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perfume-11 / PACIFIC ROCK MOSS / Goldfield & Banks

香水の好みが少し変わってきています。

少し前まで、グルマン系やブージーな香りがかなり好きでした。

バニラ、ラム、キャラメル、ナッツ、ウイスキー。

夜っぽくて、少し重たくて、甘い香り。

そういう香りを好んでつけていたはずなのですが、
最近あまり手が伸びません。

なんででしょう。

季節のせいなのか、
単純に飽きたのか、
自分でもよく分かりません。

ただ、以前は心地よかった甘さが、
最近は少し強すぎるように感じることがあります。

場合によっては、
胸焼けするような感じすらある。

あんなに好きだったのになぁ。
香水の好みって、意外と変わるものなんですね。
確かに学生の頃のココナッツやバニラの香りは流石に今はちょっと無理な気がします。

最近はウッディ系やお茶系、
少しグリーンな香りを選ぶことが増えました。

落ち着く香りや自分の気分を整えてくれる香り。
そういうものが、今の自分には合っているのかもしれません。

ただ、暑くなってくると、
それだけでは少し物足りなくなってきます。

夏っぽい香りが欲しい。そう考えると、シトラス、グリーン、マリンあたりが候補になるわけですが、

マリン系。これが、自分にとっては少し苦手意識のあるジャンルでした。

正直、偏見があります。

中高生の頃の、ちょっと不良っぽい人がつけていた香り。
ウルトラマリン((GIVENCHY)やアクアプールオム(BVLGARI)とかでしょうか。

なんだか妙に強い制汗剤とか、何だかおじさんっぽい香水の香りで、水っぽいのにツンとする感じ。

もちろん完全にこちらの勝手な印象ですし、古い記憶なのですが、
香りの記憶はなかなかしぶとく刷り込まれています。

何だかマリン系と聞くだけで、少し身構えるところがありました。

なので、自分がマリン系の香水を買うとは
あまり思っていませんでした。

その日も探していたのは、
どちらかというとウッディシトラス系。

すっきりしているけれど軽すぎず、
少し木の雰囲気もあるような香りを探していました。

その流れで先日紹介したAbelのLaundry Dayを試して、
かなり気に入ったのですが、

比較のためにNOSE SHOPの店員さんがいくつか近い方向の香りを出してくださいました。
その中にあったのが、
Goldfield & BanksのPacific Rock Mossでした。

名前からして海。岩。苔。完全にマリン系です。

最初は少し警戒しました。あ、、、そっちか。

でも実際に香ってみると、
自分が勝手に想像していたマリン系とはかなり違いました。

制汗剤っぽくない!
でも確かに海の香り!
爽やかだけど若すぎず、
男性用香水っぽく寄りすぎてもいない!
かなりユニセックスな香りでした。

すごい夏感あるっ!

マリン系に対する苦手意識を、
思ったよりあっさり崩されました。

結局、Laundry Dayとどちらを買うか決めきれず、
両方購入しました。

香水選びで悩んだ時、
どちらも買うという最悪の解決方法があります。

でも、仕方ない。全然違う香りだったので。

Laundry Dayは、晴れた日に洗濯物を干す時のような快晴の陽気。
Pacific Rock Mossは、海岸沿いを歩いている時の潮騒の空気。

どちらも夏っぽいのですが、
見えている景色が違いました。

忘れないうちに、
Pacific Rock Mossについてまとめておきます。
まずはブランド。

Goldfield & Banks


Goldfield & Banksについては、
以前インジーニアス ジンジャーの記事でも書きました。

オーストラリア発のニッチフレグランスブランド。
オーストラリアの自然や香料に魅せられ、
フランス香水の技術と組み合わせて生まれたブランド。

Pacific Rock Moss / Eau de Parfum

調香師は、
François Merle-Baudoin、
Carine Certain Boin。

本国公式HPでは、
Aquatic & Fresh
Olfactive Family: Aromatic | Aquatic
と記載されています。

Sunrise|Lemon Italy, Australian Coastal Moss
Summit|Sage France, Geranium Egypt
Sunset|Cedarwood Virginia USA, Whitemusk
かっこよい。夜明けから夕日までにノートを例えるのかっこ良すぎる。

AIで生成

マリンノートにアロマティックなエッセンスを加え、まるで緑豊かなオーストラリアの海岸を散歩しているかのような完璧な夏の日の気分に。青い海にざぶんと飛び込んだ時のようなフレッシュな波しぶきの香りが広がる。

トップ|レモン(イタリア産)、マリンアコード
ボディ|ロックモスアコード、セージ(フランス産)、ホワイトフラワー
ベース|シダーウッド、ムスク、アンバー、モス

【ストーリー】
このアクアティックでフレッシュな香りとともに、日々を掴み、純粋な至福の瞬間を体験してください。特徴的なマリンノートにアロマティックなエッセンスが重なり、理想的な夏の日の、緑あふれる海岸沿いの散歩へと誘います。シダーウッドが香りにしっかりとした土台を与え、そこから立ち上るのは、海のしぶきのように爽やかな香り──オーストラリアの青い海に飛び込む夏の日を思わせます。
太陽に照らされた岩に打ち寄せる波、そして昼がゆっくりと暖かな夏の夜へと変わっていく、そんな時間にインスパイアされたユニセックスフレグランス。

https://noseshop.jp/collections/parfum/products/glb-pf-pm

本国公式とNOSE SHOPで少し表記が違うのも面白いところです。公式はオーストラリア南海岸の植物や空気に寄せた説明。NOSE SHOPは、
マリン、岩場、苔、花、ウッディな余韻という
香りの流れが分かりやすい印象です。

実際に香ってみると、
最初はレモンと潮の香り?が広がります。
海風の中に柑橘が混ざっている感じ。

でも、海水そのものの匂いではありません。
海臭いわけではない。

Fragranticaも見てみると、
メインアコードはアロマティック、シトラス、モッシー、ウッディ、ハーバル、アーシーあたり。

自分が「マリン系なのに入りやすい」と感じた理由は、
たぶんここにあります。
海だけではなく、
苔やハーブ、木の感じがある。

だから、自分の中にあった昔っぽいマリン香水のイメージとは違ったのかもしれません。

しかも結構気に入っている。

なんでしょうね。
好みが変わってきたのか、
季節に引っ張られているのか、
単にこれまでちゃんとマリン系を試してこなかっただけなのかはわかりません。

記憶の中のマリン系香水より
もっと明るくて、軽やかで、
でもちゃんと大人っぽい。

海そのものではなく、
海岸線の空気の香り。

インジーニアス ジンジャーが、
太陽と植物の勢いだとしたら、

Pacific Rock Mossは、
海岸線と光。

今まで自分の香水の中に、
海っぽい香りはほとんどありませんでした。

内省的な香りというよりは、
気分を内側から外側へ向けたい時、
暑い日に、暑さを嫌がるのではなく、
まあこれはこれで良いかと思いたい時。

そういう日に使いたくなる香りです。

マリン系、ずっと避けていましたが、
かなり見直しました。

Pacific Rock Moss、
買って良かったです!!

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