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更年期の不調と貧血、40代・50代女性が慣れてしまう前に見直したい食事の話

自分が更年期に入った頃から、周りの同世代の女性たちに更年期の不調について相談を受けることが増えました。「なんとなくしんどい」「眠れない」「ホットフラッシュがつらい」……症状は人それぞれですが、「こんなもんかな」と慣れてしまっておられる方もいるんじゃないかなと思っています。でも、その疲れの一部が貧血からきている場合もあるんです。この記事では、見落としやすい貧血のサインと、大豆とエクオールの意外な個人差についてお話しします。

「氷が止まらない」は、体からのサインだった

以前、一緒に働いていた方の健診結果を見せてもらう機会がありました。かなり貧血が進んでいたんですが、その方は「こういうもんなんかな」と、あまり気にされていない様子でした。家族のお世話を優先していて、自分のことは後回しになっていたんですよね。

話を聞いていて、ひとつ気になることがありました。「氷が食べたくて、しょっちゅう食べている」とおっしゃっていたんです。これは氷食症といって、鉄欠乏性貧血のサインのひとつです※1。大学の教科書で読んだことが現実としてつながった瞬間でした。不正出血が続いて血液が失われると、新しく作り直すのに時間がかかるので、気づかないまま貧血が進んでしまうことがあります。

「今のうちに治しておこうよ。なるべく早く婦人科に受診してね。このまま放っておいたら、しんどいだけじゃなくて骨に栄養が届けられなくなって、骨が弱くなってしまうから。家族の食事作りをがんばるのと同じように、自分のためにも食事を大切にしてね。」とお伝えしたら、その通りにしてくれました。その方は忙しさのあまり、自分の食事をゼリー飲料で済ませてしまうことも多かったんです。家族の食事はちゃんと作るのに、自分のことは後回し——まずそこから変えてもらいました。婦人科での治療と並行して、ちゃんと食事をとることを続けてもらいました。後から「最近、氷が食べたくなくなりました」と教えてくれました。

別の女性は、爪がスプーン状に反り返って割れやすくなっていました。これも貧血が関係していることがあります。しんどさに慣れてしまって、体の中で何が起きているか気づけていないことがあるんです。

私も、クリニックと漢方に頼りながら乗り越えた

忙しかった時期、私も食事がまともにとれなくて、眠れなくて、毎日だるさを感じていました。更年期もあるのかなと思って、婦人科や漢方クリニックに相談して、漢方薬を飲んでいた時期があります。漢方が私には合っていて、だいぶ楽になりました。今は食事と睡眠を整えているので漢方も飲んでいませんが、あの頃は本当にしんどかったです。

不正出血や婦人科トラブル、明らかに貧血があるという場合は、専門のクリニックに相談してみてほしいです。もしクリニックに管理栄養士がいれば、主治医の先生に相談して栄養指導も受けてみてほしいです。治療と食事の両方で整えていくのが理想ですよね。

毎日お豆腐を食べていても、エクオールを作れていない人が半分いる

更年期の食事でよく話に出る大豆製品。豆腐や豆乳に含まれるイソフラボンは、腸内細菌の働きで「エクオール」に変わると、女性ホルモンに似た形で穏やかに作用して、更年期の変化をサポートしてくれます。

ただ、このエクオールを作れる腸内細菌を持っている日本人は、おおよそ半分と言われています。せっかく毎日お豆腐をしっかり食べていても、体の中でエクオールに変えられていない方が半分いるんですよね。

自分が産生できるかどうかは、婦人科や人間ドックのオプション、市販の尿検査キットでも調べることができます。


エクオールが作れないとわかった場合は、そのままサプリメントで摂るという選択肢もあります。大塚製薬のエクエルなら研究実績があるので安心です。大豆を原料として作られているため、大豆アレルギーのある方は注意してくださいね。


更年期の不調に「こんなもんか」と慣れてしまう前に、まず自分の状態を観察すると、できることが見えてくるかもしれません。


参考文献

※1 (2014) "鉄欠乏性貧血における氷食症" 臨床血液 55(4):436. https://www.jstage.jst.go.jp/article/rinketsu/55/4/55_436/_article/-char/ja/


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