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「やめられない、とまらない」語りつくせない!?思い出があふれ出します。

こんにちは。

「1粒300m」このキャッチフレーズ、小学生にはピンとこないと思いますが、江崎グリコさんのキャラメル「グリコ」のパッケージに記されているフレーズです。

グリコのキャラメル1粒で約300m走れるエネルギーを摂取できるという意味ですが、僕は子どもの頃、キャラメルを延ばすと300mになることだと思っていました。とんでもない勘違いでお恥ずかしい……。

グリコとスポロガム。おまけ欲しさに買ってもらいました。スポロガムなんて小学生には「何それ?」でしょうね。

そんな昭和世代しかわからないお菓子も中学入試問題頻出作家さんの作品に登場することがありますよ。作品の時代設定を演出する小物としての役割もあると思います。



というわけで今回は、中学入試問題頻出作家さんの作品から見つけた「お菓子に関することば」で小学生が「何それ?」って思うものを紹介しますね。


まずは「膝小僧の神様(群ようこ)」より

だんだんカズコちゃんはわがままをいいだして、「あーあ、あたしチューブ・チョコレートが食べたいなあ」と何度も何度も訴えた。

出典「膝小僧の神様」群ようこ(新潮文庫)

「チューブチョコレート」です。1954年フルタ製菓から発売。後継商品に「チョコソフト」がありましたが、現在HP上にはありません。

チューブをチューチューする姿は決してお行儀のよいものではありませんが、僕は駄菓子屋で買って食べてました。アニメの世界名作劇場シリーズがパッケージになってました。

同作品よりもうひとつ。

私は放課後急いで家に帰り、母親にみつからないように茶ダンスのなかから、サクマのドロップやおせんべいやチューレットを紙袋のなかにいれて、こっそり持ち出した。

出典「膝小僧の神様」群ようこ(新潮文庫)

「チューレット」です。1956年森永製菓から発売のチューイングソフトキャンディ。「食べられるチューインガム」として開発されたそうです。そのチューレットをリニューアルした商品が「ハイチュウ」です!

「食べられるチューインガム」というフレーズを見て、幼少期にガムを飲み込んでいたことを思い出しました。ちょっとうしろめたい気持ちを抱きながら飲み込んでましたね。なんでそんなことしてたんかな……。

続きまして「くちびるに歌を(中田永一)」より

夜、二階の自室に寝転がって、サクマ式ドロップスを口の中でころがしていた。

出典「くちびるに歌を」中田永一(小学館文庫)

「サクマ式ドロップス」です。上記「膝小僧の神様」の引用部分にも登場してます。アニメ「火垂るの墓」でも有名です。1908年佐久間惣次郎商店さん(後の佐久間製菓株式会社)が発売、1913年に缶入りでの発売になったそうです。佐久間製菓株式会社は2023年1月に廃業しています。

缶から取り出して食べるのですが、僕はハッカの白いやつが苦手で、最終的にそればっかりが残ってました。



それではその他【小学生が「何それ?」って思うことば】第62回「お菓子に関することば」を紹介させてください。

ペロティチョコ

私はしかたなく、ペロティチョコよろしく白と茶色になってしまったリボンをセーラーカラーに結んで、ぱんぱんに膨らんだ学生鞄を提げると、「いってきまあす」と玄関を出た。

出典「でーれーガールズ」原田マハ(祥伝社文庫)

1970年に江崎グリコが発売。表面にキャラクターが描かれた棒付きチョコレート。ペロンパ・ペロタンなどの姉妹品がありました。表面をなめ消す作業が終わるまで食べてはいけません(笑)


8分の5チップ

分数の授業をしているのが、「8分の5チップ」の名前の由来の話になり、果ては「人気商品というのはだなー」とどう考えても小学生にするようなことでない話題を講義していたりした。

出典「夜の朝顔」豊島ミホ(集英社文庫)

1979年にエスビー食品が発売。サイズが他社ポテトチップスの8分の5でひと口で食べやすいというもの。ネーミングが秀逸。エスビー食品は他に「鈴木くん」「佐藤くん」など記憶に残るネーミングのお菓子がありました。


ヨグール

フルーツヨーグルトのほうは僕の記憶がただしければ新発売の「ヨグール」だったと思う。

出典「そこに僕はいた」辻仁成(新潮文庫)

1969年に雪印乳業が発売。ヨーグルトの中に果肉が入っている商品。僕は食べたことがないです。ぜひ食べてみたい。


ミルクセーキ

学食でミルクセーキを飲みながら話しているときだった。

出典「ふたつのしるし」宮下奈都(幻冬舎文庫)

お菓子ではないのですが、今の小学生には馴染みがないと思います。子どもの頃、生卵を使用する謎の滋養ドリンクだと思っていました。朝ドラの「エール」に登場して話題に。

我が家ではカルピスとコーラを足して「カルピコ」と呼ぶ飲み物を飲んでました。近所の間ではそれで通じていたので一般的なものなのでしょうか。久々に記憶が蘇りました。ご存じの方がいらっしゃいましたらうれしいです。



今回は中学入試問題頻出作家さんの作品から見つけたお菓子を紹介しました。そのお菓子は、作家さん自身の思い出が反映されているものなのかなと。自分が子どもの頃食べていたお菓子が登場すると、その作家さんに親近感を持ったりします。

コロン・チェルシー・ぬーぼー・ねるねるねるね……。

思いつくまま書きましたが、「それあったよね!」となるとなんか一瞬で会話が弾みそう。小学生には「何それ?」かもしれませんが、もしお子さんが読んでいる小説・物語にそんなお菓子が出てきたら親子の会話のネタにしてほしいと思います。



最後まで読んでいただきありがとうございました。

子どもたちの読書量が豊かになり、家族の会話が増えますように。

次回は「夏に関することば」を書こうと思います。「夏休みの友」「ラジオ体操の皆勤賞」などなど…。

よろしければ前回の記事です。「たとえに関することば」をどうぞ!


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