いい文章を書こうと思ったら、テクニックより〇〇をしろ!
8/14(金)から通常便は21:00の公開になります。
筋トレをすればいい文章を書きやすくなる
「ねえ、あすか」
「なに?」
「私、昨日すごいことに気づいた」
「また寝ながら?」
「……なんで分かったの?」
とらねこ村のカフェひなた。
午後の店内には、焼きたてのスコーンの香りと、私のやる気のなさが漂っていた。
私はカウンターに頬をつけたまま、あすかを見上げた。
「私さ、お金があれば人生ラクになると思ってた」
「うん」
「ブランドのバッグを持てば、ちょっと自信がつくと思ってた」
「うん」
「でも、その前に必要だったものがあった」
「なに?」
私は立ち上がった。
「筋肉」
「急にどうした」
いや、本当に。
私はずっと、体が重かった。
朝は起きられない。
階段を上ると疲れる。
ちょっと歩いただけで、
「もう今日は十分働いた」
という気持ちになる。
しかも私はカフェの店員なのに、仕事が終わるとソファへ直行。
スマホを持って、
「今日は休む日」
と宣言する。
ちなみに、ほぼ毎日が休む日だった。
そんな私がある日、
「頭が働かないのは、頭を使っていないからだ」
と思って、机に向かった。
ノートを開く。
ペンを持つ。
……五分後。
寝ていた。
「ひなた、それは頭を使う前に電源が落ちてる」
あすかの冷静なツッコミ。
「だから調べてみたの」
そこで出会ったのが、筑波大学の征矢英昭先生。
征矢先生は運動生化学や神経内分泌学を専門に、運動と脳機能について研究してきた先生。
筑波大学の研究では、軽い運動でも前頭前野などの働きに関係する認知機能が高まることが示されている。
「つまり、筋肉をつければ頭が勝手に天才になる?」
「そこまでは言ってない」
「ですよね」
大事なのは、
筋肉だけを増やせばいい、
という単純な話ではないこと。
運動する。
体を動かす。
筋肉を使う。
その積み重ねが、脳にも良い刺激を与える可能性がある。
私はそこで、過去の自分を思い出した。
ブランド品を検索する時間はある。
新しいバッグを探す時間もある。
でも、
「10回だけスクワットする」
時間はなかった。
……いや。
正確には、
「やりたくなかった」
だけだった。
「ひなた、今日から筋トレする?」
「する」
「何回?」
「1回」
「少なっ」
「継続が大事だから」
「その1回を365日?」
「それなら365回」
「計算だけはできるんだね」
私たちは笑った。
でも、ちょっとだけ本気だった。
お金もブランドも、もちろん悪くない。
欲しいものを買う楽しさもある。
ただ、自分の体を動かす力は、
誰かに見せるためのものじゃない。
自分の毎日を軽くするためのものかもしれない。
朝、少し動ける。
階段が少しラクになる。
仕事のあとに、もう一つ何かできる。
そして、
「なんか今日、頭が動くな」
そんな日が増えていく。
私はそんな変化を、
少しずつ試してみたいと思った。
……まあ、その前に。
カフェのスコーンを食べ終わってからだけど。
「ひなた」
「なに?」
「それ、いつも言ってない?」
「筋肉にも休息は必要だから」
「まだ一回も鍛えてないよ」
とらねこ村の午後。
今日も私は、ちょっとだけ反省した。
そして、ちょっとだけ動いた。
もし、
「運動したほうがいいのは分かってるけど、続かない」
「文章を書く前に、なぜかスマホを触ってしまう」
「最近、体も頭も重い気がする」
そんな人がいたら。
私と一緒に、
まず小さく動くところから始めてみない?
この続きを、メンバーシップではもう少し深掘りしていきます。
筋肉と脳の関係。
私が実際にやらかした「だらだら生活」の失敗。
そして、忙しい日でも続けやすい、
「これならできそう」
と思える小さな習慣。
そんな話を、とらねこ村のカフェひなたで、ゆっくり書いていく予定。
高いものを買う前に。
新しい方法を探す前に。
まず、自分の体を少し動かしてみる。
その小さな変化が、
文章を書くことや、毎日の生活にもつながっていくのかもしれない。
よかったら、カフェひなたのメンバーになってください。
ここでしか読めない、
ひなたの失敗談と実践記録を、
一緒に積み重ねていけたらうれしいです。

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