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テーマは「『人を見る』とは」|Misskey写真部展モデルさん紹介

Misskey写真部展(会期:2025/6/20-6/22)まで残り1カ月となりました。

展示作品として壁を彩っていただく4名の役者さんが決まりましたので、ご紹介の記事です。
どなたも素敵なうえ、うち3名は初の展示、さらにうち2名は初の撮影で展示作品に仕上がるという、挑戦に満ちた自信作となりました

4名のご紹介とともに、展示のコンセプトを少しお話しして、展示への期待度を上げてほしいなと!
じっくりご覧ください。

※掲載する写真は展示作品とは異なります※


雨音あまね朱穂みほさん

今回のキービジュアルとなる朱穂さん。
というより、彼女の写真で「これはぜひ展示に出したい」となったものがあり、起点としてテーマやほかの写真を構成したという流れなのです。

あまり表舞台で活躍されない方なので、もしかしたらご存じの方は多くないかもしれない。
でも私としては彼女の魅力はもっと発信されるべきと思っているのです。
171cmという恵まれた身長に、あどけなさと大人の混ざった表情、格好良さも美しさも併せ持った姿と、すこしギャップがあって魅力的な接しやすさ。

彼女の魅力を最大限引き出す力が私に足りていないということもありつつ、「最高にかっこよく撮ってみたい」と撮ってみたら本当に最高にかっこよく写ってくださって
「これは多くの方に見てもらわねばならない、何が自分に刺さったのか分析してテーマ化しよう」と取り組んだ半年でした。
物語の糸を読み取ってもらえると嬉しいです。

若葉琴音さん

私の写真活動は、若葉さんをいかに、彼女の共演者さんやファンの方が引き込まれるように撮れるか、という挑戦と共にありました。
昨年夏にあった展示でその点に本気で向き合い、少し感覚を掴んだことを契機に「遠出して撮ってみましょう」と提案したのが今年はじめ。

撮影日に天候が悪くなりがちなのですが、この日は最高の快晴。
分単位でルートを計画し、事前に考えられた構図で、想像をはるかに超える最高なロケーションで撮った最高の一葉を飾ります
ミニマルでありながら、私の描きたいコンセプトと、若葉さんのカッコよさを表現するひとつの到達点だと思っている、そんな写真

また若葉さんとの写真は、”私の色彩感覚が持つ好き”を表現してみようとした、どちらかといえばアート寄りな挑戦も含んでいます。
もっと突き詰めるべき点はあると思いつつ、重要な足掛かりであるとも思っているのです。
「この写真いいな」と思ってもらえたら、私と仲間です。

本間理紗さん

若葉さんの出演舞台を観に行った際、舞台上でひときわ輝く役者さんがいました。
美しく、華麗で、それでいて可愛らしく、自信に満ちた、徐福役の本間さん。
全身を使った動き、表情、声の抑揚、セリフのない時間の演技まで、写真を撮っていいと言われたなら連写音で苦情出るくらいには心のシャッターが唸りを上げていました

彼女のSNSを覗いてみると、モデル活動をしているわけではなく、しかし写真写りは最高にステキ。
私はこう思うのでした、「彼女を撮らないことは世界の損失である」と。
年の瀬ということもあり、翌年に向けての種まき期間としていた私は、即座に奮起し声を掛けたのでした。

正直ダメもとで撮影のお願いをしところ、なんと快諾いただいて。
二度目ましての撮影日、まさにその日
「これは本間さんの魅力と最大限にマッチする色だ」と思える仕上がりの写真が出来上がり、展示せねばならぬと。

透明感と強さが見事に融和する、本間さんのお姿を堪能してほしいです。

小麦みのりさん

何の気なしにInstagramを見ていたときに、カッコいいポートレートが目に留まって。
引き込まれた私はプロフィールページに。
そこにはカッコいい姿から、あどけない笑顔まで、すべてが魅力的に映るような小麦さんの姿
ご友人との練習ポートレートはあったものの、例にもれず「まだ魅力を引き出せる、もったいない」と思い立ちお声がけしたのでした。

お声がけした段階ではただのポートレート撮影で終わるつもりでした。
しかし展示する他3名の写真が決まった段階で、構成を考えるともう1名モデルさんがいてもいいかも、と思っていて。
断られてもいいや、くらいの覚悟で「思い切って展示作品として撮ってみませんか?」と提案して、これがなんとOKいただいて展示に至ります。

今回の4名の中でも彼女は特殊で。
全く面識ない初対面での撮影で、展示作品としてコンセプトを決め撮影し、私は演技すら見ていない、という展示作品に仕上げるには不都合すぎる条件。
それでも行けると踏んだのは、彼女の魅力に勝手に期待していたからに他ならず、果たしてその期待は正しかったと確信したのでした。

観る人を引き込む瞳にご注目。

ぼんやりテーマ「人を見る、とは」

ちゃんとしたテーマをつらつら書いてしまうと面白みに欠けるので、ぼんやりと。

我々人間が人を見るとき、どのように見ているのか、という話。
良くも悪くも、相手に興味を持ったなら、得られる限りの情報から人物像を構築しにかかるでしょう。
人生の中で構築されたステレオタイプや偏見に基づいて「こんな人だろうな」と自分の中で作り、コミュニケーションの中で修正していくわけです。

これはヒト、ないしホモサピエンスが社会性を獲得する過程で形成された習性です。
一方現代社会のように、本能的だけでは決してうまく行かない時代においては、差別にも繋がりかねない危険性も含んでいます。

展示に翻って。
今回四葉の写真を展示するわけですが、私以外の人間は四名全員と面識があることなんて99.99%ないです。
つまり少なくとも一名は偏見に基づいて、自らの価値観で、その人を見ることになる、と。
日本で幅を利かせているkawaiiポートレートとは異なる志向で作られた私の写真が、その偏見にどう影響を及ぼすのか、を内省してもらうための展示と考えています。

四葉ともカッコいい系でまとめています。
つまり好意的にこちらを見ていない、もしくは意識していない、敵対的かもしれない、というシチュエーション。
美しさに惹かれて惚れ込んでしまうのか、なんか攻撃的だなと一歩引いてしまうのか、写真では分からない笑顔が観たいと思うのか、興味ないとスルーしてしまうのか
そんなモデルさんとの相互作用を鑑賞して貰いたいです。

おわりに:展示全体の準備も着々と進んでいます

今回の展示は総勢29名の大所帯。
ノンジャンルで、インターネット色も出るような濃い展示になる予定です。
執筆の前日に皆さんの写真を拝見したのですが、本当に幅広い趣向で写真に向き合っていて、まだまだ自分の世界が狭いなと思わせてくれます。

同時に、「この展示は誰のためにあるのか」が常に頭の中で大きな課題として浮かんでいます
ストレートに考えるなら、展示は来場者・観覧者の”体験”のためにあるというのが私のスタンスです。
それは観る側として多くの会場に脚を運んできた経験からであって。
一方で、今回ご参加いただく出展者さんの多くが初の展示で、その中で「また展示に参加してみたいな」と思ってもらうことも私のミッションであるとも同時に自負しています。

つまるところ、展示は飾る側と観る側の相互作用によって成立します。
どちらかに偏重するのは非常に実験的で、今回のような一定規模のグループ展示においては手を出すべきではないかな、と今時点思っていて。
平易にはなりますが、バランスの取れた展示にしていきつつ、鑑賞体験は決して損なわないという点は最低ラインで、と。

役者さんのためにと約4年走り回ってきた私が作る、ちょっとアンダーグラウンドな写真展。
インフルエンサーが集う場とは趣向の違うディープでエネルギーの大きい”スキ”が集まる空間をお楽しみいただけるよう、全力で参ります。

あなたのお越しをお待ちしておりますね。
それでは。

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