🌹**【願い】**第三章(11) 最初の入院
これは、暗闇のどん底から、
色々な人に助けてもらいながら、
自分自身で這い上がってきた
”エナ”
という一人の女性の物語です。
自分を否定し、暴力を経て、
誰にも相談できない子育てのしんどさ、病気…
それでも人は
__心から幸せだと感じられるようになる__
エナの ”生きて” きた道
『願い』全五章
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続き↓
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それはまもるがやってきて半年が過ぎた頃。
寝かせつけを終え、私も寝ようとベッドに入った時、急にお腹に激痛が走りました。
そのままベッドの上でしばらく悶え、耐えられなくなる痛み。
先に寝ていたはる君を起こし救急車を呼んでもらいました。
世間は寝静まってる時間の搬送。
担架で運ばれる中、一人だけそこにいた人が何事かとこっちを見ていました。
まもるは、はる君のお母さんに連絡をしてみてもらえる事に。
病院に着いても痛みは引かず、朝方になっても強い痛みが続いていました。ベッドの横で寝ずについてくれていたはる君も、どうしようもなかったんでしょうね。
悶えながら「痛い痛い」と言い続けてる私に向かって
「じゃあ俺どうしたらいいん!」
そう怒った口調で言いました。
あ、
私のせいで怒ってる…
はる君はこの頃、転職をしたばかりで気を張り詰めている時期でした。
こんな時にごめんなさい、はる君。
でもほんまに痛いねん…
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血液検査の結果、胃腸炎だと思うけど相当痛そうだし一応入院しとこうか、という事になってしまいました。
まもるはまだまだママが必要な時期。
心配で仕方がありませんでした。
でも家の事は私とはる君のお母さんにも助けてもらえる事に。
そのまま数日、ずっと痛い痛いと訴えているのに、3日ほど経ってもただの胃腸炎だからと追加の検査をしてくれない先生。
もう痛みの限界が来て、
「お願いやから検査してくれこのやろう」とすごみ、やっとの事で改めて検査をしてもらいました。
すると、なんと痛みの原因は胃腸炎ではなくまさかの盲腸。
しかも発見が遅く腹膜炎も起こしていると。
どおりで痛いわけや、そら痛いわ、痛いに決まってるわ。
緊急手術をすることになり、はる君が病院に駆けつけてくれました。
はる君は言われるがままに書類にサインをして、手術室に行く私を動揺しながらも見送ってくれていました。
「がんばって」
手術が終わり、麻酔で意識は朦朧。
なんとなく覚えているのは、視界がぼやける中「大丈夫?」とベッドの横から聞こえるはる君の声。
そしてその晩。
ずっと頭がぼーっとして、寝てるのか起きてるのかわからない中、馬がずっと”ふわー”と浮いている景色を見ていました。
夢なのかなんなのか。
___
そして翌朝の病室。
「腹膜炎がひどくなっていました。1日遅れてなくてよかったです」
そうおっしゃっておられております先生。
いや
「1日遅れてなくてよかったです」
ちゃうわこのやろ。
その後も腸閉塞になってしまい、しばらくの絶食、鼻から腸までチューブを通したまま不自由な数週間を過ごしたり、こじらせにこじらせて結局1ヶ月間の辛い入院生活になりました。
もう病気は本当にこりごりです。
つづき↓
