🌹**【願い】**第三章(12) 人間の回復力
これは、暗闇のどん底から、
色々な人に助けてもらいながら、
自分自身で這い上がってきた
”エナ”
という一人の女性の物語です。
自分を否定し、暴力を経て、
誰にも相談できない子育てのしんどさ、病気…
それでも人は
__心から幸せだと感じられるようになる__
エナの ”生きて” きた道
『願い』全五章
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一ヶ月間の入院。
この入院期間に私は母親になって初めての誕生日を過ごしました。
体重も体力も落ち、まだお腹の痛みも完全にはなくならず、なかなか家のことがうまくいきませんでした。
はる君も、親の助けがあったとはいえ、仕事をしながらまだ一歳にもならないまもると二人で過ごした一ヶ月。
すっかり疲れていました。
「まだ体がしんどくて」
私がそんなことを言うとピリつく空気。
あ、これ以上言ったらあかんな。
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たった一ヶ月という期間でも、この頃の赤ちゃんの成長は早く、服のサイズも変わっていて…
少し切なくなりました。
それでも季節はめぐり、桜が咲く前のおだやかな気候の中やっと少しずつまもると公園でお散歩ができる様になりました。
そして私の体も落ち着き生活も元に戻って来ました。
人間の回復力はすごいですね。
毎日毎日仕事から帰ってきて、洗面所に向かうはる君。
手洗いは欠かさずに、でもタオルで拭き切らない濡れた手のまま
「みゃもるぅ〜~」と、愛しの我が子に直行するはる君を見るのが微笑ましくて。
近くの遊び場に行ったり、子供向けの遊園地に行ったり、どこに行っても全力で元気に遊ぶまもる。
どうしても体がしんどくなる事はありましたが、それでも穏やかで空気も心も温かい毎日でした。
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