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「リン」が消えたら、スーパーから野菜が消える

「リン」が消えたら、
スーパーから野菜が消える。

そんな話、
ほとんどの人は聞いたことがないと思う。

でも実際、
リンは“食料そのもの”を支える資源だ。

今日、大学の展示で
「リン鉱石」の資料を見た。

最近、
食に関する知識を異常にインプットしているが、
この内容を読んで、
まだまだ知らないことが多いなと感じた。

なぜなら、

リンがないと、
農業が成立しない。

つまり、
人類は食べていけない。

リンは、
骨や歯の材料になるだけじゃない。

DNA
RNA
細胞膜
ATP(エネルギー代謝)

生き物の“根幹”を支えている元素だった。

植物にとっても、
リンは必須。

光合成
成長
実をつけること

全部に関わる。

つまり農業では、
リン酸肥料がないと
まともに作物が育たない。

問題はここから。

日本は、
このリン資源をほぼ輸入に頼っている。

主な供給国は、
モロッコ、中国、南アフリカなど。

つまり、

世界情勢が崩れる

リン価格が高騰

肥料が高騰

農業コスト爆増

食料価格上昇

この流れが普通に起こる。

実際、
近年の肥料価格高騰で
農家はかなり苦しんでいる。

しかも日本は、
さらに厄介な問題を抱えてる。

日本の土壌には、
火山灰由来の「黒ボク土」が多い。

この土、
水はけが良くて柔らかい。

でも、
リンをガッチリ固定してしまう。

植物が吸収できなくなる。

つまり日本農業は、
大量のリン肥料を前提に成立している。

これ、
かなり危うい構造だと思った。

エネルギー問題はみんな気にする。

でも、
食料を支える“リン”の話は
ほとんど知られていない。

しかも、
リンは石油みたいに
代替が効きにくい。

窒素は空気から作れる。

カリウムも比較的分散している。

でもリンは違う。

限られた場所にしかない。

しかも、
人類はリンなしでは生きられない。

ある意味、
石油より深刻かもしれない。

だから今、
下水汚泥
家畜の糞尿
食品廃棄物
鉄鋼スラグ

ここからリンを回収して、
再利用する研究が進んでいる。

つまり未来は、

「捨てる社会」から
「循環する社会」

への転換になる。

今回の展示を見て思った。

食料問題って、
単に“農業”の話じゃない。

資源
地政学
エネルギー
環境
人口
物流

全部つながってる。

そして、
普段食べている野菜の裏側には、
誰も気づかない“鉱石”の存在がある。

たぶん、
多くの人は
「リン鉱石」なんて一生気にしない。

でも実は、
文明を静かに支えている
超重要資源だった。

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