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🇰🇪ケニア編8-5| サファリより印象に残ったもの【教科書に載っていない世界一周】

現地のサファリツアーに参加。
現代のマサイ族の舞台裏を垣間見る。
本場のインドマグロで大トロを味わおうと
地元の日本食レストランへ向かってみたが。。



(この記事は110ヶ国を訪問した筆者が、なかでも最も刺激的だった2001年からの13ヶ月にわたる世界一周を、現在の目線で振り返ったものです)

🐘 初めてのサファリ

ケニアに来たからには、サファリには行っておくべきか。
ただ正直に言うと、ぼくはそこまで動物に強い興味があったわけではない。

せっかくここまで来たのだから、一応見ておくか
その程度の動機だった。

宿でツアーに申し込んだ。
向かったのはマサイマラ国立保護区。
ジープに乗り、サファリエリアのゲートをくぐる。

その直後だった。

🌍 あちこちに動物の群れ

草むらの向こうに何かが動く。ダチョウだった。

並んで立っている高射砲のような影がある。
近づくと、キリンの群れだった。

地面の一部が黒く見える。
それは百頭を超えるバッファローヌーの群れ。

運良く最初の2~3時間で、園内で見れる動物のほとんどに遭遇。
サバンナで最も獰猛な動物は”ビッグファイブ”と呼ばれており、ライオン・ヒョウ・チーター・象・サイが含まれるが、サイ以外のほとんどを見ることができた。

ヌーの群れ

🦁 迫力を決めるのは距離

さらに驚いたのは距離だった。

ライオンが道端で寝ている。
ジープは2メートルまで近づくが、まったく動じない

チーターは一匹で立ち、地平線をじっと見ている。
カバワニシマウマも普通にそこにいる。

柵はない。距離の制限もない。
動物園とはまったく別のものだった。

ドアや窓ガラスは開けられないが
ルーフウィンドから立ち上がり
直に動物たちを眺められる

それだけで迫力は違った。

獲物を狙うライオン

🪶 マサイ族の“舞台裏”

その日はサファリエリアの一角にあるテントに宿泊。
夕方にはマサイ族のエリアでのダンスショーだ。

土壁の家。槍を持ち、赤い民族衣装をまとった彼らがドラムに合わせ、高くジャンプする。
いかにも「アフリカらしい」光景だった。

マサイ族の人々

ふと気になって舞台の裏側をのぞいてみた。

真新しいトヨタ車に乗って駆けつけてきた彼らは、素早くスーツを脱いで民族衣装に着替えていた
話を聞くと、普段は首都ナイロビの街で働く会社員だという。
週末になると集落に戻り、観光客向けにこのようなダンスを披露しているらしい。

多くの観光客は、マサイ族が現代でも土壁の家に民族衣装で生活していると思い込んでいるようだが、時代はすでに変わっている。
既に彼らの多くは現代的な都市生活者のようだった

🍖 意外だった本場の大トロ

ナイロビでは、野生動物の肉を出すレストランにも行ってみた。
野生の動物の肉にトライできるレストランはとても高い(現地での一般的な食費は200円程度なのに対し2500円もした)のだが、面白い経験だった。
シマウマはやや硬いビーフのような食感。
ワニは鶏肉に近く、意外と食べやすかった。
ダチョウはポークとマトンの中間のような味わい。

一方で、日本食レストランにも足を運んだ。
目指すは刺身、中でも大トロだ。

インド洋はマグロの漁場でもある。
本場のもののトロが食べられるのではないか」
と期待していた。

だが注文して出てきたのは、普通のマグロ。
衛生面は問題ないが、
可もなく不可もない"普通のマグロ"だった。

どうやら脂の乗った旨いマグロは日本に輸出されてしまうらしい。
場所と品質が一致するとは限らなかった。

🧭 “知っているつもり”だったもの

アフリカはすでに何度か訪問していた。
だから、どういう場所か感覚は持っているつもりだった。

しかし今回のアフリカ上陸で、
その認識は少しずつ修正されていった。

サファリでの動物たち。
都市で働きながらも、観光の場では伝統を演じる人々。
本場に行っても手に入らない食材。

これまで自分には見えていなかった部分が多かった。

🔚 来て初めてわかること

アフリカは決して楽な場所ではない。
治安には常に気を配る必要があり、気を抜けない場面も多い。

それでも、現地の光景を目の前にしたときに、はっきりと感じた。

ここには、来てみなければわからないものがある
そしてその思いは、これから更に強くなっていった。

ケニア編はここまで。
次回は隣のウガンダへ移動します。

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