vol.261「心を込めるかわりにやること:沈黙しない・落ち込まない・聞かれたことに答える」
アウトプットするためのコツとして、「心を込めようとしない」「反省しない」があると思っています。
ここで「アウトプット」とは単に意思表示することを含みます。「反省しない」は、やみくもに落ち込まない、反省してるアピールをしないことを指します。
「心を込めなければ」と自分でハードルをあげ、難しくする。
「あれでよかったのだろうか」「これでいいのだろうか」と反省自省して行動を停めてしまう。
意味がまったくないとまでは言えないけれど、その状態から脱出してあとで振り返ったら、「時間をムダにしてしまった」と思うことがほとんどです。
noteのような個人の発信もそうだし、リアルな人間関係(仕事や家庭や趣味)でもそうなる。
となると、対策を立てたほうがいい。
この「対策」も、内容が100%正しいかどうかよりまず、自分に言い聞かせるため/立ち戻って読み返せる文字に起こしておくのが有効だと思ってます。
以下、リアルな人間系におけるアウトプットの最小単位を、1対1の会話だとします。
◆沈黙しない。
何かをプレゼンして、たとえば仕事で案件を決裁者に説明して、ツッコミを受けるたとき。
「ともかく口を開く」人と「沈黙してしまう人」にはっきり分かれるように感じています。
「沈黙してしまう人」の共通点として、「正解を言わなければならない、と思いこんでいる」がありそうです。
仕事にかぎらず、個人参加している勉強会の自由討論的な場でも、なかなか手が挙がらない。発言する人が毎回、一部の人に偏る。
特に後者の場面では、ほぼリスクがないから、発言したほうが自分のためです。「ペナルティなく発言できて、ほかの人は聴いてくれるという約束があらかじめ成立してる場」って かなり貴重で、絶好の実践練習になるからです。
私は苦にならないほう、かつその場で司会進行のような役をするのが平気なほうで(嫌われたらどうしよう、みたいなことがあまり気にならない)、発言してない人を順に当てたりしています。が、もちろんこれも発言者=私 がいちばん得をしてしまっています。「発言する+影響力の練習をする+評価を得る」と複合的に得るものがあるからです。
※前者=仕事でも、「発言したら現実にリスクが発生する」ことはあまりないと思っています。とはいえ企業文化やその人のキャラクター、卑近な人間関係にもよるので、別の記事で書いてみます。
◆落ち込まない。
とにかく、単に落ち込んだ態度を取らない。
「わたし反省しています」というのは、謙虚なようで、楽なポジションだと思っています。
落ち込んでいれば、自分の気は済みます。一方で、自分を下げて相手の反応を待つ、つまり、相手に責任を丸投げしている。
しんどいように見えて楽な行為。言葉を選ばずにいうと"卑怯な"ポジションということです。
同じく、仕事をしていると時折遭遇する場面です。
私は1on1などで、たぶん平均よりも踏み込んむほうです。
「落ち込んでてたら誰かが助けてくれる、って思ってない?」
「10行動したら10報われる/10意思表示したら10肯定されたりしないよ」
など、くどく言うようにしています。
自身の経験から、また信用のおける(と思っている)発信者たちが共通して言っていることから、気づいてもらったほうがプラスになる、と思っているからですが、相手(例:チームのメンバー)がどこまで納得しているかはわかりません。
◆まず、聞かれたことに答える。
ビジネス書にかならず書いてある「結論を最初にいう」ですが、私も苦手なほうで、かなり長い時間をかけて訓練して、ちょっとマシになってきたぐらいのレベルです。
ただ、自分が通ってきた道なのでよく分かる/観察して気づきやすい、ということはやっぱりあって、「聞かれたことに答えない」人は多い。
沈黙してるわけではなく、答えを返そうとするのだけど、違う話からはじめ、脱線のほうが長くなり、答えまでなかなかたどり着かない、という事象です。
あらかじめ準備できていない・起承転結で話そうとしてしまう・焦って思わぬことを口走ってしまう(本人も気づきながら止まれない)、手短に話す訓練ができてない、、、、
など、要因はいろいろあると思いますが、
「責められていると思って、弁解から入ってしまう」
という心理が大きいのではないかと仮説を立てています。
◆自分の見解を添える。
「聞かれたことに答えない」の裏返しで、答えてはいる=「事実を順に並べたてる」「聞き調べた情報を返す」けど、「それをどう受けとめればいいのか」がわからない現象です。
「何を判断すればいいか」「良い状況か悪い状況か」「ポイントはどれなのか」=「報告者としては本件をどう思っているか(何をしてほしいか)」が当然重要なのだけど、言わずに終えるケース。
「落ち込んでみせる問題」で触れた「相手に責任を丸投げしている」に該当すると思っています。
「合ってるかどうかじゃなくて、自分の意見を持つ・言う習慣を持とうよ」
と、同じく(しつこく)言うようにしてて、また過去に千回くらい先輩や上司や師たちから言われてもいます。
「沈黙しない」と「自分の意見を添える」はめちゃくちゃ大事で、人生で得したり損したりに大きく影響すると思ってます
発言、意思表示をやめない。少量でも続ける。やめてもまた再開する。
イメージとして、「発信の総累計量をKPI指標としてセットする」、となるでしょうか。
「継続できる能力」が理想だけど、次点として「再開できる意思」が重要だと思います。
自身に置き換えると、一定量の文章を書く、インターネット上で発信することにストレスを感じない、沈黙せず発言(反論)する、といったあたりまではできる。一方で、習慣/継続/定量化が苦手なほうです。
周囲に宣言する効果、言葉にして読み返す、実践できている人を観察して真似る。アラフィフになってもあれこれ試行錯誤しています。
「四十にして惑わず」と言うけれど、ぜんぜんそんなことはない。五十になっても迷うし、手探りするものです(苦笑)。
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ありがとうございました。
