積立をやめる日のことを、はじめて考えた
積立投資を始めてから、「やめる日」のことを一度も考えたことがありませんでした。老後、お金を使い始めるその日まで、走り続けるものだと思い込んでいたからです。
先日、その思い込みを崩す考え方に出会いました。積立をやめる日と、お金を使い始める日は、同じでなくていい。目標の金額に複利で届く見込みが立ったら、あとは追加せずに運用へ任せていい、という理屈です。
半信半疑のまま、AIに我が家の数字で計算してもらいました。使ったのは昔からある「4%ルール」の逆算で、年間の生活費から将来の年金を引いた額を25倍する、というシンプルな式です。家計簿の年間支出と年金の見込みをいくつか置いて、今の投資額が複利でどこまで育つかを並べてもらう。計算そのものは数分で終わりました。
出てきた答えに、少し戸惑いました。「まだまだ先」だと思っていたゴールが、思っていたより近くにあったからです。金額は伏せますが、利回り次第では「もう積立を増やさなくても届くかもしれない」と「まだ足りない」のちょうど境目。自分がそこに立っていることを、計算するまで知りませんでした。

戸惑いの正体は、たぶんこれです。毎月の積立設定を増やすことばかり考えていて、「何のために増やすのか」を最近考えていなかった。ゴールの位置を知らないまま、ペースを上げることだけに熱心になっていました。
とはいえ、今日やめるわけではありません。生活費はこれから子どもの成長で増えますし、年金の見込みも夫婦の働き方で変わります。式に入れる数字が毎年動くので、答えも毎年動く。だから月に一度、AIが同じ計算をして「ゴールとの距離」を教えてくれる仕組みだけ作って、今月は今までどおり積み立てます。
どこまで来たかを知って走るのと、知らずに走るのは、別物だと思います。積立のやめどきを考えるのは、投資を疑う話ではなくて、走る理由を確かめる話でした。
やめどきを考える前に、続けることの難しさを教えてくれる記事があります。一度積立をぜんぶ手放した経験を、10年がかりで振り返った話です。
みなさんは、積立のゴールを決めていますか。
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