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おてんばと言えばキャンディキャンディ!おきゃんなレディと言えば?


「すごい」ですませないで、自分の表したいことにぴったりの言葉を探させたいな

これは、小学校の教科書(光村図書)の巻末にある「言葉の宝箱」にあるセリフです。

「言葉の宝箱」には、語彙を豊かにするための学年ごとに選定された言葉一覧が掲載されています。

中学受験に向けての十分な語彙量とは言えませんが、例えば二年生の「人物を表す言葉」に「ひょうきん」が掲載されているなど興味深いです。

「言葉の宝箱」です↓

https://www.mitsumura-tosho.co.jp/kyokasho/s_kokugo/support/2020k_guide_03.pdf



さて今回は性格・態度に関する【小学生が「何それ?」って思うことば】を紹介します。

お子様は、人や物に対して「かわいい」や「やばい」だけを多用していませんか?(子供たちだけでなく、大人も、そして僕自身も含めてですが)

上記の「おきゃんなレディ」はタレントの酒井法子さんがデビューするときのキャッチフレーズです。

「おきゃん」は活発な女性を表す言葉ですが、「女性の態度を表す言葉」で複数の中学入試問題頻出作家さんの作品で登場した言葉を紹介しますね。

まずは筑波大学付属駒場中に出題された「羊と鋼の森(宮下奈都)」より

わざと蓮っ葉な口調で由仁が言い、鼻に皺を寄せた。

出典「羊と鋼の森」宮下奈都(文春文庫)

続いて海城中、六甲学院中に出題された「るり姉(椰月美智子)」より

みやこが赤い髪のなかに手を入れ、ボリュームを出したいのか、さらにモサモサさせながら聞いてくる。まるで、はすっぱな娼婦みたいな手つきだ。いつの間にかガムをかんでいる。態度が悪い。

出典「るり姉」椰月美智子(双葉文庫)

「蓮っ葉」です。「言動・態度などが軽薄で品がない女性を指すことば。」ということで、女性を批判的に表現する言葉ですが、最近ではもう少し軽いニュアンスで用いることが多いようです。

「おきゃん」「おてんば」とも近い意味合いです。もちろん批判的にとらえられることもあるので、用いるとき際は注意が必要かと。「尻軽」「阿婆擦れ」という意味合いもあるので。

「蓮っ葉」は上記の2作品以外に、「夜のピクニック(恩田陸)」「おまじない(西加奈子)」「さがしもの(角田光代)」でも登場していました。

「魅力的でありながら、少し擦れた雰囲気」という登場人物の表現に用いられています。

小学生が読む文章に普通に登場する言葉だと、とらえて良いようです。


それでは、その他【小学生が「何それ?」って思うことば】第24回「性格・態度に関することば」を紹介させてください。

おしゃま

大人びた感覚を持っていたり、格好をしたりする子供を指す言葉。女の子に対して使う場合が多い。

「おませ」は年齢のわりに大人びていることです。

あかんたれ

関西で意気地のない人をののしって言う言葉。「ダメ」という意味の「あかん」に接尾語「たれ」が合わさってできた。「たれ」は「小便たれ」「しみったれ」「ばかたれ」など、人をののしるときによく使います。僕は10代の頃「へたれ」ということばをよく使っていましたね。


きっぷがいい

「気っ風」と書く。人の気質を「気風」といい、気質が良いことを「気っ風がいい」という。「細かいことにこだわらない」「ケチケチしない」など気持ちのいい様子を褒める言葉。


げんきん

目先の損得で、すぐ態度や主張を変える様子。(例)「嫌がっていたくせに、時給が高いと知ったら乗り気になって、なんてげんきんな奴だ。」


出不精

外出をめんどくさいと感じ、外出したがらない人を指す言葉。不精とはめんどうくさがることで「筆不精」「不精ひげ」などの表現が代表的。


ミーハー

流行に流されやすい人に対して用いる言葉。軽率だという意味も含む。


面食い

顔立ちの良い人を好むこと。外見で相手を好きになりやすい人。


「おきゃん」という言葉を検索すると「おきゃん死語」みたいなワードが出てきます。「おてんば」も「おしゃま」も、その他ここで紹介しているほとんどの言葉もそうです。

最初は「そうやんな。もう使わへんよな。」と思っていました。でもその時考えたんです。

「これって、語彙力低下の表れじゃないか」と。

メールやLINEで相手に伝わらないかもしれない言葉はなんとなく避けますよね。そもそも死語を使う人を嘲笑する傾向もあるし。

そうやってどんどん用いる言葉が少なくなり、結果死語も増えるのかなと。

ここで紹介している言葉は全て小説・随筆から拾ったものです。

今のところ死語ではなく文章中に登場しますよ。

子供たちには読書でたくさんの言葉に触れてほしい。そして様々なキャラクターを味わってほしいと願っています。


最後まで読んでいただきありがとうございました。

子供たちの読書量が豊かになり、家族の会話が増えますように。

次回は「生き物がついていることば」を書こうと思います。「虎の巻」「マンモス団地」などなど…。

よろしければ前回の記事です。「昭和の行動に関することば」をどうぞ!


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