腎臓病療養食のための野菜のカリウム対策
慢性腎臓病のステージが進んだ時の療養食で気を付けることとして、カリウム摂取の制限があります。
今回は、白菜などの葉物、もやし、ネギ類、にんじんなどの根菜類と定番な野菜を中心にカリウム対策を紹介します。
我が家の野菜のカリウム対策

野菜は、食物繊維やビタミンなどの栄養を取るために必要な食材です。
ですが、カリウムを多く含む食材が多いため下準備が必要となります。
我が家では、この下準備を「マイナスからゼロの仕事」と呼んでいます。
白菜、キャベツなどの葉物野菜

葉物野菜はカリウムが非常に多く含まれていますが、茹でたり、水に晒したりすることで、カリウムを減らすことができます。

葉物野菜のカリウムを減らすためのポイントは、切ってから茹でること。
野菜の断面を増やすことで、カリウムを水に溶け出しやすい状態を作ります。
毎食食べる分だけ下茹でをしていると、光熱費が高くなってしまうので、ある程度の量をまとめて作っておきます。
茹でた葉物野菜は、水気を絞りることでカリウムをさらに減らすことができます。
切って、茹でて、絞る。
これだけでカリウムが40%〜60%減ると言われています。
カリウムが流れ出るとともに、ビタミンなど他の栄養素も流れ出ていることを忘れないようにしましょう。
もやし

もやしはカリウムが比較的少ないので、カリウム対策をすることなく使うことができます。
我が家では使い勝手の観点から、一度に1kgくらいのもやしを下茹でして使っています。
たまねぎ、長ネギ

たまねぎや長ネギは、腎臓を守るとされている成分が含まれているので、できるだけ生で使うようにしています。

水にさらすと大切な成分が流れ出てしまうため、オススメしません。
にんじんやジャガイモなどの根菜類

根菜類は野菜の中で、もっともカリウムが多い食材です。

食品成分表2023(八訂)から、にんじんは冷凍することでカリウムが減ることが分かっています。
じゃがいもや里芋などの芋類は、茹でても冷凍してもカリウムの含有量にほぼ変化はありません。
我が家では芋類を1日1回50gまでという目安にしています。
根菜類ではありませんが、かぼちゃの扱いも芋類と同様です。
野菜の下準備をして良かったこと

我が家では、キャベツ、白菜、もやし、たまねぎ、長ネギ、にんじん(冷凍)の下準備が常にしてあります。
下準備があることによって、「カリウムが多いから気を付けないと」という意識から一部でも解放されます。
また、茹でてあるだけなので、自由に味がつけられる、煮たり炒めたりする時間を短縮できるというメリットもあります。
まとめ

今回は野菜の下準備について紹介しましたが、大切な注意点が1つ。
カリウムは人体に必要不可欠な元素のひとつです。
個人の勝手な判断で摂取量の調整は行わず、医師や管理栄養士の指示に必ず従ってください。
(カリウムだけでなく、他の栄養素も!!)

慢性腎臓病のステージが進むと、管理すべき栄養項目が増えるので大変になりますが、簡単な下処理で作る方も苦しまずに作れることを願っています!
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