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sake_ramen
沈むフランシス 松家仁之 読書感想
撫養桂子は東京から北海道の安地内村に引っ越しした
子供の頃、隣の枝留町に住んでいたのを忘れていなかった
非正規雇用だが郵便配達の仕事をする日々を送る
郵便を渡す寺富野から食事に誘われ家に行ったことから関係がスタートした
恋愛小説としているが、田舎という閉塞地で親族もいない女性が引っ越して男と付き合ったらという日常話だと受け取った
当然噂は広がるし、年寄りの住民達に格好の話題を提供する
表立って車を見たというどうでもいいことを言ってくる不快感がよく描かれている
親族がいないので寺富野がどういう人か、教えてくれる人もいない
ヒソヒソして終わり
だってどうなろうが娯楽だもの
僻地に単身で行くのは気をつけようという話でもある
ネタバレ
寺富野は謎めいた雰囲気を出してなかなか自分のことを話さないが、既婚者だった
しかも撫養と別に既婚者女性も会っているという
僻地年が近いのがいないからと簡単に近づけると思ったのだろう
実際すぐに家に行っているし、この地に来ても寺富野と過ごす以外のことをしていない
最後まで二人はわかりあっていないように感じた
しかしここまで読ませた文章力は素晴らしい
寺富野のずるさに苛つきながらも最後まで読めた
