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kezama
絵画について
絵画の構造
絵は外を内に引き入れたものだと私は思う。
例えば、箱庭とか水槽みたいな形。
一瞬、絵はドアや窓やターミナルに思えるけれど、私がそれに入るのではなくて、その世界が私に入るのだからドアや窓やターミナルでは無いはずだ。
海の絵なんかを考えれば分かりやすい、嗅いでいなくても海の匂いが溢れ出る。
他にも空を描いた絵から見ようとしなくても、光が溢れている。
だけれど、例外として人の心の内を描いたものは内を外に引き出した物だと言われるかも知れない。
でも、私はたとえ人の心の中を書かれた絵だとしても、人の心の内は他人にとってただの外なのだから、それらの絵も外を内に引き込んだ物だと思う。
私はこの外を内に引き込んだ構造を、新たな世界、他人の世界を見に美術館に行きたいと思っている。
だから、あまり情報を重視しない。
多分これは見方によって重視する人もいると思う。
確かに時代背景や筆者の人生を知ればより深く絵の意味を理解できるだろう。
だけれど私にとって、それが時にはノイズになってしまう。
目の前にある絵が、歴史的情報に置き換わる。
つまりは、レシートを見て買い物を楽しむような世界観。
私は何も考えずにふらふらと絵のにじんだ境界から溢れ出る印象を見れば良いと思う。
そんなふうに見れた絵は、偶に私が見ている世界に重なって現れる。
そんな時、筆者と同じ海を、同じ土地を辿るように、同じ世界を見れたような気がする。
最後まで読んでいただきありがとうございます、時間があればこちらも読んでみてね。
※あくまで、私個人の見方について言及した物であり、他人の見方を否定するために書いた物ではありません。
また、絵の構造は人によってブレが生じる物だと思うので、これが正解な構造だと主張したいわけでもありません。
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