しいことに挑戦したりしないのか。
そんなうまくいくかどうかもわかんないことに、年甲斐もなく無謀に挑戦することに対して、「スゴイ」と言っているのか...…!?
(ちがう?)

そういえばダンナも転職の話になったとき、
「40過ぎて、今さら新しいことやってもなぁ」
と言っていました。(ダンナはわたしより5歳下)

先日、ワードプレスの使い方が独学で全然マスターできず(情けない)、マンツーマンで教えてもらえる講座にいったときも、
「元々、出版社とかで働かれていたんですか?」
と聞かれ、
「いえ、不動産のしごとをしてました」
と答えると、
「えええ!? そんなことできんの!?」
とびっくりされました。

チャレンジはこわい。でも〇〇はもっとこわい。

たしかにリリー・フランキーさんも某書籍『エコラム』で、
「チャレンジには危険が伴う」
「今の自分さえ失うリスクをはらんでいる」

と言っていました。

うんうん、たしかにチャレンジするのはこわい。
わたしもライティングゼミに大金(約40万)払って、もし成果が出なかったらどうしよう……というおそろしい気持ち、もちろんありました。

でも、「このまま家の近所の小さな不動産会社で働き続け、安い給料に文句言いながら朽ちていくのか…」
とか、
「変わり映えのない毎日を過ごしながら、このまま歳だけ取っていくのか…」
と考え始めると、

「いや、今チャレンジせずに後悔する人生がずっと続くほうが、もっとこわいわ!!」

という気持ちだったんですよね~。
(キリンさんが好きです、でもゾウさんのほうがもっと好きです、のこわい版みたいな感じ)
(古いかも)
そしてこうなりました ↓

さいごに余談

余談ですが、ある方が開催していた「個性が出る文章講座」という単発講座を受けたことがありました。
そのとき、「自分のしごとを20字以内で表現してみて」という課題が出まして。

「稼いでいなくても、なぜかカッコよくみえる」

と答えたら、「上手いね!これいいね!」と、大ウケして褒めてくれました。

これまでの「不思議」について考えてきた経験が、思わぬところで役に立って良かったです。笑ってもらえて昇華しました。
(関西人なのでウケるとうれしい)

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いしげ まやこ | ライター 最後までお読みいただきありがとうございます!もっとがんばります。