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河図と紫微斗数

” 河図洛書(かとらくしょ)は、
古代中国における伝説上の瑞祥である
河図(かと)と洛書(らくしょ)を総称したものである。
「河」は黄河、「洛」は洛水を表す。
易の八卦や洪範九疇の起源とされている。”

wikipedia




四化と河図理論

先日書きました、「北派河洛紫微斗数」の続きです。

「星曜」は「天」。「十二宮」は「地」。
そして最も特徴的な「四化」は「人」。という構図があり、
この四化がどの星曜に付くか?そしてどの十二宮に入るのか?
「天」「地」「人」の三つが複雑に絡み合い、
その人にまつわる人間性、
また、人生のイベントスケジュール等を示す事がわかって来ました。

そしてその「四化」の織り成す動き、
つまり欽天派で言う所の「向心力」「離心力」という要素が、
実は「河図」のシステムによって運営されている事におおいに驚く。

しかもちゃんと「生数」と「成数」が四化システムに反映されており、
これが人生を紐解く直接的な判断材料となっている。

また、この「生数」「成数」の大きな特徴である
「生数に成数が加わらなければ象が具現化しない」という部分も
きちんと組み込まれているんです。

これには本当に驚きました…。

「北派河洛紫微斗数」
という「河図」の名前を冠する名称はダテではなかった…。


合十

そして、なかなか深遠なものを感じたのは、
「合十」という要素です。
数を合計して10になる事を「合十」と呼び、
それは「完成」「完結」の意味があり、
特に玄空風水の択日において、
また八宅法の延年方位の原理にもなっている
「吉」の要素として扱われます。

しかし、この四化においてはやや違った様相を呈しているんです。

字面を考えるとわかる事なんですが、
「完成」「完結」はすなわち「完了」「終了」であり、
その意味が徹底されている。

例えば、事業のプロジェクトが実って無事完了し、
組織においても、その人の個人的においても成果となる。

これは喜ばしい事であり、歓迎すべき事ですが、
これだけではなく、
例えば、恋愛での別れ。結婚生活での離婚や死別などによる
「関係終了」をも意味し、
文字通り「終わる」という事象も示す事がある。

河図理論の上に立脚する四化の仕組みにおいての
「合十」という思想にも驚きを隠せません。

縁が始まったり、縁が終わったり、
人生においてそういった場面は必ず体験する事かと思います。
「人」の要素である四化が「天」「地」と複雑に配合され、
此の世に具現化する、という構図に、
しばし腕組みをして唸ってしまいました。


雑感

ある人が、「「古典(紫微斗数全書)」に載っていないものは
全て捏造で、取るに足らない」
というような発言をされていました。

北派(欽天派)の四化の技法はそれらの古典には載っていません。

私自身、紫微の古典に明るいわけではないので
議論に立つ資格もないのですが、
ここまで密接に河図システムが反映されている事を考えると、
「取るに足らない」と結論付けるのはいかがなものかな、と
思ってしまいます。

下手すると、「周易」と「断易」くらいの相違があって、
どちらが正解でどちらが不正解、等と言う
単純な決め付けは難しいのではないでしょうか?


青嚢経

ところで、風水の重要な古典に「青囊経」という文書があります。
上中下の三巻からなる、漢を築いた劉邦を支えた軍師として有名な
張良に兵法書を授けたという「黄石公」の作、と言われます。

上巻の冒頭からすぐに

天尊地卑,陽奇陰偶,
一六共宗,二七同道,
三八為朋,四九為友,
五十同途,闔闢奇偶;
五兆生成,流行終始。
八體宏佈;子母分施,
天地定位,山澤通氣,
雷風相薄,水火不相射。

青嚢経上巻

と始まり、河図について言及されて行きます。

続いて

中五立極,臨制四方,
背一面九,三七居旁,
二八四六,縱橫紀綱。

青嚢経上巻

と、洛書の定義に続きます。

そして中巻にはこのような記述があります。

紫微天極;太乙之垣,
君臨四正;南面而治,
天市東宮,少微西掖,
太微南垣;旁照四極,
四七為經,五德為緯,
運斡坤輿,垂光乾紀,
七政樞機,流通終始。

青嚢経中巻

紫微を中心とした「紫微垣」の事が出て来る。

実際は中巻の冒頭に

天有五星,地有五行,
天分星宿,地列山川

青嚢経中巻

とあって、天上と地上の関連性を説いています。
つまりは「風水巒頭」について書かれているとされるので、
当然、これが紫微斗数に関連しているとは論が飛躍しすぎますが、
完全に河図システムを四化に取り入れた北派は、
「紫微斗数」の名を借りた「別のなにか」
なのではないか、という考えがぼんやり浮かんで来ました。

そして、これは必ず付け加えておかなければならない事だけど、

「河図洛書の理論を使っているからと言って
「実効性」があるかどうかはわからない」

という点です。

しかし、これは、実効性を確かめる以前の、
四化に対するまだまだ足りない私の理解力の無さに起因しており、

「河図理論じゃん!こりゃすごい!」

と、のぼせて声を大にして記事にしてしまう所に、
忸怩たる思いがなくもない(笑)

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