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親子で探してね。ことばの動物園開園です!

ことば探しゲームを知っていますか。マス目に並べられた文字の中に、あることばが散りばめられていて、タテ・ヨコ・ナナメに探しながら〇で囲んでいくやつです。

くだものや生きものの名前が隠されていて、ひらがなが読めるようになったお子さんなら最も取り組みやすい言葉遊びのひとつです。

プリントがある「ちびむすドリル」のサイトです。↓


さて、物語小説を読んでいても、様々な生きものの名前が付いている言葉を見つけることができます。

ことわざや慣用句にも動物の名前が付いているものはたくさんありますね。

「猫に小判」「馬が合う」などなど。

今回は中学入試問題頻出作家さんの作品から見つけた「生きものの名前が付いていることば」を紹介します。

塾のテキストに出てくるようなものではなく、【小学生が「何それ?って思うことば】的に紹介しますね。

まずは「スパイクを買いに(はらだみずき)」より

「サッカーの指導者向けの本はさ、わかりやすいのが、あんまねぇんだよね。それで、これはおれの虎の巻なわけ」

出典「スパイクを買いに」はらだみずき(角川文庫)

次に「ツバキ文具店(小川糸)」より

不祝儀の手紙に関しては決まり事が多いので、先代の残した虎の巻を繙き、一通りの流れを確認する。

出典「ツバキ文具店」小川糸(幻冬舎文庫)

「虎の巻」です。意味は「門外不出の秘伝が書かれている書のことで、そこから教科書などの解説書のことを指すようになった」で、簡単に言うと参考書です。「あんちょこ」とも言います。

中国の兵法書で文・武・竜・虎・豹・犬の六巻からなる「六韜(りくとう)」に由来し、奥義が記された「虎韜(ことう)の巻」が略され「虎の巻」となったそうです。

なんだか戦隊ヒーロー物のアイデアになりそうな気もしてワクワクします。

思い起こせば、スマホもない時代の頃です。「教科書ガイド」を持っている同級生がうらやましかったですね。

その教科書ガイドを持っている子に対し、くやしさ紛れに「あいつ答え見て宿題やっとんねん!」となじっている同級生もいました。


それでは小学生が「何それ?」って思うことば】第25回「生きものの名前が付いていることば」を紹介させてください。

虎の子

大切にして手離さないもの。虎が自分の子を大切にし、とてもかわいがって育てる性質があるということからできた言葉。

「予習シリーズ漢字とことば4年上」に掲載されていました!

極楽とんぼ

のんきな人。気楽な人をからかった言葉。職をもたないでぶらぶらしている人。


ねずみ入らず

ねずみが入らないように作った食器棚。食品の収納庫としても用いられた。台所に置かれることが多い。現在では冷蔵庫がその役割をしている。


マンモス団地

大規模な住宅団地を指す言葉。高度経済成長期に日本住宅公団が造成した住宅団地で、1000戸以上の規模を持つものを指す場合が多い。

「マンモス」は接頭語的に名詞につき、「巨大な、大型の」などの意味があります。「マンモス校」という言葉もよく聞きますね。酒井法子さんのうれピー語「マンモスうれピー」でも「マンモス」が登場。

似た言葉で「ガリバー」があります。「ある分野において圧倒的に巨大な存在を表す」という意味で、「業界のガリバー的存在」などと使います。


かまきりハンドル

自転車のハンドルの形がカマキリの前足のように長く鋭角的になっているもの。

石田衣良さんの「4TEEN」で登場します。(同作品は渋谷教育学園幕張中に出題です)

個人的に懐かしくてニヤニヤしました。ヤンキー御用達の改造ハンドルのイメージがありましたが、正式な商品も発見しました。ブリヂストンさんすごい!


おうむ返し

相手が言ったことをそのまま繰り返すこと。オウムが人の言葉を真似するところからきた言葉。また和歌で、他人の詠んだ歌を一部だけ変えて即座に返歌することを「オウム返し」といったことによる。


同じ穴の狢(むじな)

一見別なように見えても実は同類であることを表すたとえ。悪事を働く者に対して用いる場合が多い。ムジナはアナグマの別名。アナグマの掘った穴にタヌキも住んでいることがあり、人を化かす動物が同じ穴に住んでいるところからできた言葉だという説がある。


いたちごっこ

子供の遊びに由来する。2人で相手の手の甲を交互につまみ合っていく。そのいたちごっこ遊びは交互に繰り返すだけで切りがないことから、お互いが同じようなことを繰り返し、らちが明かないことを「いたちごっこ」というようになった。


たくさんの生きものが文章中に生息しています。

読書中に見つけた「生きものの名前が付いていることば」で動物園マップを作ると楽しいと思います。

自分でベースを作り(既存の園内マップでもいいです)、見つけた言葉を付箋に書いて貼ったり、直接書き込んだりすれば立派な自由研究になるはずです。

子供の頃「野生の王国」というテレビ番組が好きでした。オープニングでセンターからドーンと迫ってくる「野生の王国」のタイトルにワクワクしましたね。

いつもは野球中継でチャンネル権を独占しているこわい父親も、この番組は一緒に観てくれました。うれしかったです。

今は子供とNHKの「ダーウィンが来た!」を観ていますよ。

かわいい動物動画を扱った番組もよく見かけます。生きもののことって、会話が弾みますよね。その会話から知的好奇心が芽生え、読書にも繋がってほしいなと願っています。


最後まで読んでいただきありがとうございました。

子供たちの読書量が豊かになり、家族の会話が増えますように。

次回は「気持ちを表すことば」を書こうと思います。「ぬか喜び」「腹の皮と背中の皮がひっつく」などなど…。

よろしければ前回の記事です。「性格・態度に関することば」をどうぞ!


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