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【饂飩美味紀行】#47 純手打うどん屋 (福岡県朝倉市)【名店】



" 朝 倉 の 名 店、昭 和 香 る 純 手 打 の 技 "




❖ 福岡県朝倉市の位置


福岡県朝倉の地は、筑前国の中央に位置し、古より水と緑に恵まれし風雅の里なり。ことに秋月城跡は、「筑前の小京都」と称されるほどに風情深き城下町にして、往時の面影を今に伝えたり。秋、黒門をくぐれば、もみじの紅に染まりし石垣が目に鮮やかに映え、まるで絵巻物の如き景色なり。しばし歩を留め、武家屋敷の佇まいとともに、移ろう四季の趣を堪能するも一興ならん。

されば、この地の名産として知らるるは、甘き香りと濃き味わいを誇る富有柿なり。秋ともなれば、軒先に吊るされた干し柿が風に揺れ、柿餅や柿酒などの趣向を凝らした品々も旅人の舌を喜ばせる。果樹園にてもぎたてを味わうもまた風流なり。

また、往時の面影を今に伝うるものとして、旧比良松郵便局がある。これは大正の初めに建てられし洋風の郵便局舎にして、今なおその姿を留め、時代の移り変わりを静かに物語るものなり。登録有形文化財にも指定され、かつての郵便業務の様を偲ぶことができる。

この地を巡るには、甘木鉄道を用いるがよし。甘木より小郡に至るこの鉄道は、田園風景をゆるりと駆ける風雅な旅路を提供する。のどかな景色を車窓より眺めつつ、移りゆく時の流れに身を委ねるもまた一興なり。

かくして、秋月城跡の紅葉、富有柿の甘き実り、旧比良松郵便局の歴史薫る佇まい、甘木鉄道の静かなる旅路。これらを巡れば、朝倉の地の魅力を余すことなく堪能し、古き良き時代の息吹を感じることができるであろう。




❖ 店舗外観





❖ 饂飩絵図



⦅🌟🌟🌟🌟☆》ごぼう天うどん  ※撮影 2025年1月


とろろ昆布に一味を添え、味わい引き立て候




❖ 饂飩膳の記録


正月明けの饂飩詣で

 年も改まりし正月明けの朝、湯の余韻を身に纏い、愛車ならぬ愛馬を馳せて帰路を辿る折、前々より気にかけていた「純手打ちうどん屋」の看板が目に留まる。ここに至りて、拙者の心に巣食う一つの念 

――「寄るべし」――

 かくして、いざ参ることと相成った。


懐古の館、昭和の風

 軒先に漂う気は、まさしく昭和の息吹。柱も梁も、年を重ねた風格を備え、郷愁を誘う風情に満ちておる。戸をくぐれば、そこは時の流れを忘れさせる異界。かの時代に名を馳せた食堂のごとき趣に、拙者の心はひそかに躍った。

 中央の小上がりに陣取るは、齢を重ねし鉄馬乗りたち。馳せたる時の数だけ味わい深くなった彼らが、湯気立つ饂飩を前に満足げな顔を浮かべている。ふむ、これは否応なく期待が高まるというもの。


定番こそ至高の極み

 入り口傍らに鎮座するおでんの大鍋――湯気と共に漂う香りに心が揺れるも、ここは初志貫徹、看板たる「ごぼう天うどん」を所望することにした。

 程なくして、漆黒の丼にたゆたう黄金の出汁、その上に鎮座するは、細切りのごぼう天。衣は程よく出汁を吸い、香ばしさと旨みが一体となる。されど、主役はやはり麺。博多うどんの如き柔らかさもありつつ、しっかとした歯応えを有しながらも、もっちりとした食感をも兼ね備える――なるほど、これは絶品。

 ここに追い一手。乗せ放題の「とろろ昆布」を惜しみなく投入し、一味を散らす。旨みが重なり、拙者好みの味へと昇華していく。この瞬間こそ、饂飩道の醍醐味なり。



かしわおにぎり、後悔先に立たず

 するすると啜り、気付けば丼は空。満足感に浸りながらも、一抹の悔いが胸をよぎる

――「かしわおにぎりを頼むべきであった」――

 拙者、痛恨の失策。されど、後悔するばかりでは武士の名折れ。

 店を後にし、向かいのAコープにて即座にかしわおにぎりを手に取る。これもまた、饂飩道の修行の一環。



かくして、拙者の正月明けの饂飩詣では、一つの教訓を残しつつも、満足のうちに幕を下ろしたのであった。



❖ 店の評判帳


残念至極ながら、店の評判帳を見出すことが叶わず


❖ 詳細な絵図




❖ 膳の後の甘味茶屋(宣伝)




” 朝倉の至宝、絶品なる林檎餡包焼 ”


此度、拙者が皆々に推挙仕るるは、朝倉の地にて丹精込めて拵えられし「林檎餡包焼(アップルパイ)」。その美味たるや、誠に筆舌に尽くし難し。

元より、林檎の妙味を余すところなく届けんとの一念にて生み出されし逸品。創業以来、一子相伝の製法を守り、すべての加工を朝倉市の自社工房にて成し遂げるというこだわり。まさに職人の魂が宿る品なり。



ひとたび口にすれば、サックサクの皮が奏でる軽やかなる音、咀嚼すれば滴る林檎の甘酸っぱき果汁。酸味と甘味の絶妙なる調和、これぞ至高の妙味にて候。

今やその名声、遥か彼方に轟き、各地の催事や映像見世物にも引く手数多。然れど、真の味わいを知るは、実際にこの手に取り、口にせし者のみ。



朝倉の地を通る折には、必ずや手にすべし。拙者、かつては林檎餡包焼を好まざる者なれど、今やこの一品を前にすれば、かの過去を恥じ入るばかり。これこそ、まさしく絶品の誉れなり。

是非とも、心ゆくまで味わい給え。



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❖ 過去の饂飩絵巻


美味を求む饂飩侍、風の如く歩みし味巡礼の記録なり



❖ 諏訪たけしの饂飩美味紀行全集




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