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構造化プロンプト7要素④:出力条件

前回は、構造化プロンプトの7要素のうち『前提条件』を説明した。
『前提条件』は生成物を相手の知識レベルに合わせていく重要なプロセスだった。
今回見ていくのは、『出力条件』である。
人工知能に対する良質なプロンプトを評して、『魔法のプロンプト』『呪文』といった表現がなされているが、この出力条件は構造化プロンプトの要素の中で、もっとも『魔法っぽい』演出を可能とする。
構造化プロンプトという魔法によって、最終的にどのような形のものを作るか。早速見ていこう。


■ 出力条件は『ビビディ・バビディ・ブー』

シンデレラにおいて、とても魅力的な登場人物の一人に “フェアリーゴッドマザー” がいる。
フェアリー・ゴッドマザーは、シンデレラを助ける心優しい妖精の女性。
彼女は「ビビディ・バビディ・ブー」の魔法の呪文で、カボチャを馬車に、ネズミを馬に、シンデレラの古いドレスを美しいドレスに変えるなど、シンデレラが舞踏会に参加できるよう手助けをしてくれる。
構造化プロンプトにおける出力条件は、さながら「ビビディ・バビディ・ブー」のようだと思う。
テキストを表に、表をエクセルに、テキストを画像に、画像をテキストに。
魔法に近いことを、すぐに、目の前でやってのける。
しかも、ユーザー自身の言葉(プロンプト)によって。

■ 構造化プロンプトにおける『出力条件』とは?

出力条件とは、「ChatGPTに出力してほしいフォーマットを指定する」ことである。
これには、大きく3つのエッセンスが含まれていると思う。

● 言語:日本語 or 英語 or その他
● 形式①:テキスト or 表 or 画像
● 形式②:ファイル形式 (Excel / Word / jpeg / pdf)
※ 形式②は指定がある場合のみプロンプトで指示

これらの要素を考慮したプロンプト例として、以下のようなものが考えらえる。

# 設定:
・あなたはリハビリテーションの専門家です。
# 依頼内容:
・脳卒中者に対するリハビリテーションの歴史を示して下さい。
・歴史を示す際には {年号:具体的内容} として示して下さい。
# 前提条件:
・聞き手は臨床現場で働く理学療法士です。
# 出力条件:
・分かりやすい日本語でお願いします。
・表として示した上で、出力はExcelファイルとしてお願いします。

このように、出力条件を明確にすることで、「何で英語やねん」や「このデータなら表で示して欲しかったな」という期待とのギャップを最小限に抑えることができる。

■ 『出力条件』の威力(例. 脳卒中リハビリテーションの歴史)

脳卒中リハビリテーションの歴史を例に、出力条件を明確にした指示の魔法のような効果を見ていただきたい。

どうだろうか。
出力条件をコロコロ変えると、生成物が魔法のようにコロコロ変わることを見ていただけたと思う。
フェアリー・ゴッドマザーは、こんなセリフを残している。
「奇跡でさえ、起こるのには時間がかかるものなの。」
でも、今ならきっとこういうことだろう。

奇跡でさえ起こるのには時間がかかるものなの。
昔の話だけどね。今は、すぐに奇跡を起こせる、ChatGPTを使えば。

次回からは、構造化プロンプトの追加3要素を見ていく。
まずは、『評価・改善』について見ていきたいと思う。

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