【最終話】勇気の一歩から始まった新しい世界|専業主婦だった私の10の転換点
【前回までのあらすじ】
作業者を卒業する!そう決意して、ビジネス交流会デビューした私。ご縁で交流会の事務局長に就任し、月80本のZoomの日々。交流会・セミナー・勉強会・商談・1on1…。ライターなのにライターじゃない??
ライターになると決めた47歳の時、私の手元には目立った武器が何一つなかった。
大学を卒業して新卒で就職したものの、結婚退職後の職歴はぱったりと途絶えている。アルバイトやパートの経験すら一切ないのだ。
本棚の奥にホコリをかぶって眠っていたのは、学生時代に取得したまま一度も使ったことのない教員免許だけ。
20年近く、私は専業主婦として3人の子どもたちとの日々を無難につつがなく送ることに全集中していた。
もちろん、子どもたちの成長を間近で見守り、家族の土台を支える日々は、かけがえのない、心から楽しい時間だったと胸を張って言える。
でも、いざ「社会」という大きな海へもう一度漕ぎ出そうとした時、履歴書に書けるような実績は何もなかった。
社会との繋がりが絶たれているような心細さ。「〇〇ちゃんのママ」以外の肩書きを持たない自分。
月に数万円で良いから、自宅でこっそり稼ぎたい…。
それがライターを始めた私の、偽りない等身大の姿だった。
わずか6年で積み上げた予想外の肩書き
あれから6年。
内職として赤ペン先生から、おっかなびっくり始まった私の歩みは、気がつけば想像もしていなかった場所へと私を連れていってくれた。
今の私を構成する肩書きを並べてみると、自分自身でも少し驚いてしまう。
・フリーランスWebライター
・note運用代行・伴走コンサルタント
・note運用チャレンジ部主宰
・ニーズマッチオンライン支部事務局長
・著者&講師交流会共同主催
・PRライターズカフェ運営サポート
・4タイプ行動心理学の認定講師
勉強の成果を肩書に反映したいという想いから
・SEO検定1級
・日本化粧品検定特級(コスメコンシェルジュ)
といった専門資格も取得した。
さらに、発信活動の幅も広がった。
・Kindle出版3冊(1位獲得)
・Udemy講座2本(ベストセラー)
つい先日も、noteの無料相談セッションを100名の方とやり遂げたばかりだ。
たった6年前には「何もない」と嘆いていた専業主婦が、少しずつ、でも確実に積み上げてきた結晶がここにある。
私の10の転換点
いま一度、私の10の転換点を整理してみる。
1.赤ペン先生になる
2.アフィリエイトブログを始める
3.クラウドワークスに登録する
4.開業届を出す
5.プロクラウドワーカーになる
6.奥歯の詰め物が取れる
7.noteで目標宣言する
8.自分の商品を作る
9.営業と提案で仕事をゲットする
10.ビジネス交流会デビュー
つながりがあるようで、まったく脈略がない流れだと思うかもしれない。
私の中では、その時のチャンスに乗るためにパッと行動した結果だと結論付けている。
実際、「わらしべ長者作戦」と命名して、note記事にもしているのだ。
そして、このマガジンのテーマである「夫に言われた年収をクリア」したのかについて。(第4話参照)
結論から言うと、クリアできた。
売上が爆発するわけでもなく、コツコツと。
目標達成できて満足か…と聞かれたら、6年もかかって恥ずかしいという気持ちの方が大きい。
達成できたことを夫に言ったか?
結論、言った。
反応は?…というと「へー。すごいじゃん」(あっさり)
夫の反応が薄いのも、私が「やった!」と思えないのも、この年齢で…というのが大きいのかもしれない。
50代の上場企業の会社員だと月80万円~100万円くらいは普通だし、会社員時代の同期(女性)に聞いたら「月給100万円」とのこと。
やっぱり…?と自分の足らなさに絶望しているのが正直なところ。
それに、夫に認めてもらいたいと思って頑張ったのではない。
私自身のために頑張ったのだ。
ライターの枠を超え事業家へと視座が変わった
この6年間の最大の転換は、単に「スキルが身についた」ことではない。
それは、私自身の働くことに対するマインドが、根底から大きく変化したことだ。
最初はただ依頼された記事を納期通りに納品する「請負のライター」だった。
しかし、noteというプラットフォームと出会い、そこで自分の商品を一から作り、自分の言葉で直接お客様に価値を届けるようになると、目の前に広がっているビジネスの景色が一変した。
「もっとこうすれば、この人の魅力が伝わるのではないか」
「このサービスを必要としている人に届けるための仕組み作りはどうすればいいのか」
そんなふうに思考を巡らせるうちに、いつの間にか自分一人で完結する仕事から、デザイナーやブランドプランナーなど信頼できる仲間とクリエイターチームを立ち上げたり、クライアントのビジネス全体の動線設計やコンサルティングを担うようになっていた。
それは、「文章を書く人=ライター」という枠を抜け出し、事業全体を俯瞰して価値を生み出す「事業家」としての視点を持つようになった瞬間でもあった。
50代「もう遅い」なんて言葉は辞書にない
Webの世界で活躍する人は20~30代の方ばかり。
私のような主婦上がりの50代はほぼいない。
47歳でこの世界に飛び込んだ時
「今から新しいことを始めるなんて、もう遅いのではないか」と不安だったし、「Excel・Wordもろくに使えないのに」と、夫に鼻で笑われていた。
でも、今はっきりと断言できる。
「もう遅いなんてことは、絶対にない」と。
限りある人生の時間をどう使い切り、最高の経験に変えていくか。
ただ漠然と日々を過ごすのではなく、自分の可能性や経験にしっかりと投資して、後悔のないように人生を豊かに使い切る。
そんなふうに、能動的に生き方をデザインできるようになった。
次の10年へ。一歩踏み出した先にある終わらない物語
新しい挑戦には、いつだって恐怖が伴う。
足がすくむのも当然だ。
しかし、ほんの少しの勇気を出して一歩前に出るだけで、見える景色は劇的に変わる。
年齢を言い訳にせずに行動すれば、こんな年齢からでも、新しい経験や刺激的な人との出会いがいくらでも待っているのだ。
リビングから社会へ接続した10の転換点。
振り返れば、そのどれもが小さな決断と、少しの勇気から始まった。
あと10年ちょっとで年金をもらえるような年齢になる。
さて、ここから先の10年、私は何ができるだろう。
まだ自分に可能性があるのなら、その限界まで全力で走り抜けてみたい。
もっと遠くへ、もっと面白い場所へ。私の人生の第2章は、まだ始まったばかり。
次に私が踏み出す「一歩」は、果たしてどんな新しい景色を見せてくれるのか。
その答えを探すための扉を、私は今、ゆっくりと開けようとしている。
この記事は「note創作大賞」に応募するための私のノンフィクションビジネスエッセイです。
専業主婦15年以上から、内職を経て、個人事業主になり、夫に言われた年収をクリアするまでの地方在住引きこもりおばちゃんの成長物語です。
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