【閑古鳥雑貨店のプク】Windows10が終わると聞いて、焦る店主、背中を押す猫|おすすめMacに心傾く?
Windows10のサポートが、2025年10月でついに終了するそうです。
いつものように静かな雑貨店で、その話を聞いたとき――
おっとり店主はちょっぴり焦って、隣で猫のプクがのびをしました。
パソコンのことはよくわからないけれど、可愛い“りんごのマーク”には少しときめいています。

午後の三時。
陽の光がカウンターの角に落ちて、なんとなく眠たくなる時間です。
プクは入口のマットの上で、
“いらっしゃいませ”と言わんばかりに丸くなっておりました。
ときどき、しっぽだけがゆらゆら。
レジ奥のパソコンが、今日も時間をかけてのんびり起動中。
「まだ使えるし」と言いながら、もう何年もお世話になっている古い子です。
私は湯呑みにお茶を注ぎ直して、ぽんやりしていたそのとき――
カラン、とドアのベルが鳴りました。

「こんにちは」
のれんをくぐって入ってきたのは、あの子。
自転車のタイヤがしぼんで困っていた私を、
コードレスの電動空気入れで助けてくれた、理系の大学生くんです。
おとなしそうな雰囲気ですが、話すとスッと芯がある。
自称「noteのガジェット編集部(非公式)」という、ちょっと面白い子でもあります。
「Windows10、まだお使いなんですね」
彼がレジ奥のパソコンに目を向けて言うので、私は照れ笑い。
「ええ、まだ動いてくれてますので……」
「でも今年の10月でサポートが終わります。
ESUっていう延長措置もありますけど、選ぶならそろそろタイミングかもです」
そう言いながら、彼はショルダーバッグを開き、
中から何気なく取り出したのが――
つやつやの、薄くて、ひと目でわかる「りんごのマーク」がついたノート。
「MacBook Airの2025年モデルです。M4チップ搭載、13インチ。
軽くて、静かで、熱も出にくくて。持ち歩いても疲れないんです」

彼がふわっと開くと、画面が静かに灯り、
プクが「にゃ」とひと声鳴きました。
あまりの静けさに、思わず見入ってしまっていた私。
……それよりなにより、あの りんごのマーク。
「わぁ……あのマーク、かわいいですね。なんだか……おまんじゅうの焼き印みたい」
自分で言って、ちょっと照れました。
彼はふっと笑って、「よく言われます」とだけ返しました。

「ねえ、プク。薄くて、かわいかったわね。あのりんごのマーク」
彼が帰ったあと、私はお茶のおかわりを淹れて、プクに話しかけました。
「この子(パソコン)も長く一緒にいてくれたし、まだ使えるんだけど……
そろそろ、ちょっとだけ……気持ちが傾いてきたかも」
プクは伸びをしてから、私の足元にやってきて、ぽすんと腰を下ろしました。
「ESUっていう延長であと1年がんばってもいいかなって思ってたけど、
でも…なんか、あのつやつやの、ぺたんこのMac、いいなあって」
「……にゃ」
「うん。買おうかな。まだポチッとはしてないけど、心の中では、ね」
プクはそのまま目を閉じて、ゆっくりと眠りに落ちていきました。

その夜、私は久しぶりにMacBookのページを開いてみました。
色もいい。形もいい。あのマークも、やっぱり好き。
注文ボタンは押していないけれど、
「次に迎えるなら、この子だなぁ」と、
そんなふうに思えたことが、ちょっと嬉しかったのです。
明日は誰か来るかしら。
もしかしたら、あの子がまた、
別のガジェットを見せに来てくれるかもしれません。
プクはすでに夢の中。
きっと今日も、“店番しているつもり”なんでしょうね。
今日もご来店頂きありがとうございました。
静かな店で、プクと一緒にパソコンの未来を少し考えてみました。
——またのおこしを、お待ちしております。
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