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日本海に浮かぶ北海道の小さな離島 焼尻島・天売島に行ってきた

 北海道には公共交通でアクセス可能な有人離島が5つある。そのうち、利尻島礼文島奥尻島は既に訪問済みなので、今回は未訪だった焼尻島と天売島も訪れたいと思い行ってきた。


HND✈AKJ

 焼尻島や天売島に空港は無く、羽幌港から船でのアクセスになる。そのため、まずはAIRDO便に乗って旭川へ行き、旭川から車で羽幌へ向かった。

焼尻島

 旭川に到着した翌日朝イチのフェリーで、羽幌港からまずは焼尻島へ行った。今回はレンタカーを借りていたので、そのままフェリーに載せてレンタカーごと島へ向かった。島は小さいのでレンタサイクルがメジャーだが、高低差が激しいのでレンタカーで正解だった

羽幌港からフェリーに乗船
羽幌港を離れる
船内では寝ていて気づいたら目の前に焼尻島
焼尻島に上陸

焼尻島一周

 焼尻島に上陸後は最初に焼尻郵便局へ行き、焼尻島上陸記念のポストカードをいただいた。ポストカードなので切手を買えば風景印も押してもらえて、単純な白い葉書に押してもらうよりも良い記念になった。
 郵便局の隣には焼尻郷土館(旧小納家)がある。和風と洋風の混ざった木造の昔ながらの建築で、館内には昔の人々の生活を感じられる展示が多く見応えがあった。
 集落の奥のほうには厳島神社があったが、こちらは社殿に賽銭箱などは無く、軽くお参りだけした。

焼尻郵便局
焼尻郷土館(旧小納家)
厳島神社
厳島神社の社殿

 その後は焼尻島を反時計回りに一周した。道の先に天売島を見ながら進み、まずは焼尻島最高地点である鷹の巣園地に立ち寄った。この場所からは焼尻島を一望でき、反対側には海の先に浮かぶ天売島が綺麗に見えた。

道の先に天売島が見えた
焼尻島最高標高地点の鷹の巣園地
焼尻島の全景を望める
反対側には天売島が見える
道の先に天売島を望む
晴れていて綺麗に見えた

 ここから島の西側を進み、途中の白浜野営場に寄った。近くにはめん羊牧場があり、そこで放牧されている羊が見られた。
 野営場の麓には白浜海岸がある。焼尻島の海岸はほぼ岩場だが、この場所は数少ない砂浜だそう。小さな砂浜だが、海岸の先には天売島も望めた。

白浜野営場
海の先に天売島も見えた
白い点々が羊の群れ
白浜海岸
透き通った海岸の先に天売島

 港に戻ってきたら島っ子食堂で昼食に海鮮カレーを食べた。帆立やムール貝がゴロゴロ入っていて、甘口で食べやすかった。

島っ子食堂の海鮮カレー

焼尻の自然林

 昼食の後は島の中央部に広がる自然林を散策した。国指定天然記念物となっている原生林で、海岸沿いに広がる開けた草原とは打って変わった、木々に囲まれた風景が続いていた。
 まずは自然林の中のウグイス谷と呼ばれる場所へ行った。小さな谷になっていて、小さな橋もかけられていた。
 次に向かったオンコの荘は開けた場所で、風雪により背が低くドーム状になったオンコ(イチイ)の木々が生える、自然の力を感じられる場所だった。
 オンコの荘と反対側にある雲雀ヶ丘公園は、公園という名に反して謎の池があるだけだった。

焼尻の自然林
遊歩道が整備されている
木々に囲まれた中を歩く
ウグイス谷
橋の下に小さな谷
鶯谷の姥松という古木が生えていた
オンコの荘
低いオンコの木々が連なる
ドーム状のオンコの内側は幻想的
雲雀ヶ丘公園

天売島

 自然林を散策しているうちに時間が近づいてきたので、フェリーターミナルへ戻り今度は天売島へ向かった。

午後便のフェリーがやってきた
焼尻島を出発
焼尻島を離れる
焼尻島の先に天売島が見えた
焼尻島の横を通過
天売島に近づいてきた
天売島に到着
港の先に焼尻島が見えた
天売島に上陸

天売島一周

 天売島に上陸後は例により郵便局へ行き、天売郵便局来局記念のポストカードをいただいた。こちらも同様に切手を買って風景印も押してもらった。

焼尻島と天売島の記念ポストカード
風景印もいただいた

 その後は一度宿にチェックインしてから夕食の時間まで天売島を時計回りに一周した。岩場に海鳥の集う黒崎海岸を過ぎ、天売島のシンボルだという赤岩のある展望台や、望遠鏡で海鳥を観察できる千鳥ヶ浦園地の海鳥観察舎、断崖絶壁の続く景色を望める観音岬などに寄り、島の景色を堪能した。天売ブルーとでも言いたくなるような美しい青い海が広がっており、島のどこから見ても景色が綺麗だった。

黒崎海岸
岩場に海鳥が集う
赤岩展望台
尖った岩が赤岩
海は青くて美しく天売ブルーと名付けたくなる
断崖絶壁の麓に青く綺麗な海が続く
千鳥ヶ浦園地
天売島の先に焼尻島が見える
千鳥ヶ浦園地の横には海鳥観察舎がある
海鳥観察舎から望む断崖絶壁の海
海鳥観察舎では無料の望遠鏡で断崖に居る海鳥が見られた
観音岬展望台から望む天売島の断崖絶壁
反対側には天売灯台が見えた
愛鳥公園から天売港とその先に焼尻島を望む
港の横のロンババ浜から海の先に焼尻島を見る
砂浜ではなく石ころが連なる海岸だった

 島を一周し終えたら宿に戻り夕食を摂った。今回泊まったのは民宿竹内というとこで、夕食にはウニまで出てきたのに2食付きで1人1泊7900円だった。ウニは羽幌港で食べると7000円するそうなので、宿泊費は実質900円である。なお、私はウニが苦手なので、そのおいしいとこは友人がいただいた

民宿竹内でいただいた豪華な夕食

夕刻の天売島

 天売島はウトウという海鳥で有名だそうで、日没時には海に出ていたウトウが島の断崖絶壁にある巣に戻ってくる姿が見られるそう。私は鳥観察にはあまり興味が無かったが、せっかくだからと行ってみた。ちょうど島を一周した時に寄った赤岩展望台がウトウの有名スポットだそうで、この島に来ている観光客は全員集まっているのではないかというぐらい多くの人が集まっていた。
 日没時には海面スレスレを飛んでエサを集めており、日が暮れて20分ほど経つと巣に帰ってくる。赤岩展望台のまわりに巣がたくさんあるようで、辺りが暗くなってきた頃に私たちが居る場所に爆速で突っ込んできてスリリングだった。草むらに突っ込んできたウトウは歩いて巣に戻るようで、道路脇ではウトウの姿を近くに見られた。
 ウトウたちが音をたてながら私たちの頭上スレスレを飛んで草むらに突っ込む光景はなかなか面白く、鳥観察に興味が無くても行って良かった。

赤岩展望台から日没を望む
日没後、海面スレスレを飛びエサを集めるウトウたち。
群れでない個体もいたがこちらもウトウだろうか
日没から20分ほど経ち帰巣するため飛んでくる大量のウトウ
凄い勢いで草むらに着地するウトウ

 ウトウ観察の後は皆帰っていったが、私はその先に進んで観音岬で星空観察をした。まだ暗くなりきっていなかったのもあり天の川までは見えなかったが、頭上には満天の星空を、海の先には焼尻島や羽幌の街の明かりを見ることができた。

天売島の星空
海の先には焼尻島や羽幌の街の明かりが見えた

天売島の森

 翌日は宿で朝食をいただきチェックアウトした後、焼尻島にもあった厳島神社に寄った。鳥居から社殿までの道は木々に囲まれて厳かな雰囲気で、社殿には鈴や賽銭箱もあり焼尻島のよりもしっかりしていた。

お世話になった民宿竹内でおいしい朝食をいただいた
厳島神社
厳島神社の社殿

 お参りした後は島の中央部に広がる森を歩いた。天売島の森の中にはフットパスと呼ばれる遊歩道が整備されていて、海沿いとはまた違う、木々に囲まれた景色の広がる中を散策できた。歩き進めるとやがてノゴマ館と呼ばれる小屋が現れる。無人の小屋だがトイレもあるのでひと休みできた。

森の中にフットパスと呼ばれる遊歩道がある
木々に囲まれた中を歩く
散策した先に現れたノゴマ館

CTS✈HND

 帰りの時間も近づいてきたのでフェリーターミナルへ向かい帰路についた。帰りも行きと同様に焼尻経由で、焼尻港に寄港してから羽幌港へと戻った。

宿でお土産にもらった塩わかめと、商店でお土産に買った岩のりとたこかま。
帰りのフェリーがやって来た
天売島を離れる
羽幌に戻る前に焼尻島と再会
北海道の本土が近づいてきた
1日ぶりの羽幌港に戻ってきた

 行きは旭川空港を利用したが、帰りは新千歳空港からの便にしたので、羽幌からは4時間弱のドライブで北海道の景色を愉しみながら新千歳へ向かった。
 新千歳ではラウンジで北海道産米粉のパンや鮭のおにぎりなどの軽食をいただき、ANA便で羽田へと戻った。

新千歳からANA便で羽田へ帰る
搭乗前にラウンジで軽食
新千歳を離陸し北海道を離れる


 焼尻島と天売島は小さな島だが、自然が美しくて心地よくとても良い島で、本当に来て良かったと感じた。

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