「中央構造線・フォッサマグナを巡る3『国天然記念物・北川露頭』と『赤石岳を望む大西公園』」
[国天然記念物 北川露頭]
日本ジオパークは、全国に46地域が登録されています。そのコンセプトは「地質・地形をベースに、生態系や文化を含む典型的なサイトの保全、解説看板の設置、見学ツアーなど」だそうです。
(中央構造線博物館リーフレットより抜粋)
その46地域のうちの1つが『南アルプスジオパーク(中央構造線エリア』」で、大鹿村の全域と、伊那市・飯田市(一部)から構成されています。南アルプスはむろん超重要な第一級のジオパークです。

具体的なジオパーク活動の一つとして、大鹿エリアの場合は、村内に地質・岩石を巡る6コースが設定されていて、そのうちの2コースに、国指定天然記念物の『北川露頭』と『安康露頭』が含まれています。
当然、露頭の現場を実際に見ますよ。ただ時間がないので2箇所は無理かな。
どっちにしよか?
情報(中央構造線博物館)では、安康露頭の方はアクセスあまりよろしくなく、かつこれから行く予定の諏訪方面とは逆方向になる。
その点、北川露頭は、諏訪湖方面だし、車を降りてからの徒歩区間も短い。

…ということで、博物館から国道152号を北へ15キロほど走って、北川露頭の現場まで来ました。



鹿塩川(かしおがわ)の谷へ下りて行くと、北川露頭の大きな説明看板がありました。
「国指定天然記念物
この看板の左横から眼下を見下ろすと、中央構造線が平らな岩盤(水平面)に見られます。中央構造線とは、関東から九州へ続く長大な断層(=大地のずれ目)です」(看板より)

「この看板右手の階段を下りると、鹿塩川沿いにほぼ垂直に現れた中央構造線が見られます。(←水平面なんか垂直なんかどっちやねん!筆者笑)
赤色(一部暗褐色)の方が内帯側で、高温のマグマが地下でゆっくり固まった花崗岩。
緑や黒色の方が外帯で、比較的低温だけれども、地下の深いところで、高い圧力を受けて、薄い板を重ねたような構造に変化した結晶片岩です。
ここで見られる岩石は、断層運動で破砕して、もとの岩石とは見かけも成分も変わってしまっています」(看板より)

それでは、実際に川に下りて見ましょう。

なんかさぶいなあ。
スマホのマップ見たら、標高1200メートルぐらいでした。さぶいはず…
この先に分杭峠(ぶんぐいとおげ)があり、このあと峠を越えて諏訪湖方面へ行きますが、そこ(峠)はもっと高く、なんと1424メートルもある。中央構造線の影響か、「ゼロ磁場」という不思議な現象も生じる場所らしい。












こんな感じで、北川露頭の見学を終えたのでした。
[赤石岳を望む大西公園]
時間が前後するのですが、「中央構造線博物館」と「大西山崩壊礫保存園」からほど近いところに「大西公園」があります。
そこは今まさに桜が満開で、しかも雪渓の赤石岳が望めると聞き、行ってみることにしました。
赤石岳は標高3121メートルあり、南アルプス(赤石山脈)の盟主といわれています。
以下、写真です。







雪渓の山と満開の桜を、一枚の額縁に見たのは、生まれて初めてでした。さぶいのに熱くなりました。
「中央構造線・フォッサマグナを巡る車中泊の旅4『諏訪湖畔の車中泊』」へつづく
2025.4.18
(投稿 2025.5.10)
前回記事⇩
