管理される死と生きられる死。末期心不全におけるACPの限界と可能性
高齢化の急速な進展にともない、心不全を患う人の数も増加の一途をたどっています。急性増悪によって繰り返し入院する心不全患者や、緩和ケアを必要とする難治性の心不全患者も少なくありません。
病状の予測不可能性、あるいは重篤な予後リスクの観点から、心不全患者に対するACP(アドバンス・ケア・プランニング)の導入が注目されているように思います。
ACPとは、将来における健康状態の変化に備え、医療やケアについて患者を主体に家族や医療者が話し合いを行い、患者自身の意思決定を支援するプロセスのことです。
今回の記事では、ACPがもたらし得る患者アウトカムを整理したうえで、末期心不全を例にACPと意思決定の問題を考察してみたいと思います。
患者アウトカムや医療費に与えるACPの影響
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