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企業名義で発行する新聞専門の制作サービス「企業新聞.com」(β版)を提供開始しました

僕が運営するものごとの編集会社 株式会社midnight sunにて、企業様の名義で発行する新聞を専門に制作するサービス「企業新聞.com」のβ版を提供開始しました。

サービス内容は「企業様の広報・ブランディング媒体として新聞を制作します」という至ってシンプルな内容で、編集者としての僕の経験と楽しさを詰め込んだサービスとなっています。

サービスの詳細についてはWebサイトに譲るとして、noteでは自分自身が感じていた課題感や葛藤、企業新聞.comから見える展望などについて書いていきたいと思います。


【企業新聞とは?】

企業新聞とは?

そもそもの説明ですが、「企業新聞」とは文字通り「企業が発行する新聞」を指します。

新聞といえば、朝日新聞のような全国新聞やそれぞれの地域の地域新聞などをイメージすると思いますが、それぞれの企業が主体となって制作・発行する新聞を「企業新聞」と名付けました。

テレビでいう、テレビ局(マスメディア)とYouTube(自分のメディア)のような関係性ですね。

先行事例は?

宮城県内で住宅の建築・販売を手掛ける株式会社あいホーム様(本社:宮城県富谷市)からご依頼いただき、宮城県石巻市におけるコンセプト型の分譲地開発プロジェクトの広報に活用した「あいホーム新聞石巻号」の制作をさせていただきました。

制作は以下のようなプロセスで進みました。

「誰に何を伝えるか」「そのために何を載せるか」を決めるワークショップ開催

企業新聞のコンセプト設計&構成作成

取材企画&取材依頼

取材

執筆&レイアウト案作成

デザイン(あいホーム様の社員さんがデザインし、僕はディレクションを担当)

編集

印刷・納品

この間1ヶ月半くらいです

企業新聞のイメージ図と事例インタビュー記事を共有します。

イメージ図①
イメージ図②

動画もあります。

ちなみに、新聞制作の様子をNewsPicks EXPERT様のアドベントカレンダー2024に寄稿させていただいたので、気になる方はぜひこちらもご覧ください。

【なぜ新聞なのか?】

では、2025年のこのご時世になぜ新聞なのか?

なぜ今更新聞制作のサービスを立ち上げるのか?

僕の経験や考えについて、長くなるかもしれませんが書いていきます。

「相手にされない自己紹介」が悔しく歯痒かった

ちょうど1年前のこと。

宮城県石巻市に住み会社経営を進めていた頃に、色々考えた結果「仙台の市場を狙いに行く」と決めて、仙台のスタートアップのイベントやコミュニティなどにかなり積極的に顔を出すようになりました。

2024年3月に仙台駅近くにできたコワーキングスペース「YUI NOS」には、「仙台の人より通ってるんじゃね?」というくらい頻繁に通っていたのでした。

YUI NOS。確かオープン初日に行きました

まだ設立して3年しか経っていない頃で、かつ自分の柱の事業も確立できていない状態で人に会っていたからか、イベントで名刺交換をしても「相手にされていないな」と感じることがよくありました。

交流会でとりあえず隣になったから名刺交換をしてみたはいいけど、僕の事業には特に興味がなさそうで、終わった後にメールでお礼の挨拶をしても返信をもらえたのは半分以下。

「話がめっちゃ盛り上がったし、絶対会ってくれるだろう」と思っていた人から返信が来なかったのは、結構ショックでした。

きっと、僕自身の説明がフワフワしていたんだろうし、名刺をもらっても特に何も思わなかったんでしょう

完全に僕の努力不足です。

こんな感じのイベント・懇親会によく参加していました。「ネットワーキング」的なものが大の苦手ですが、身を粉にして参加していました

「何やってるかわからない」は自分が一番辛い

また、僕自身も「自分が何屋さんなのかわからない(自信がない)」という状態が長く続いていました。

一応「編集者としての知見を活かせることをする」という大義名分はあったものの、流れるがままにいろんなことに取り組んだ結果、「自分の核の事業がない」という致命的な状態に陥ったのです。

仕事をいただいていたクライアントから「これできる?」「あれできる?」と相談いただいて、それ自体はありがたいことですが、経験も知識もビジョンもないのにひとまず受けてしまった結果、「地域の中小企業の穴埋めをする便利屋」ポジションに成り下がってしまい、かつ自信もワクワクもないのにそれを事業として謳ってしまっていました。

例えば、マーケティングの仕事なんてやったことがないのに、少し相談が来ただけで「マーケティング支援事業をやってます」と名刺やHPにも書いてしまい、会った人に大した説明もできずただ「出会いを消費する」状態でした。

かつ、その状態をダラダラと続けてしまっていたので、当然うまくいくわけがなく、経営状態を自ら悪化させていたのでした。

(「マーケティング支援をやっています」という自分にも違和感を覚えていたのも正直な気持ちです)

自分が何者なのか相手に全く伝わらないのは、相手にとっても申し訳ないし、何より自分の首が締まるだけ。

「何やってるかわからない」は自分が一番辛いんだなと思うきっかけとなりました。

2024年の大反省の一つです。

なあ、教えてくれよ。お前は一体誰なんだ?

自分自身のことが伝わるのは、何よりの喜び&何よりの救い

そんな悪循環に陥っていた僕に光を灯してくれたのは、僕の名刺でした。

先述のあいホームさんとある仕事の打ち合わせでお会いした時、代表の伊藤謙さんが僕の名刺を見て「ものごとの編集会社ってなんですか?」と聞いてくれたのです。

「ものごとを整理し、面白くまとめることです」的な説明をした後に、編集の仕事について色々話した後に伊藤さんから「新聞作れますか?」と聞かれたのが企業新聞.comの全ての始まりでした。

「ものごとの編集会社」というフレーズに反応してくれたのは、伊藤さんが初めてだったので、「この価値に気づいてくれた人にやっと出会えた!」とめちゃくちゃ嬉しくなったのを今でも覚えています。

名刺表面。「ものごとの編集会社」とちょこんと入っています
ちなみに裏面はこんな感じ。頭がととのうラジオもよろしく

この出会いからあいホーム様の企業新聞を制作させていただき、その後もWebサイトのコンテンツ制作の仕事をいただいたりと、あいホームさんとは継続的に関係性を築けています。

先月には、僕が4年前まで住んでいた静岡県下田市に伊藤さんをお連れするなど、仕事の枠を超えた付き合いになっているのは嬉しい限りです。

真ん中が伊藤さん。左は、伊藤さんに拉致られてとりあえず下田に来た松山さん

僕の会社経営においては、苦しい時間の方が長いので、仕事を依頼してくれる人や会社さん、関わってくれる人に関しては「(物理的に)自分を生かしてくれている人(企業)」だと心の底から感じています。

これまでも「この依頼がなかったら会社は潰れていた」という出来事がなん度もありました。

だからこそ、自分が何者なのか伝わるのは、嬉しいと同時に自分自身を救うことでもあるのです。

関係性や情報理解には「温度」が重要?

あくまで僕の見解ですが、深い人間関係や深い情報理解には「肌感覚」や「温度感」があるように感じています。

昨日のnoteでは、そのようなことを少しですが言葉にしてみました。

例えば、パートナーと一緒にいる時、「一緒にいる」という記憶は、体温や匂いと共に自分の中に残るじゃないですか。

また、お客様から資料をもらった記憶は、もらった時の情景と共に空気感も一緒に思い出すじゃないですか。

そしてそれらは、自分の中にジワジワと染み込んでくるものであり、相手に対してジワジワと染み出していくものでもあります。

情報伝達の観点で考えると、これはやっぱりインターネット空間だけでは難しくて、対面で会い、かつ会った時間にどのように温度を共有するかが大事になってきます。


その点、新聞はめちゃくちゃ最適だと考えています。

新聞と聞くと、家庭の食卓に置かれている様子を思い出す人もいるでしょうし、誰かから手渡された記憶を思い出す人もいるでしょう。

僕も新聞を制作させていただいた結果、「新聞って温度も一緒に届けるメディアだな」と思ったのでした。

僕は編集者だ。そして新聞制作は楽しい

そして、あいホームさんの新聞制作を皮切りに、いくつかの紙媒体の制作を担当するようになったのですが、そこで強く思いました。

「僕は編集者だ」と。

2018年から編集者の仕事に就いていて、編集の仕事が当時からずっと好きなんですよ。

インタビューやリサーチによって情報を集め、それを自分なりの視点で整理して切り口を設定し、より面白い情報に再編集して届けていく。

積み木やパズルのようで面白いですし、いろんな人の気持ちや想いを「切り取る」のではなく「昇華させる」ことができるのは、編集者の仕事の醍醐味です。

いろんな仕事にトライして自分自身がわからなくなった経験を経て、編集者としてコンテンツを作っている時間が好きで、それを届けることに幸せを感じる(かつ最も得意だ)と再認識したのでした。

あいホームさんの「石巻マリンヴィレッジ」完成直後に、新聞と共に写真を撮ってもらいました。「新聞制作時に聞いていた話が現実になる」という経験ができたのも貴重でした

そして、編集者の僕からすると新聞って本当にすごい媒体でして。

紙面をくまなく使っていろんな情報を見やすくまとめているのは、編集者としてゾクゾクします。

そんな新聞制作にトライしたい、という気持ちも企業新聞.comに繋がっています。

要するに、「自分が最も好き&得意なこと(編集)で、自分が最も大事にすること(関係構築)をお客様にも提供できる」サービス、ということです。

【企業新聞.comでは何を作るのか?】

というわけで、企業新聞.comで制作するものを紹介します。

まだβ版サービスの位置付けなので、内容は変わっていくかもしれません。

①企業新聞

冒頭で解説した通り、企業様名義で発行する新聞です。

一般的な新聞をイメージしていただくと相違ないと思うので、説明は割愛します。

社内外への広報やブランディングを目的に、単発での発行も定期発行も承りたいなと考えています。

企業新聞のイメージ図

ひとまずこのような仕様で考えています。

  • ページ数:8

  • サイズ:タブロイド紙(縦406mm×横272mm/ページ)

  • 紙:上質紙70kg

  • 発行部数:初回1000部〜

②名刺新聞

これが結構チャレンジングです。

「名刺型の新聞」で、言うのは簡単ですが、名刺サイズ(4ページ)に文章をまとめて読みやすくレイアウトするのは、(自分で作ってみてわかりましたが)かなり創意工夫が必要です。

でも、このサイズにストーリーがまとまることで、「はじめまして」の時間がより面白く充実した瞬間になると確信していますし、作るのが楽しいです。

まだ改良する予定ですが、自分自身の名刺新聞のデザイン(現時点)を参考までに貼ります。

1ページ目(これを表面にして相手に渡す)
2,3ページ目(開くとこれが読める)
4ページ目(裏面。1ページ目の裏にある)

ひとまずこのような仕様で考えています。

  • ページ数:4ページ

  • サイズ:名刺サイズ(縦91mm×横55mm/ページ)

  • 紙:上質紙135kg

  • 部数:初回200部〜

【企業新聞.comのモニター募集中】

というわけで、企業新聞.comの立ち上げに至った背景などについて書いてきました。

根底にあるのが「自分のことをちゃんと知ってもらって、自分のことを大切にしてくれる人との出会いをお手伝いしたい」という想いです。

それが少しでも伝われば幸いです。


そんな企業新聞.comは、現在モニターとして導入いただける企業様を募集しています。

商品の仕様や金額など、モニターとしての提供を通して磨いていきたいと考えています。

自社での新聞発行に興味がある企業様や事業者様、他社の広報やブランディングの支援のメニューとしての導入に興味がある企業様や事業者様など、ぜひ気軽にご連絡ください。

以下のサービスサイトのお問い合わせフォーム(もしくはDM)からご連絡いただけると嬉しいです。


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