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東京藝大・武蔵美・多摩美の学部ごと進路データ比較から見えるもの(2024)

こんにちは。キャリアデザイナーのかすみです。

自己紹介

  • 東京藝術大学 大学院 デザイン科 修了/芸術学科 卒業

  • 新卒でヤフーに入社、その後デジタル系の広告代理店へ転職

  • デザイナー → ディレクター → プロデューサーを経て、2025年に起業

  • 現在は、キャリアに悩むクリエイターの“理想”を叶える支援サービスを、キャリアコンサルタントとともに開発中です。
    「藝大を出たら就職できるの?」「大学院に進む人はどれくらい?」
    そんな疑問に答えるため、東京藝術大学・武蔵野美術大学・多摩美術大学の2024年度(2025年3月卒業・修了)進路データを整理しました。


1. 学部の進路傾向

3大学合算(学部)


  • デザイン系:卒業995人。就職589人と最多。就職の柱は広告・メーカー・制作会社。

  • 絵画系:卒業489人。就職148人に加え、自営・作家活動43人、進学117人。「進学か作家か、就職か」と進路が分かれる。

  • 映像系:卒業262人。就職153人と堅調だが「その他」111人(約42%)と不安定層も目立つ。

  • 工芸系:卒業211人。就職119人で安定型。メーカーや工芸関連職への就職が多い。

  • 彫刻系:卒業91人。進学39人と半数近くが大学院に進む。

  • 建築系:卒業89人。就職63人で7割超が企業就職。

  • 先端芸術系:卒業88人。就職44人ある一方で、その他54人と二極化。

  • 理論系:卒業122人。就職69人・進学19人と比較的安定。

👉 学部では「デザイン=就職」「絵画=進学+作家活動」「映像・先端=多様で不安定」と整理できます。


2. 大学院の進路傾向

3大学合算(大学院)

  • デザイン系:修了210人。就職93人で最も安定。

  • 絵画系:修了157人。就職40人に対し、自営32人、進学18人、その他66人と幅広い。

  • 映像系:修了87人。就職26人、自営18人、その他39人と二極化。

  • 工芸系:修了59人。就職14人、自営19人、進学8人。藝大を中心に分散型。

  • 彫刻系:修了38人。就職13人、進学5人、その他18人。

  • 先端芸術系:修了78人。就職31人と健闘するが「その他」27人も多い。

  • 理論系:修了24人。就職15人・進学16人で安定。

  • 文化財・博士課程:21人。研究職や専門職志向。

👉 大学院は「デザイン=就職する人が比較的多い」「絵画・映像・先端=多様化」「理論=修飾と神学に分かれる」という構造が見えます。


3. 学部別の進路のヒント

  • 絵画系:進学や作家活動が多く「表現を続けたい人」に向いている。

  • 彫刻系:進学比率が高く、専門性を深める傾向。「研究・教育職を視野に」

  • 工芸系:就職率が高く安定。「メーカーやプロダクト系志向に向く」

  • デザイン系:人数最大、就職強い。「安定して働きながら制作を活かせる」

  • 建築系:就職率7割超。「資格や企業就職志向に直結」

  • 先端芸術系:就職か自由制作か二極化。「挑戦型キャリアを歩みたい人向け」

  • 理論系:就職+進学が安定。「学芸員や研究職への道」

  • 映像系:就職もあるがフリーやその他も多い。「業界就職+個人制作の両立」


4. まとめ

  • 学部では「デザイン・建築=就職」「絵画・彫刻=進学」「映像・先端=二極化」。

  • 大学院では「デザイン=就職」「絵画・映像=多様化」「理論=安定」。

  • 大学ごとに特色もあり、藝大=進学、武蔵美=就職、多摩美=バランス型。

👉 美大のキャリアは「就職か進学か」だけでなく、作家活動・非常勤・フリーランスなど多様な選択肢があります。


5. 参考データ(大学別詳細)

✍️ 出典:各大学キャリアセンター公開データ(藝大・武蔵美・多摩美 2024年度進路状況)

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