ナチュラルマイナースケールは音楽理論の迷子スケールです
メジャースケールを学んだあと、
多くの教則本では、
ナチュラルマイナースケールを学びます。
もちろんこの順番が、
間違っていると言いたいわけではありません。
しかし、
これから音楽理論を学ぶのであれば私はぜひ、
メロディックマイナースケールから
覚えてほしいと思っています。
その方がメジャースケールとの共通点が多く、
音楽理論全体が自然と繋がるようになるからです。
ナチュラルマイナースケールは、メジャースケールの6番目から始まるスケールです。
エオリアンスケールとも呼ばれ、
6番目の音から弾けばできると
教わることが多いため、
最初はとても分かりやすく感じます。
しかしそれは、
教える側にとって説明しやすい方法でもあります
それに対してメロディックマイナースケールは、
一見すると難しそうに感じるかもしれません。
ところがインターバル(音の間隔)で考えると、
実はこちらの方が
メジャースケールとの共通点が多いのです。
前回の記事では、メジャースケールを
全音2つと全音3つを半音で挟んだスケール
として説明しました。
ではメロディックマイナースケールは、
どうでしょうか。

図を見ると分かるように、
メジャースケールは全音2つ+全音3つ
メロディックマイナースケールは
全音1つ+全音4つという違いがあります。
しかしどちらも全音5つ・半音2つという
共通点を持っています。
つまりメロディックマイナースケールは、
まったく新しい考え方ではありません。
メジャースケールの考え方を、
そのまま少しだけ変えたスケールなのです。
私はこの共通点こそが最も重要だと思っています。
音名を覚えるのではなく、
インターバルを理解する。
この視点を持つだけで、
音楽理論は「暗記するもの」から
「仕組みを理解するもの」へ変わります。
ではなぜ私が、こんなことを言うのでしょうか。
決してナチュラルマイナースケールが悪いわけではありません。
ただ最初にナチュラルマイナースケールから学ぶと、「ラから始まるスケール」という
音名の理解に意識が向いてしまいます。
その結果インターバルという、
最も大切な考え方に気付かないまま、
次々に新しいスケールを暗記させられるという
地獄の修行に導かれてしまうことになります。
私自身この順番で学んでいたことで、
音楽理論に何年も迷いました。
音楽理論は難しいのではありません。
学ぶ順番が
音楽理論を難しくしていたのです。
だから私は、
メジャースケールの次に覚えるスケールとして、
ナチュラルマイナースケールではなく、
メロディックマイナースケール
をおすすめしたいのです。
🤫
実はここだけの話し
ナチュラルマイナースケールは
音楽で効果的に使われることは
ほとんどないんですよ〜知ってました?
