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カクテル #9 「ロングアイランド・アイスティー」 | カクテル言葉 「希望」

 あるフォロワーさんお気に入りの「ロングアイランド・アイスティー」は、紅茶を使わずにアイスティーのような色や味わいを楽しめる、ちょっとおしゃれなカクテル。初めて作ってみた。

 アメリカ、ニューヨーク州南東部のロングアイランド島で誕生したと言われている。
 同島のクイーンズ区、ブルックリン区はニューヨーク市の一部であり、ナッソー、サフォーク地域も含めて富裕層が多く、生活水準が高いことで有名だ。

 国際バーテンダー協会のレシピは次のとおり。

 テキーラ     15mg
 ホワイト・ラム  15mg
 ジン       15mg
 コアントロー   15mg
 レモンジュース  30mg
 ガムシロップ   20mg
 コーラ       適量

 これをコリンズグラスに入れてかき混ぜる。
 レモンスライスを飾ってもよい。

 このレシピだとアルコール度数が高く、甘みも強いので、「tackmin's Bar」では、少しアレンジする。

 テキーラ      7mg
 ホワイト・ラム   7mg
 ブランデー     7mg
 ジン       25mg
 コアントロー   10mg
 ライムジュース  54mg
 炭酸       適量

 ガムシロップは使わず、コーラの代わりにブランデーで紅茶の色合いを出す。

 アイスティーのようで飲みやすいが、アルコール度数は高いので注意が必要。うちのマコさま(妻)だったら、おそらく腰が抜けてしまうだろう。


このカクテルを飲みながら読む本といえば、ロングアイランドを舞台にした小説、スコット・フィッツジェラルドの「グレート・ギャツビー」(1925年)だ。
 1920年代のロングアイランドの富裕層の生活を描いている。
 大邸宅で暮らし、毎晩のように豪華なパーティーを開いているギャツビーだったが、派手などんちゃん騒ぎの影で、かつて失ったある女性が現れるのをひたすら待っていた。・・・

左 野崎 孝 訳     右 村上 春樹 訳

 スコット・フィッツジェラルド(1896~1940)はアメリカの小説家。
 1920年代に「楽園のこちら側」「グレート・ギャツビー」などを発表し、アメリカを代表する作家の仲間入りを果たし、ゼルダ・セイヤーという美貌の女性と結婚した。
 しかし、1929年の大恐慌や翌年のゼルダの統合失調症・入院により生活は暗転。作品も思うように売れず酒に溺れるようになった。
 アルコールを手放せず健康状態が悪化して、心臓発作のため44歳で亡くなった。

 「華麗なるギャツビー」は映画化され、1974年にロバート・レッドフォード、2013年にはレオナルド・ディカプリオがギャツビーを演じている。
 ホームシアターを楽しみながら飲むのもいい。

左 ディカプリオ版  右 レッドフォード版



「ロングアイランド・アイスティー」を飲みながら聴くおすすめの曲

 1曲目は、ビリー・ジョエル(1949年~)の「素顔のままで」。
 ロングアイランド島ナッソーの出身で、アルバム「コールド・スプリング・ハーバー~ピアノの詩人」のタイトルは同島の地名からきている。
 代表作に「ピアノ・マン」「ストレンジャー」「オネスティ」など。

 この曲では、ジャズサックス奏者フィル・ウッズ(1931~2015年)が、印象的なアルトサックス・ソロを聴かせてくれる。


 もう1曲は、ジャズのニューヨーク・トリオによる「過ぎし夏の思い出」。
 ピアノのビル・チャーラップ(1966年~)は、ブロードウェイの作曲家を父に、ベニー・グッドマン楽団の歌手を母に持ち、音楽的環境に恵まれていた。
 フィル・ウッズのカルテットなどで活躍するかたわら、自らのトリオを率い、多くのアルバムを発表してきたが、確かなテクニックに裏打ちされた豊かな音色で魅了する。


「ロングアイランド・アイスティー」のカクテル言葉は「希望」

 落ち込んでいる人を励ましたい、元気づけたい、という気持ちが込められている。

 ほろ酔い気分で一句
 アイスティー 酔ひて懐かし 友の歌

Cheers!










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