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連載「写真集を読む」始めます

連載『表現の自由研究』が完結してから5カ月。
終わった時は壮絶な燃え尽き症候群に悩まされておりましたが、最近ようやく立ち直ってましりました。

そんな折、写真展に参加してみて思うことが。
それは「写真の言語化能力が必要である」ということ。

何か出来ないかと考えたとき。
いつも視聴している 2B Channel や 言葉なき対話 | 写真の話をしよう でやっている写真集レビューを見て「これだ!」と。
…というのは脚色で、いずれ写真集をじっくり読んでいくことが必要だなと考えていました。

そこで目的を設定し連載とすることで、私が得た知見を共有できたらという発想に至りました。
いろいろ未確定ですが、すこしでも楽しんでいただけるものが書けるよう頑張ります。


概要

目的①:写真集を読んで「なんかいい」を言語化する

その写真集からどんな情報が読み取れるか。
コンテクストとしてどのような主張がくみ取れるか。
読んでみて自分の感想を抽出して言語化できるか。

もともと感想文が激烈に苦手で、何とかして潜り抜けてきた私。
しかしnoteで試行錯誤するなかで「こうすれば書ける」を掴んだ気がするので、もう少し自分の情緒を観察する訓練として書こうという試みです。

特に重点として置きたいことが、印象派の絵画を見たときに思う「なんかいい」を言語化したい、ということ。
どのジャンルにおいても、理由は後回しで直感として「なんかいい」と思うことが多々あって。
それを紐解く技術、言語化する上での語彙やレトリックなんかを身に着けていきたいのです。

究極的には、自分の写真を人に伝える上で、どのような要素が必要なのか、どうすれば伝わるのか、について書いていきます。
今後の写真展示や写真集作成に活かせる、実利としての目的。

目的②:「Santa Fe」を批評したい

先日、東京都写真美術館の図書室で文献を読んでいたところ。
宮沢りえ「Santa Fe」を批判する文章に出会いました。

実際にSanta Feも見つつ、批評文も読んでみることに。
「これは安易に触れてはいけない」と文章を3年書いてきた直感が告げるのだったです。

そこで一定程度の知識、そして写真集レビューをした経験を積んで、改めてSanta Feに相対し、その批評をしてみようと考えています。
当時の社会的情勢やジェンダー論、法律や権力構造など根深い問題をたくさん抱えているので、慎重に進めようと。

ヌードやランジェリー撮影における倫理的問題や、抱く感想については以前から興味のある分野でもあり。
当連載のゴールに設定するにはちょうどいいのかも、という気持ち。

連載について

・投稿間隔
投稿間隔は2週~3週に1回を検討。
月1回だと足りないかもという程度の考えなので、ここは要調整。

・写真集の閲覧
買えるものは買う想定ですが、入手困難だったり高額なものは図書館などを利用していきます。
また「この写真集いいよ」みたいなオススメや「これレビューして」のような貸与をしてくださると大変助かります。

・写真集のジャンル
特に限定はしない想定。
ただし最終的にはセンシティブなジャンルに突っ込むので、人物が主な写真集は多くなりそう。
また写真史上重要な写真集については重点的にリサーチする想定です(provoke、ベッヒャー、キャパ、ソス、荒木経惟、篠山紀信、深瀬昌久など)。

連載記事一覧(随時更新)

第一回 鳥羽宏之×柊里杏『つなぐ』『記憶の海を泳ぐ』

さいごに

この連載を通じて何が起こるのか、どのような変化が自分に訪れるのか。
正直何もわかっていませんし、むしろ誰にも読まれないかもという不安にも苛まれています。
なんせキャッチーさとは(前回の連載同様)かけ離れたコンテンツですので。

それでもやるからには手抜きはせず、真摯に向き合おうと思います。
お付き合いいただけるあなたに感謝し、スタートを切ることにします。

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