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【2026年実体験】マルセイユ寄港地完全ガイド|半日モデルコースと移動方法

バルセロナから乗船したMSCワールドエウローパ7日間クルーズの最初の寄港地は南フランスの都市マルセイユでした。


実際に回った半日モデルコース

07:40 MSCワールドエウローパを下船
08:20 Jolietteのテラスでエスプレッソ
09:00 Joliette駅から路面電車で移動
09:20 ロンシャン宮を観光
10:15 公共交通機関で1時間の移動
12:15 Tuba Clubでランチ
13:50 Uberで旧港まで移動
14:20 旧港へ到着
14:40 ナヴェットとフィナンシェをテイクアウト
15:00 マルセイユ石鹸を購入
15:30 マルセイユ大聖堂を観光
16:15 Jolietteの無料シャトルバス乗り場に到着
16:45 ターミナルBに到着
17:00 MSCワールドエウローパに乗船

本記事の内容を映像でも楽しめるので、ぜひYouTubeも見てみてください。

MSCワールドエウローパを下船

緑のライン

下船後は、港内に引かれている緑のラインに沿ってひたすら歩きました。

私たちは、Joliette行きの無料シャトルバスを利用する予定でした。

下船後、港内を緑のラインに沿って15分ほど歩くと無料シャトルバスの乗り場があります。

事前情報では、

  • 「かなり並ぶ」

  • 「満員で乗れないこともある」

と見ていたのですが、実際には誰も並んでいませんでした。

朝8時ごろのバス停

ただ、逆に「これはしばらく来ないのでは…?」という嫌な予感がしました。

しばらく進むと港の出口に時刻表があったので確認してみると、運行開始は9時以降となっていました。

ただ、事前に調べていた情報では、「船の到着時間に合わせて運行開始する」という内容も見かけていたため、実際の運用は日によって異なるのかもしれません。

5月上旬はまだピークシーズン前だったので、「この日は9時開始だったのかな」と自分を納得させました。

初めての寄港地観光で、いきなり想定外の展開です。

とはいえ、こうしたトラブルもある程度想定していたので、5分ほど待ったところで公共バス利用へ切り替えてました。

そこからさらに10分ほど歩き、「Terminal Croisières」バス停へ移動。

5分ほど待つと、35TのJoliette行きバスが来たので乗車しました。

終点のJolietteまでは約15分ほどで到着しました。

港にはタクシーも多くいましたが、私たちは「公共バスが来なかった場合の最終手段」と考えていました。

Jolietteのテラスでエスプレッソ

バスを降りてすぐのカフェ

このカフェは、もともと行く予定ではありませんでした。

ただ、トイレに行きたくて仕方なかったので、一番近くで営業していたこのカフェに入ることにしました。

初めて見るフランスの街並み。
朝日と青空。
そして、テラス席で飲むエスプレッソ。

「ついに南フランスに来たんだな」と、一気にテンションが上がっていました。

しかし、ここで思わぬトラブルが発生します。

トイレを借り、注文したドリンクを持ってきてもらったタイミングで、店員さんから「€6.50」と料金を伝えられました。

そこで、

「カード使えますか?」

と確認すると、返ってきたのは、

「Cash only」

という言葉。

その瞬間、めちゃくちゃ冷静になりました。

今回の2週間ヨーロッパ旅行では、「基本キャッシュレスで行けるだろう」と考え、現金を一切用意していなかったからです。

初めてのフランスを楽しもうとしていた矢先、まさかの現金問題です。

店員さんが隣のATMを教えてくれたので急いで向かいましたが、持っていたカードではキャッシング設定をしておらず利用不可。

慌ててスマホからキャッシング設定を申し込んだものの、当然すぐには反映されません。

かなり焦りました。

そこで、店員さんに事情を誠意を持って説明したところ、なんと棚の中からクレジットカード決済端末を出してくれて、無事にカード決済をすることができました。

本当に助かりました。

今回は、トイレに行きたい気持ちが勝ってしまい、事前に支払い方法を確認せず入店したことが原因でした。

ヨーロッパでは基本的にキャッシュレスで困る場面は少なかったですが、こうしたケースもあるので、少額の現金を持っておくと安心だと思います。

Joliette駅から路面電車で移動

Jolietteは複数のバス停、地下鉄駅、路面電車駅があるマルセイユ市内の中心地です。

今回は路面電車のJoliette駅からロンシャン宮の最寄駅であるPalais Longchamp駅まで移動しました。

路面電車のJoliette駅

車内でVISAカードを端末にタッチすればOKです。

清潔な車内でマルセイユの街並みを眺めながら15分ほど経過して、目的地に到着しました。

ロンシャン宮を観光

10時10分以降のロンシャン宮

朝から入ることができたので訪れてみたのですが、最初の印象は正直かなり微妙でした。

人も少なく、どこか静かすぎて活気がありません。期待外れの景色が広がっていました。

しばらく周辺を歩いていると、現地のフランス人の方が声をかけてくれました。

「10時になると、信じられないくらい大量の水が出るから見ていって」

その瞬間、ようやく自分が感じていた違和感の正体に気づきました。

噴水の水が流れていなかったのです。

10時を少し過ぎても、この後の予定には影響がなかったため、それまでは横にある無料の美術館へ入って時間を過ごしました。

そして10時ちょうど。

一番上の像から大量の水が流れ始め、その水が段々と下へ落ちていきます。

ここから大量の水が流れてくる

特に、水が流れ始める最初の瞬間は、その時間に居合わせた人しか見られない特別な光景で、思わず心が躍りました。

ロンシャン宮自体は、王宮や大聖堂のような圧倒的な重厚感を楽しむ建築というより、「マルセイユに水をもたらしたこと」を記念するために作られた場所です。

そのため、この場所は水が流れて完成する景色なのだと感じました。

実際に噴水から大量の水が流れ始めると、静かだった空間が一気に華やかになり、ロンシャン宮の本来の魅力が現れます。

特に、水が上段から下へ流れ落ちていく景色は本当に美しく、見る価値があると感じました。

観光だけであれば、所要時間は30分程度です。

ただし、両側には無料で入れる美術館と自然史博物館もあるため、そちらも見学する場合はさらに時間が必要になります。

公共交通機関で1時間の移動

カステラーヌの広場

ロンシャン宮近くの地下鉄駅「Cinq Avenues Longchamp」からランチの予約をしているTuba Clubの近くのバス停「Roches Blanches」まで移動します。

公共交通機関の料金やルールは後半の攻略ガイドに全てまとめています。

地下鉄は入り口から綺麗とは言い難く、ホームも少し暗く感じたので、警戒度を上げていました。

Cinq Avenues Longchamp駅の入り口

特に何も起きなかったのですが、油断はしないようにした方が良さそうでした。

地下鉄でCastellane駅に到着したら、地上へ出て19番バスの乗り場を探します。

ただ、カステラーヌはマルセイユ交通網の中心のひとつで、周辺には大量のバス停があります。

そのため、事前にGoogle Mapでどのバス停から乗るのかを確認しておいた方がかなりスムーズです。

Mが地下鉄、19番バス停はピンの場所

19番バスはかなり混雑していました。

途中のバス停では、乗ろうとしても諦める人がいるほどです。

ただ、日本の満員電車のように無理やり押し込んで乗る文化ではなく、「無理そうなら次を待つ」という雰囲気でした。

19番バスでは終点の「Madrague de Montredon」まで向かいます。

「海沿いの終点まで行く人は少ないだろう」と思っていたのですが、驚くことに、ほとんどの乗客が終点まで一緒でした。

そのため、終始かなり混雑していました。

Madrague de Montredonで下車すると、すでに横には20番バスが停車しており、降りた人たちがそのまま乗り換えていきます。

私たちは途中の「Roches Blanches」で下車しましたが、他に降りる人はほとんどおらず、バスは混雑したまま先へ進んでいきました。

この先にはカランク国立公園があるため、多くの人はそこへ向かっていたのだと思います。

もしカランク国立公園を目指す場合も、このルートで問題ないと思います。

Tuba Clubでランチ

マルセイユのレストランを調べている時に見つけ、「ここだけは絶対に行きたい」と思ったのがTuba Clubです。

Tuba Club Restaurant

地中海に突き出した岩場の上に建つレストランで、まるで海に浮かんでいるような景色が広がっています。

実際に訪れてみると、想像以上に特別な空間でした。

透き通った青い海、岩場に打ち寄せる波の音、南フランスの乾いた空気。その全てが合わさって、景色ごと味わうレストランという表現がぴったりだと感じました。

Tuba Clubで過ごした記憶に刻まれる食体験とレストラン情報については、こちらの記事で詳しく紹介しています。

ランチ後、Tuba Clubから旧港まではUberで移動しました。

所要時間は約30分ほどで、かなり快適です。

ただし、料金は約5,000円でした。

公共交通機関で戻ればかなり安く済みますが、クルーズ寄港地観光では時間が限られています。

そのため、

  • 時間を優先するならUber

  • コストを優先するなら公共交通

という選び方になると思います。

旧港へ到着

旧港とノートルダム・ドゥ・ラ・ガルド寺院

マルセイユといえば、やはり旧港(Vieux Port)が一番有名なスポットだと思います。

特別な目的があったわけではありませんが、楽しみにしていた場所でした。

実際に訪れてみると、想像以上に多くの船が停泊しており、人もかなり集まっていて、とても賑わいのある空間になっていました。

港沿いにはテラス席付きのレストランがずらりと並んでいます。

しかも、どの店のテラス席もいかにもフランスという感じのおしゃれなデザインで、歩いているだけでも楽しかったです。

今回は時間の都合で立ち寄れませんでしたが、「次に来る時は、ここでブイヤベースを食べるのも良さそうだな」と思いました。

旧港からまっすぐ伸びるメイン通りのラ・カヌビエールを歩けば、可愛いビスケット屋を見つけました。

La Bonne-Mère Biscuiterie店内

店内は緑を基調とした内装で、とても好みの雰囲気でした。

マルセイユ銘菓のナヴェットとマドレーヌを取り扱っていたので、せっかくなら買ってみることにしました。

ナヴェットは5個から購入可能だったため、好きな味を5種類選択。

さらにマドレーヌを2個追加して、合計は約1,500円でした。

フランス価格を覚悟していたこともあり、「意外と安いな」という印象でした。

La Bonne-Mère Biscuiterie外装

船に戻ってから、キャビン内のエスプレッソマシンで淹れたネスプレッソのコーヒーとペアリングして食べましたが、美味しかったです。

マルセイユで買うと決めていたお土産はマルセイユ石鹸です。

マルセイユ石鹸

偽物も多いと聞いていたため、事前に本物のマルセイユ石鹸の見分け方を調べておきました。

基本的には、

  • 「Savon de Marseille」

  • 「72%」

の表記があるかを確認するのがポイントです。

種類や香りは非常に豊富ですが、品質重視なら純正オリーブオイルを使ったグリーンタイプがおすすめです。

価格相場はおおよそ€3〜€6程度です。

それを認識した上で、行く店は決めていましたが、偶然見つけた雰囲気の良い店に惹かれて、予定を変更して入ってみました。

Savonnerie Férreol & Augustin

取り扱っている商品が本物であることを確認できたため、ここで購入することにしました。

種類も非常に豊富で、価格は5個で€16ほど。相場の範囲内でした。

香りの種類がかなり多く、本当に迷いましたが、結果的には満足できる良い買い物になりました。

マルセイユ大聖堂を観光

マルセイユ大聖堂

マルセイユ大聖堂は、旧港からJoliette方面へ歩く途中にあるため、帰り道に立ち寄りました。

ビザンツを感じるデザイン

マルセイユ大聖堂は、イスタンブールのアヤ・ソフィアに代表されるビザンツ様式と、ロマネスク様式が融合した、フランスでは非常に珍しい大聖堂です。

特徴的な赤白の縞模様
ドーム型の屋根

ドーム構造や横方向へ広がる空間、赤白の縞模様など、東ローマ帝国を思わせるビザンツ様式の特徴が強く出ていて、かつて地中海貿易で栄えたマルセイユならではの聖堂だと感じました。

一方で、ロマネスク様式の特徴については、私自身そこまで知識が深くなく、正直あまり強くは感じ取れませんでした。

ただ、トレド大聖堂などのゴシック・ムデハル様式の建築と比較しながら見ることで、建築様式の違いを楽しめたのは面白かったです。

入場料は無料で、所要時間は30分程度でした。

Jolietteの無料シャトルバス乗り場に到着

マルセイユ大聖堂からは、綺麗に整備された歩道をまっすぐ歩いていくと、Jolietteエリアへ到着します。

帰りは、JolietteからMSCが停泊している港まで運行している無料シャトルバスを利用しました。

このバスはMSCではなく、マルセイユ港湾局が運営しているシャトルバスです。

そのため、港へ入る際には港利用者であることを証明するために、MSCのクルーズカードを提示する必要がありました。

本当に入ってもいいのか不安になる見た目の入り口ですが、このドアを開ければ中に係員がいて、クルーズカードを確認してくれるので、そのまま入って問題ありませんでした。

クルーズバス乗り場の入り口

中へ進むと、無料シャトルバスが停車していました。

朝は利用できなかったので、やっと出会えたという気持ちで少し嬉しくなりました。

無料シャトルバス

このバスに20分ほど乗ると、港側の無料シャトルバスターミナルへ到着します。

ただし、そこから船まではさらに徒歩15分ほどかかります。

そのため、帰船時間ギリギリではなく、Jolietteからは余裕を持って港へ戻るのがおすすめです。

寄港地初日ということもあり、朝はちょっとしたトラブルもありましたが、結果的にはマルセイユをしっかり満喫して、無事に船へ戻ることができました。

マルセイユ攻略情報

基本情報

マルセイユは、南フランス・プロヴァンス地方を代表する港湾都市で、フランス最古級の都市のひとつです。
紀元前600年頃に古代ギリシャ人によって築かれた都市とされ、古くから地中海交易の重要拠点として栄えてきました。
現在はフランス最大の港湾都市であり、人口規模ではパリに次ぐフランス第二の都市圏とも言われています。
地中海に面した立地から、ヨーロッパ、北アフリカ、中東など様々な文化が交わる国際色豊かな街としても知られています。

市内アクセス

港から市内へのアクセスが一番悪い寄港地です。
港から市内へのアクセス方法は以下の4種類です。

  • 無料シャトルバス

  • MSCシャトルバス(往復€15.00〜20.00/人)

  • 公共バス(片道€1.70/人)

  • タクシー(港内は割高)

正直、寄港地の中でも一番不安だったのが、このマルセイユ港アクセスでした。
事前に調べても、MSC公式シャトルバスを利用している情報ばかりで、

  • 無料シャトルバス

  • 公共バス(35Tなど)

についての情報はかなり少なかったです。
そのため、事前にGoogleマップ上で、

  • 無料シャトルバス乗り場

  • 公共バス停

を把握しておくことが、スムーズに観光を始める上でかなり重要だと思います。

マルセイユ港攻略マップ

帰りの無料シャトルバス乗り場は少し分かりにくいですが、この辺りにあります。

Five Guys横の青い薬局付近
Joliette側バスターミナルの入り口

公共交通機関

マルセイユの公共交通機関はかなり便利でした。
支払い方法はVISAタッチで乗車可能でした。
バスの場合は運転手側のドアから入って、端末にApple PayスマホをかざせばOKでした。

地下鉄の改札

私たちが実際に利用したのは以下のルートです。

  • 港から35TバスでJolietteまで

  • Jolietteから路面電車でPalais Longchampまで

  • Cinq Avenues Longchampから地下鉄でCastellaneまで

  • Castellaneから19番バスでMadrague de Montredonまで

  • Madrague de Montredonから20番バスでRoches Blanchesまで

これだけ利用して、かかった料金は合計 €5.10 でした。
というのも、Cinq Avenues LongchampからRoches Blanchesまでは連続して乗り換えており、マルセイユの公共交通は最初の打刻から60分以内であれば、地下鉄・バス・路面電車を追加料金なしで乗り換え可能だからです。

距離に関係なく、一回あたり€1.70となっています。

決済事情

公共交通機関は、VISAタッチで利用することができました。

一方で、Vieux Port近くのお土産店やパン屋では、JCBやAMEXが使えず、VISAまたはMastercardのみ対応という場面がありました。

そのため、マルセイユではVISAかMastercardのどちらかは必須だと感じました。

また、Jolietteのバス停近くのカフェでは現金のみと言われた店もありました。

基本的にはキャッシュレスで問題ありませんでしたが、少額の現金があると安心かもしれません。

治安

実際に訪れてみた感想としては、治安が特別悪いとは感じませんでした。

ただ、地下鉄はやや暗い雰囲気があり、念のため警戒はしていました。

とはいえ、特に危険な場面に遭遇することはありませんでした。

また、

  • Vieux Port周辺

  • マルセイユ大聖堂周辺

  • Joliette周辺

にはホームレスのような人たちもいましたが、特に危害を加えられることはなく、落ち着いて観光することができました。

そのため、一般的な海外旅行と同程度の注意をしていれば、過度に心配する必要はないと感じました。

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