中央構造線・フォッサマグナを巡る6(番外①)「日本のベニス・新湊内川」
10年ほど前、映画『真白の恋』を観た。とてもよかったので、舞台となった日本のベニスともいわれる「新湊内川」に、ずーっと行ってみたく思いつつ歳月が過ぎていた。
このたび中央構造線、糸魚川静岡構造線、フォッサマグナを巡る車中泊の旅において、長野県、新潟県に遊び、富山から白川郷を経て帰る途上、ここ新湊内川(しんみなとうちかわ)に、ようやく立ち寄ることができた。
、、、というか、新湊内川を目的に富山を回る帰りのコースを選んだ。

「新湊」と呼称されていますが、内川の歴史は古く、鎌倉時代には政治・経済・文化の中心地として、また江戸時代には北前船の中継地として栄えたという。

内川を実際さんぽしてみると、これは川というより運河ないし細長い岸壁を持つ漁港のようにも見えます。
マップをひらき地形を見て、もしかしたら内川の海側は、かつての砂嘴(さし)が拡大したのではないかと推測してみた。さしずめ内川は砂嘴と陸の間の水路みたいなもの。←知らんけど
むろん、現在目にする、内川東端の富山新港などは、近代の埋立や岸壁造成で景色が変わってしまっているでしょう。
また新港以外のところでも、規模大小はわかりませんが、使い勝手良いように地形改変(主に埋立)が加えられているかもしれません。
なので今の内川が昔も同じであったかどうかわかりません。←調べろよ!
いやしかし、新湊内川の核心エリアは、少なくとも鎌倉時代以降、大きく変わってはいないと思われます。実際あるいての感想です。
そんな悠久の時間を想いながら、さらに真白の映画を思い出しつつ、薄暮のベニスをさんぽしました。←ベニス行ったことないけど笑


ベニスといわれる由縁は、この喫水線かもしれません。
水面から道路面まで数十センチしかありません。大潮や、津波の心配がないほど、海面(水位)に変化なく、安定しているのでしょうか。




[映画『真白の恋』のこと]
富山県出身の新人監督・坂本欣弘が2014年春より制作を開始し、出身地である富山県で「日本のヴェニス」と呼ばれる射水市の新湊内川を中心にオール富山県ロケで撮影を行い、3年をかけて2017年2月11日に撮影地の富山県で先行公開。
キャッチコピーは「恋をした真白は、"普通"の女の子でした」
(Wikipediaさんより)
『真白の恋』の主人公・渋谷真白は、俳優 佐藤みゆきさんが演じられました。すばらしい女優さんです(演劇やられてるみたいです)。
さて、ここで映画のキャッチコピー「恋をした真白は"普通"の女の子でした」、の「普通」にひっかかっておりました。
普通の反対は、普通じゃない?
そうなんです。真白は、軽度の知的障害者という設定でした。普通じゃない、のでした。
普通じゃない真白は、恋ができない。周囲からそう思われてる。思わさせられてる。
いやいやいや。そんなことはない。真白も普通に、恋するのよ。
そういう物語でした。
知的障害は、例えば他人より背が低いとか、あるいは引っ込み思案であるとか、そういう個性の一つだということを、この映画は言いたかったのだろうと思います。内川のレトロな風景と相俟って良質で、価値ある作品でした。
考えてみれば、社会生活において「普通」というのがクセモノです。
普通、っていったいなんじゃい?

話が横道にそれてしまいました。
こうして内川の夕暮れは、さんぽする人も一人か二人くらいで、まこと静かに満たされる小一時間でした。







このあと、今夜は近くの海浜公園で車中泊します。
海は凪。想像してたのと違って、静かな富山の夜です。
次回は「中央構造線・フォッサマグナを巡る7(番外②)『白川郷合掌造り集落』と『御母衣(みほろ)ダム』」へとつづく←終章です!
2025.4.19
(投稿 2025.5.19)
※本記事は4月19日投稿したライブ記事を改稿しました。
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