【2x3SSS】新しい実験、「2ワードx3作品収集」・その2
前話はこちら。
今回気づいたこと。
(中略)
・しかし、糸と言えば蜘蛛、鶴と言えば恩返し、人魚と言えば泡、というように、「絶対そっちにイメージが行ってしまう」という、子供の頃刷り込まれた「パワーイメージ」があり、人間の想像はついついそのパワーイメージに吸い寄せられる、気がしました。それを意識して、「糸→蜘蛛」の引力から脱する方法を、まず考えてから作品作りをした方がよかったかも。いやしかし、そうすると別のパワーワードが急に立ち上がり、にやりと笑うのかも知れない。まあ、できそうならもう少し考えてみましょうか。
そう、私が気付いたこと。たった2つのキーワードで、人間の脳は、「パワーイメージ」に誘導されてしまう。
そして凡庸な、類似作品を産みだしてしまう。
だったらその2つのワードを、離して考えましょ、というのが前回の結論。
「え? そうするとやっぱり、3題ショートを6題ショートにして、縛りを多くしただけじゃね?」
と、思われるかたもいるでしょう。
ちっちっち(笑
もう一つやり方があることに、私は気づいたね(笑
それは「それぞれのペアを、シャッフルして組み替える!」 これだあ!
たぶんですが、2つのワードには、「主」と「従」があるはず。その「主」と「従」のカードの組み合わせを変えれば、ワンチャン新しいものがうめる、かも?
やってみましょう。
前回得られたお題セットはこれ。
「(糸 × 地獄)、(トロッコ × 道)、(門 × 死体)」
それぞれの2つを吟味し、左を主、右を従に並べる。
「( 地獄 ×糸)、(トロッコ × 道)、(死体×門 )」
その左右の組み合わせを、シャッフルする。
「( 地獄 × 道)、(トロッコ×門)、(死体×糸 )」
それぞれのペアは、シーンを示すもの。その順番を整え、「ストーリー化」する!
「(トロッコ×門)、( 地獄 × 道)、(死体×糸 )」
できましたー、うかびましたー!、ととのいましたー!(キュピーン
「地獄 de ダンス」 プリンちゃん
気付くと私は、大勢の覇気のない人々とともに、細い山道を下っていた。
どこだ。ここはどこだ。いやそれ以前に、俺は誰だ。うん、それはわかる。おれはとある組織のエリートだ。そんなエリートの俺が、なんでこんな山道に……。時刻は夜のようで、辺りは真っ暗だが、なぜか視覚は有効である。
「そうか、これは夢だな。なぜなら、この世の法則的に、あり得ないからだ。ほっ」
俺は安心した。目がさめればまたエリートとして、重要な職務につくだろう。それまで、この夢の不条理さを楽しめばいい。これはよくある、戦士の休息であり、脳が明日のための調整を行っているだけなのだ。俺の脳は今、明日に備えて組み替えられているのだ。
無気力な敗残者どもと一緒に、暗い山道を降りていくと、オレンジ色の輝きが見えてきた。たいまつとか、キャンプファイヤーのような感じ。それがこの夢のゴールかな?
だが違ったようだ。そこはゴールではなく、スタート地点のようだ。小道を抜けると急に巨大な広場があり、多くの焚き火とたいまつが、煌々と辺りを照らしていた。広場の一番奥には巨大な門があり、こう書かれていた。
「おつかれちゃん。この門をくぐるものは、地獄いきだよざまあみろ。えんまより」
なっ! 閻魔だと? はは、夢だとしたら、面白いじゃないか! 俺が現実でやっていた、あんなことやこんなことが、この場で暴かれるわけか!!うはは、うははははは!!
(中断)
うん、面白い。これ、有料で売れるんじゃね? 構造としては、「夢かと思っていたら現実だったオチ」。
実験としては大成功。
「3つの小説から、それぞれ2つのキーワードをセットで取り出す」、「そのセットを、主と従にラベリングし、その組み合わせをシャッフルする」。
これは有効だ!
という気づきが得られましたねえ。
「地獄 de ダンス」の続きは、この記事へのいいねが10を超えた時に、執筆されるであろう! 明日は、晴れるであろう!
みなさん、続きを読みたかったら、スキを押してねえ(笑笑笑
