見出し画像

1年かけて造った船に目を描いて、来年には燃やす。そういう祭りが屏東にある

このマガジンの記事です↓

使いどころ不明の台湾華語|NAO

━━━

屏東県の東港東隆宮で、
3年に一度催される伝統宗教行事
「屏東東港迎王平安祭典」の
王船の開眼式が行われた。

王船は木造で、
約1年かけて建造と彩色が施された。

来年開催される式典で、
神を送り返す儀式として焼却されるという。

━━━

1年かけて船を造って、
目を描いて魂を入れて、
その1年後にはもう燃やす。

この時間の使い方に、
最初ちょっと混乱した。

完成させることがゴールじゃなくて、
燃やして送り出すことがゴールなんだ、
って気づいた瞬間、
この祭りの意味がやっと繋がった。

災厄払いのための船だから、
残しちゃいけない。
燃えて、神と一緒に去っていくのが
一番いい終わり方なんだと思う。

━━━

今日の一語は 開光(kāiguāng)

前に「開光鶏」の記事でも拾った言葉。

神仏の力を宿らせる儀式のこと。

王船に目を描き入れる瞬間、
ただの木造船だったものが、
突然「乗せて運ぶもの」になる。

開光っていう行為が、
物に役割を与える瞬間なんだと思う。

━━━

元ニュースはこちら↓
屏東東港迎王平安祭典、「王船」開眼式を執り行う 3年に一度の伝統行事(フォーカス台湾)

次回の記事

前回の記事


#台湾ニュース #台湾華語 #台湾 #開光 #屏東東港迎王平安祭典 #王船 #台湾民間信仰 #台湾文化 #使いどころ不明の台湾華語

いいなと思ったら応援しよう!