北海道の廃線跡探訪 第104回 士幌線(3/7)中士幌~上士幌間
1.ごあいさつ
ご訪問ありがとうございます。
北海道の廃線跡探訪 第104回 士幌線その3 中士幌~士幌間です。
この区間にもあまり路盤の痕跡はありませんが、士幌駅跡は士幌町史跡となり、駅舎や貨車が保存されています。
なお、これからの投稿予定路線などは、初回記事にありますので、そちらをご覧ください。
2.中士幌~士幌

中士幌の手前で士幌町に入る。
中士幌にも駅の痕跡はなく、構内の一部にはアパートや民家が建っている。


士幌町史跡を示す解説板は、道路側ではなく内側を向いており、汚れが進んで読みづらくなってきている。

中士幌市街を出ると、用水路に沿った路盤はほとんど消失している。
1966(昭和41)年10月設置で、道内時刻表にも載っていなかった新士幌仮乗降場にも痕跡はまったくなく、路盤も農地化されている。

導水路橋梁というコンクリ橋だけが残るが、路盤はなく、やがて農協施設となる。
そこを抜けた後は国道に並行するが、路盤のないまま士幌市街へ入る。


3.士幌
市街のはずれにあった士幌駅跡は記念公園となり、1989(平成元)年士幌町史跡に指定されている。

開業当初からの駅舎は、窓の外側に防護柵が取り付けられ、入口がアルミの開扉となっている以外は営業当時のままと思われる。
近年、ホーム側の差しかけ屋根の柱が、筋交いで補強されている。



手入れも行き届いているが、内部には通票閉塞器や中士幌の駅名板などがあった。
車寄せの屋根直下にあった正面の駅名板は、保存のためか入口上部に移設されている。

構内にはホームと附随する線路、通信柱もあり、ホーム上には士幌と中士幌の駅名標が、線路とは反対側を向け立てられている。

保存当初は側線や腕木信号機などもあったが、駅舎のまわりが再整備されて姿を消し、便所も改築されている。
上りホームにはワム80000形187936と187711の2輌とヨ3500形4842が留置され、屋根が掛けられている。


以前はその屋根も一部が壊れ、車輌の塗装も痛みが目立っていたが、屋根は修理され、上りホームの土留めも新しくなり(短くされた)、貨車もきれいに塗り直されている。
記念公園の前後の路盤は、空き地や宅地となっている。


4.士幌~上士幌

士幌のすぐ先にあった中央幹線橋梁もなく、市街地の路盤はほとんど宅地化されている。
士幌市街を抜けると、北平和まで完全に畑となり痕跡はない。
1957年12月設置、これも仮乗降場並みだった北平和も、防風林と道路の位置からようやく位置がわかるだけで、よく見ると、路盤のあったところの防風林が少しまばらかと思える。

やがて路盤は国道273号と並び、上士幌町に入る。
国道と分かれるあたりから上士幌市街となるが、ところどころに路盤が残っているものの、宅地化されているところも多い。

上士幌は元の駅前通りが西側へ貫通し、駅跡は交通公園となっている。以前はオハフ46 506とオハ62 94が保存されていたが、状態は悪く、撤去された。


よく整備された公園とは対照的な状態だった車輌がなくなったので、かえって公園としてはすっきりした感があるが、「交通」公園とは名ばかりになってしまった。それでも2014年に再訪したときは、解説板「上士幌駅の変遷」が設置されていた。

今回はここまでです。
おしまいまで読んでくださり、ありがとうございました。
次回は、上士幌から電力所前へ向かいます。
