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撮って写って心地よいが、ここにある|役者ポートレートVol.32

求められるものと実践したいもの。
すれ違うことも多々あります。

もし、それが合致するのだとしたら。
これ以上素敵なことはないです。

少なくとも、私はそんな相手がいます。
おなじみ武藤いろどりさん。

ポートレートという、写真趣味における一大カルチャーなジャンル。
ポピュラーな枠組みからはみ出した私たちの、せめてもの生きざまです。
美しく治安悪く、華を咲かせましょ。


ここが落ち着く場所
決して闇ではなく
決して地獄ではなく
”治安悪い”という概念の上にのみ存在します

メインストリームから外れ
華々しい栄華のもとに立ち入ることもできず
しかしそこにいます
決してゴミなどではありません


顔が写ってない
人物が主とも限らない
そんなポートレートが心地よいので
撮ってて楽しくて仕方ない


より理論的に抽象的でありたい
奇をてらったと笑われないような

「武藤彩とは」を表現するには
それなりの知識量と技術
両方が伴っていないと成り立たない
そう考えています


ありふれた写真ではない
オートクチュールな写真を目指したい


あ。
これは完全に私の趣味です
ときに限界ヲタク化します


「素敵な路地の好み」
が一致する人間とマッチングする確率
どんなもんでしょう

私は「ここでいろさん撮ったら素敵やん」って思うし
いろさんも「たかはしさんに撮ってもらおう」と思ってくれてると
嬉しいことこの上ない
偶然の巡り合わせ


まるで野良猫に導かれて
路地に迷い込むような
一歩進むごとにワクワクしていくような
ポピュラーから離れてゆく安心感
プライスレス


花火持って行ったのに
この1本に火だけつけて
終わってしまった夏

花火1,500円分買い込んだのにな…


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写真撮りにも色々います。
作為性を極める人、偶然の出会いを求める人。
理想を描写する人、思考を描写する人、現実をシンプルにとらえる人。

絵画の歴史のように、様々な主義主張、流派が存在していて。
撮る人同士でも、見る人にとっても、合う合わないは発生します。

私はポートレート界隈に居場所がないと感じています。
写真展に出そうと思えない。
審査サイトやコンテストは落選しまくり。
自分好みの写真と巡り合う確率が、SNSや写真展で出会う0.1%にも満たない。
そんな存在です。

重ねて、自分の確たる写真の骨子も持ち合わせていません。
「モデルさんが写って心地よい」が実現できれば御の字なので。
相手に合わせてスタイルが変わってしまいます。

写真撮りとして生きづらい私ですが、それでもニッチな考えに共感してくださる方とご縁に恵まれました。
いろさんもその一人。
お互いノビノビ治安悪いして、キャッキャ言いながらアングラの街を征きます。

この日の写真は、そんな私の好みを詰め込んだ、ヤサイマシニンニクマシマシアブラカラメチョコレートソースダークモカフラペチーノ。
お気に入り過ぎてずっと眺めてます。
推すしかないな???みたいな。

もし。
もしも。
こんな写真あってもいいなと思う方がいたら。
写ってみたいなと思う方がいたら。
新しい素敵な出会いになることを期待しています。

それでは。

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