26. おクスリ山手線ゲーム【すっとんきょうな出来事 〜精神科に入院した私の記録〜】
※この記録は実体験をもとに書いています。登場人物はすべて仮名とし、個人が特定されないよう、一部の設定や時系列などの細部を変更しています。
おはようございます。
スットンキョウと申します。
平日はほぼ毎日あるOT(作業療法)の時間。
「全参(皆勤参加)!」を掲げる私は、
体調にも気をつけながら、
毎回ウキウキで参加していました。
そのうち、ただ参加するだけでは飽き足らず、
「こんなOTがあったら面白いのに!」
と、勝手に企画を考えるように。
せっかくなので、記録しておきます。
・なでしこ病棟フルーツバスケット
「主治医が○○先生の人!」
「東病棟エリアの人!」
など、この病院ならではのお題で遊ぶ
フルーツバスケット。
・山手線ゲーム
言わずと知れた山手線ゲーム。
お題は「自分が飲んでいる薬の名前」など、
精神科ならでは。
・なでしこ病棟俳句
病棟に関する俳句を詠み、OTの先生が審査する。
・お薬ケース工作
ペットボトルのキャップを使って、
1週間分のお薬ケースを作る。
・みんながOT(Origami Teacher)
得意な折り紙を持ち寄って、
お互いに先生になる。
どうですか?
やりたくなりませんか⁈(圧)
意気揚々とOTの白石先生に企画を見せたところ、
「運動能力や認知能力に差があるので、
フルーツバスケットや山手線ゲームは
難しいですね」
とのこと。
お薬ケース工作には
興味を持っていただけました。
OTの正式プログラムには
採用されませんでしたが、
諦めきれない私は、
麻雀の合間に山手線ゲームを(半ば強引に)開催。
参加者は7人ほどだったでしょうか。
最初のお題は、
「自分が飲んでいる薬の名前」
まずは私から。
はいはい、
アリピプラゾール!
クエチアピン!
リスペリドン!
トラゾドン!
デエビゴ!
アルプラゾラム!
デパス!
余裕の一周です。
そのまま二周目へ。
エビリファイ!
フルニトラゼパム!
マグミット!
クロルプロマジン!
セルトラリン!
クアゼパム!
リーゼ!
二周目もクリア。
なんやこれ。
めちゃくちゃ楽しいやないかい。
薬を飲むことって、なんとなくネガティブなイメージがあります。
でも、このゲームでは堂々と薬の名前を叫べる。
しかも、みんな自分の飲んでいる薬をちゃんと把握していて、
「みんな、すごいなぁ」
と妙に感心したのを覚えています。
山手線ゲームは思いのほか盛り上がり、
次のお題は
「主治医のいいところ!」
だったのですが、
「かっこいい!」
「若い!」
など、だんだん何でもアリになってしまい、
一周で終了。
閉鎖病棟ではスマホが使えず、遊びも限られています。
だからこそ、こんなふうに自分たちで工夫しながら、退屈な時間を乗り切っていました。
退院した今は、育児に追われる毎日。
子どものことを気にせず、ゆっくり時間が流れる生活なんて、あれが人生最後だったのかもしれません。
いや。
「最後」にしなければいけませんね。
再入院はしない。
そう決めています。
それでも、ときどき病棟の空気を懐かしく思い出すことがあります。
さて、いよいよ次回は退院エントリです!
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わぉ、こんなスットンキョウな私にチップを贈りたいと思ってくれたんですね。その気持ちだけで十分です。すみませんカッコつけました、チップぜひお願いします(土下座)