【閑話休題】劇場版名探偵コナン 全作品評価「劇場版 名探偵コナン ゼロの執行人(2018)」
みなさん、こんばんは。
たびまろと申します。
普段は旅に関する記事をあれこれ書いておりますが、
春といえば名探偵コナン。 ということで、
劇場版名探偵コナンの全作レビューをしていきたいと思います。
今回は第22作目、 「劇場版 名探偵コナン ゼロの執行人」 の評価です。
※あくまで個人的な評価です。
なお、評価基準は以下の通りです。
★★★★★:個人的に何度でも見たい(見ている)名作
★★★★ :★5には少し劣るが良作
★★★ :少し突っ込みどころが多い
★★ :脚本・キャラクターに若干難あり
★ :脚本・設定が合わない
劇場版名探偵コナン ゼロの執行人
【評価】
監督 :立川譲
ストーリー:★★★
推理 :★★★
設定 :★★★★★
主題歌 :★★★★(福山雅治「零 -ZERO-」)
総合評価 :★★★★
【コメント】
シリーズ22作目となる本作は、
劇場版コナンの“社会派路線”を決定づけた作品 と言っていいほど、
異色のテーマと構造を持っています。
まず特筆すべきは、
「公安」「検察」「警察庁」「警視庁」 といった
“国家の縦割り構造”を真正面から扱った点。
単なる事件ではなく、 「
組織の論理」 が物語の中心に据えられており、
シリーズでも屈指の“重さ”と“リアリティ”を持つ作品です。
物語の軸となるのは、 爆破事件の濡れ衣を着せられた小五郎。 コナンが“探偵”としてではなく、 “司法の矛盾に挑む存在” として描かれるのは非常に新鮮で、 シリーズの幅を大きく広げた一本でもあります。
そして何より、 安室透というキャラクターの存在感が圧倒的。
公安としての冷徹さ
市民を守るための信念
コナンとの価値観の衝突
「僕の恋人は…この国さ」
この作品で描かれた安室透は、
“人気キャラ”ではなく “国家のために生きる職能者” としての姿が強く刻まれています。
一方で、推理パートは控えめで、
どちらかというと 「社会派サスペンス × 組織論 × 職能の矜持」 の比重が大きい作品です。
そのため、純粋なミステリーを求めると少し物足りなさはありますが、
テーマ性の強さがそれを補って余りある構造になっています。
終盤の 自動運転 × サイバー攻撃 × カーチェイス は、
立川監督らしいスピード感と緊張感が際立つ名シーン。
福山雅治「零 -ZERO-」への入り方も完璧で、 作品の余韻を静かに、
しかし力強く締めてくれます。
総じて、
「国家の論理 × 個人の正義 × 職能の矛盾」 が高いレベルで融合した名作で、 劇場版コナンの中でも特に“異色の完成度”を持つ一本だと感じています。
キャラ映画に見られがちですが、キャラ映画にしては完成度が高い作品に仕上がっていると思います。
【まとめ】
以上、第22作目 「劇場版 名探偵コナン ゼロの執行人」 の感想でした。
みなさんもぜひ好きなシーンなどありましたら教えてください。
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それではまた旅と暮らしの交差点でお会いしましょう。
たびまろでした。
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